公益財団法人国際文化フォーラム

学びを深める募集

10/20 草から縄をなってアシナカ草履を編む(於:鹿児島県日置市)ー「モリトクラシト・メカニクス」シリーズ03

「テンダーさんのその辺のもので生きる」オンライン講座でも人気の高かった「縄ない」と「アシナカ草履」の講座を、モリトクラシト・メカニクスの第3弾として開催します。

ふだん何気なく目にしている雑草のなかには、チガヤや苧麻(ちょま)など、わりあい簡単に繊維を取れる植物があります。

それらの草をなうと、縄や紐といった強度のある「線」ができます。なった縄や紐を編むと、履き物や敷物などの「面」ができます。さらに、編んだ「面」を組みわせると、カゴや家などの「立体」物にも発展させることができます。

このように、繊維植物の性質を知って活かすことができるようになると、暮らしに役立つさまざまなものを身近な草から自分の手で作ることが可能になります。

この講座では、チガヤやワラなどの身近な植物(自然繊維)をなって、縄(ひも、ロープ)を作り出します。
さらに、縄を編んで、アシナカ草履という履き物を作ります。

アシナカ草履は、足裏全体ではなく足裏の前半分だけを保護する、長さの短い草履です

「草から縄をなってアシナカ草履を編む」ですること

・身近な自然繊維から縄(ひも、ロープ)を作る技術を体験します。
・縄(ひも、ロープ)から暮らしに役立つ面状のものを作ります(今回の講座ではアシナカ草履という履き物)。
・身近な植物をなうことで「線」(縄)を作りだせること、「線」を編んだり織ったりすれば履き物やゴザのような「面」を作れること、「面」を組み合わせると袋や家などの「立体」を作れることを体験を通して考察します。

持ちもの(当日持ってきてください)

1)チガヤなど引っ張っても切れにくいイネ科の草や稲ワラなどを4つかみほど。
・今は、田んぼでヒエ(イネ科)を取る時期なので、お願いすればヒエをもらえるかもしれません。
・一本の長さは長ければ長いほどいいです。
・刈ったあと野ざらしのままで時間が経ったものはパリパリと砕けるので使えません。切りたてのものが安心です。
*どうしても手に入らない場合は市販の麻縄を一玉ご用意ください。

2)よく切れるハサミ(縄をなった後にはみ出た草を切ります)

3) 作業しやすい服装
・ズボン(アシナカ草履は「あぐら」で編むのでスカートはおすすめしません)
・すぐ裸足になれる履き物(アシナカ草履は足の指を使って編みます)

ものづくり中のケガなど

道具を使い慣れていない場合、ちょっとした切り傷などのケガをする可能性があります。
参加者のみなさんには、これから先の人生で道具を使いこなし自分に必要なものを作っていくためにも、講師の説明に十分耳を傾け、自分の身の安全を自分で確保する感覚と術を養っていただければ幸いです。

国際文化フォーラムは、講座実施中のケガなどに備え、イベント保険に加入しています。詳細は、下記「実施概要」の「お申し込みにあたってご同意いただきたいこと」ー「2. ご自身の安全の確保と免責について」をお読みください。

講師: テンダーさん

鹿児島県日置市で、環境問題を解決するための工房「ダイナミックラボ」を運営。システム思考、オープンソース、非暴力コミュニケーション、先住民技術、適正技術等の人類の叡智を核に、考え、実践・実現し、伝えることを繰り返しています。
2021年2月〜2023年3月まで、「テンダーさんの『その辺のもので生きる』オンライン講座」(TJF主催)の企画・講師を担当。
著書に「わがや電力 12歳からとりかかる太陽光発電の入門書」(ヨホホ研究所)。

 

シリーズ 「モリトクラシト・メカニクス」 について

モリトクラシト・メカニクスは、裏山や川で手に入る草木や竹や石などの自然素材を、工具を使って加工し、新たな「道具」を作ることで算数や数学、理科や物理といった教科の内容を楽しい体験として習得するプログラムです。この一連を通して、暮らしに必要なものを自ら作り出せるタフなお子さんへの成長をお手伝いします。

実施概要ー草から縄をなってアシナカ草履を編む

日時

日にち 2024年10月20日(日)

時間    13:30 – 16:30(5分前までに受付をすませてください)

会場

日置市伊作地区公民館

鹿児島県日置市吹上町中原2568番地

募集対象・人数

小学校1年生〜高校3年生 30人 

参加費

無料

申込方法

下記よりお申し込みください。
お申し込みはこちら

*申込フォームへの接続がうまくいかない場合は、japanforum@tjf.or.jpにご連絡ください。

申込締切

2024年10月17日(木)
*定員に達した時点で締め切ります。

お申し込みにあたってご同意いただきたいこと

【重要】お申込みの前に必ず、保護者の方といっしょにお読みください。

1. 録画・撮影および画像・映像の利用について
国際文化フォーラム(TJF)は、活動の様子および参加者が制作した成果物等を、写真と動画で記録します。
・撮影した写真および動画は、本プログラムおよびTJF事業の広報活動*(告知や報告を含む)に使用することがあります。
・使用にあたっては、個人名が特定されないよう配慮いたします。
・本名や学校名・所属先を掲載する場合は、あらかじめご本人と保護者の方の了承を得ます。

*本プログラムTJF事業の広報に利用するおもなメディア
TJFのウェブサイト http://www.tjf.or.jp/
同  Facebook https://www.facebook.com/TheJapanForum/
同  インスタグラム https://www.instagram.com/thejapanforum_tjf/
同  事業報告書(ウェブおよび印刷物)  http://www.tjf.or.jp/publication/coreca/
講師テンダー氏のメルマガやSNS、Webサイトなど https://sonohen.life/

2. ご自身の安全の確保と免責について
さまざまな技術を体験し身につける過程では事故やケガなどが発生する可能性があります。
講座中は、講師やTJFスタッフがお伝えする安全についての注意を守り、ご自身の安全を十分に確保してください。

*保険について
TJFは、講座参加中ケガなどに備えてイベント保険に加入しています。保険の詳細はこちらをお読みください。
なお、講座実施中および講座終了後の事故・トラブル(講座終了後にご自身で講座で制作したものを使用したり新たに制作したりする場合を含む)について、TJFおよび講師は一切の責任を負いません。

3. 日程の変更・中止について
下記の状況が発生した場合には、TJFの判断により、講座の日程を変更、または中止する可能性があります。
1) 病気、ケガ、事故およびその他のやむを得ない事情で講師が講座を行えない場合
2) 交通機関が大幅に運行遅延した場合、または交通手段が遮断された場合
3) 自然災害、悪天候などにより、講座の開催に支障が生じた場合
4) その他の重大な事故、及び事件などによりTJFが開催決行を不可能または困難と判断した場合

その他

・水分補給のための飲み物をご用意ください。
・発熱など体調不良の場合は、来場をお控えください。

主催・お問い合わせ

公益財団法人国際文化フォーラム(TJF)

担当:室中
japanforum@tjf.or.jp

後援

日置市教育委員会(申請中)

協力

日置市伊作地区公民館