くりっくにっぽん活用術


レアリア(生教材)を使って動詞を勉強しよう

執筆:ファンヘジン(クォンソン高校)

話題/目標:自分と身近な人々、趣味とスポーツ

2014.11

『日本語Ⅰ』(チョンゼ出版社)の4課と関連。
1. 動詞を三つ(1類、2類、3類)に分けることができるようになる。
2. 授業で学んだ単語を探すことができるようになる。

目 標

1. 動詞を三つ(1類、2類、3類)に分けることができるようになる。
2. 授業で学んだ単語を探すことができるようになる。

対 象 高校2年生、35人
日本語レベル 初級(3分の1ぐらいの生徒が平仮名をはっきり覚えていない)。『日本語Ⅰ』(チョンゼ出版社)の4課と関連させる。
準備するもの

ハンドアウト

手順

1. 動詞の3つの分類について説明する。
  1類動詞:2類、3類動詞を除いたすべての動詞。
  2類動詞:最後が「る」で終わり、その前に「い段」または「え段」の字が来る動詞。
  3類動詞:「する」、「来る」
2. ハンドアウトを配り、その内容について説明する。
3. 各グループで下線がひいてある動詞が何類なのかを考え、ハンドアウト内の表に書き込む。
4. グループごとに、分類した結果を発表し、ほかのグループの結果と比べる。
5. ハンドアウトの文章で、今まで学習した単語をグループメンバーみんなで探してみる。
6. 正解がチェックされた資料を見ながら、自分たちが見逃した単語を確認する。

生徒の反応

  1. 日本のサイトを見ることが初めてで、とても新鮮だった。
  2. 自分の知っている言葉を記事の中で見つけるのが楽しかった。
  3. 授業で学んだことを生かしてその場で確認出来るのが良かった。
  4. 今まで勉強してきた内容が日本語のホンの一部分だと実感した。
  5. 難しかった。
  6. 内容にあまり興味を感じられなかった。
  7. もっと楽しい素材があってほしい。
  8. 漢字が多い。もっと分かりやすい言葉を使ってほしい。

目標の達成度

  1. 日本の動詞を三つ(1類、2類、3類)に分けることが出来る。
    → ただ教師の説明を聞いて理解するより生の教材を用いて学んだ方が、より効果的で、長く覚えられると思う。
  2. 授業で学んだ単語を探すことが出来る。
    → 教科書だけで教えると、フォントが少し違っただけで読めなくなる生徒たちが多い。このような練習が重なるともっとゆとりのある読み方ができると期待される。

国際文化フォーラム
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