北方領土から来たロシア人たちと交流しよう
「めやす」マスター研修2014、事前課題として報告された実践プラン。実際に交流できるチャンスを、限られた時間内で充実したものにできないものかと、校内を案内し体育館でスポーツ交流をするための準備を行う。本当に通じたときの生徒の喜びが大きく、もっと学びたいという意欲につながっている。
Category
- 言語
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- ロシア語
- 対象
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- 中高生
- 活動タイプ
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- インタビュー
- フィールドワーク
- プレゼンテーション
- 交流
- アウトプット
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- ポスター
- 話題分野
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- 地域社会と世界
- 学校生活
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単元目標
<場面状況>
N高校の生徒たちは、北方領土から来たロシア人たちと交流をすることになった。
短時間の滞在の中で、校内の案内をし、体育館でスポーツ交流をする。
インタビュー
このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。
数年前、北海道根室市にいたときに実践したものです。
どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。
必要に迫られて準備をはじめました。机とノートでの学習ではなく、実際に交流できるチャンスを、限られた時間内で充実したものにできないものか、と考えました。
実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。
勉強していることが、「本当に通じるんだ」という新鮮な喜びがあったようです。「もっと話したかった」という気持ちから、学習のモチベーションが上がったように思います。
このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。
場所柄、交流のチャンスは何度かありましたが、「継続性を持って」指導することがなかなかできませんでした。「もっと勉強したい」という気持ちを、次年度や、次の学年に引き継いでいければ、もっといいと思います。
同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。
北方領土とのビザなし交流を受け入れる予定のあるロシア語学習者を指導する際には、参考にしていただければと思います。個人のレベルでは解決できない政治的な問題ではありますが、話題にしなくても「知っていて」交流することは、大きな意味があります。そして、国の問題を超えて、「人間同士で交流するあたたかさ」を感じることが、未来の若者たちの視野を広げてくれると期待しています。
執筆者
「外国語学習のめやす」マスター研修の修了者(2014)。参加当時、北海道札幌西陵高等学校教諭(国語)。前任校でロシア語を担当。「外国語学習のめやす―ロシア語教育用―」(2015.3冊子発行)作成プロジェクトメンバー。日露教師合同研修(2015.8)コーディネーター。