読解教材を使って、日本の大学生がどのような活動をしているのかを学ぶ。
インタビューに関するさまざまなアクティビティをしながら、内容の理解を深める。
アクティビティの内容は、インタビューの主旨をまとめる、関連表現やカタカナ言葉のマッチングや選択問題、日本と自分の地域の環境活動の比較と考察、ポスターや寸劇の創作などを含む。
この一連の活動を通して、学習者は現時点での環境に対する自分たちのあり方を再評価し、さらに何ができるかを考える。

目 標	・いろいろなアクティビティを通して、インタビューに使われた表現の意味を推論し学ぶ。 ・環境問題に関連するカタカナことばを本文から拾い出し、意味をマッチングで確かめる。 ・日本の学生の環境活動への参加の様子を要約する。 ・エココンに参加した学生の意見や感想、彼らの将来の夢などを読み取る。 ・自分の国の環境活動の内容が日本とどのように違っているか、似ているかを比較、考察する。そして、その文化的な背景を考え、学び取ったものをポスター作りや、寸劇などの創作活動に生かす。
対 象	中学生
日本語レベル	初級～中級

準備するもの

読解教材 「大学生のかんきょう活動」(Word形式) (PDF形式) 

ハンドアウト1(Word形式)
ハンドアウト2(Word形式)

手順

活動1：インタビューを読む前のウォーミングアップ

ハンドアウト1を配る。

1. これらは、小学生を対象にしたリサイクル工作コンクールの入賞作品です。何だと思いますか。 
   

   (1)

   (2)

   
   何で作ったと思いますか。正しい材料を選びましょう。
   
   ハンドアウト1

   ハンドアウト1 (Word形式)


ハンドアウト2を配る


2. 何の写真だと思いますか。クラスメートに話しましょう。
   

   (1)

   (2)

   (3)

   (4)

3. 写真と説明をマッチングしましょう。
   
   ハンドアウト2

   ハンドアウト2 (Word形式)

    


4. 地域の環境をよくするために導入できるものを、上記の中から1つ、話し合って選びましょう。

活動2：インタビューの概要をつかむ

1. このインタビューには、4つの質問があります。まず、質問の意味を学習します。次に、黒板に「インタビューの質問」「答え」「わからない表現」を書きこむ表を書きます。そして、「インタビューの質問」の欄に質問を書きこんでおきます（例参照）。
2. 生徒は、一番おもしろいと思った質問を選び、そのセクションを全部読みます。または、教師が生徒に質問を割り振ってもいいでしょう。次に、生徒は「答え」の欄に答えの概要を英語で記入します。あわせて、「わからない表現」の欄に、わからない文型や表現を書きこみます。

例

インタビューの質問	答え	わからない表現
質問1　2008年のエココンにはいくつのグループがでましたか。
質問2
質問3
質問4

活動3：インタビューの言語と内容の学習

1. 日本語の単語と、同じ意味の英語を結びましょう。

(1)かんきょう  (2)かつどう  (3)はっぴょうします  (4)せつめいします  (5)しょう  (6)ちきゅう  (7)しゃかい  (8)もんだい  (9)レジぶくろ  (10)へらします		a. activity b. Prize c. plastic shopping bag d. environment e. Earth f. society, community g. to reduce h. to explain i. issues, problems j. to present

2. 下の英語の単語をカタカナで書いたものを、インタビューの文章から見つけて表に書きいれましょう。

英語	カタカナ
1.Group
2.Recycle
3.Cup
4.Restaurant
5.Oil
6.Candle
7.Homepage
8.Staff
9.Contest

3. エココンは何の略だと思いますか。下から選び、なぜその答えを選んだか、理由を説明しなさい。
   (1)エココンのエコ：a エコノミー b エコロジー c エコー
   (2)エココンのコン：a コンサート b コントロール c コンテスト
   
4. インタビューの質問2のセクションで、下の表現を見つけて下線を引きなさい。
1. A group from Nagoya is promoting recyclable cups at local cinemas.
（名古屋の団体は、ちかくのえいがかんに、リサイクルのコップをすすめています。）
2. Another group make quizzes about environment and put it up on their homepage (website).
（ほかのグループは、環境のクイズをつくって、ホームページに載せています。）
3. The homepage can be seen from your mobile phones.
（そのホームページは、ケータイで見ることができます。）
4. In the magazine, they explain some ideas that are gentle to Earth and people, in a fun and easy way.
（そのざっしの中で、ちきゅうと人にやさしいアイディアを、楽しく、かんたんに説明しています。）
5. インタビューの質問3のセクションで、下のことばを言ったのは、啓太ですか、飛翔ですか。
1. I wanted to do something with adults and students from other universities.
（ほかの大学生やおとなの人といっしょに、もっと何かをやりたかたからです。）
2. I thought “What can I do for our environment?”
（「わたしはかんきょうのために、何ができますか」とかんがえました。）
3. University students are organizing the contests for university students.
（大学生が、大学生のコンテストをやっています。）
4. The theme of the contests is environmental issues. It’s interesting.
（コンテストのテーマはかんきょうもんだいです。おもしろいですね。）
5. First I joined a group in my university. And now, we are reducing the usage of plastic shopping bags in the university.
（まず、私の大学のサークルに入りました。そして、いま、大学の中のみせのレジ袋をへらしています。）
6. インタビューの質問4のセクションで、啓太と飛翔は、将来何をしたいと言っていますか。英語で説明しなさい。
   
7. 前回、前々回のエココンのグランプリを受賞した団体は、どんな活動をしていましたか。英語で説明しなさい。
   
8. 啓太と飛翔はなぜエココンに関わるようになりましたか。理由を英語でまとめなさい。
   

活動4：話し合い、グループ制作

1. グループワーク：環境のために、あなたやあなたの家族がしている活動について話し合いましょう。グループが行っている活動のリストを作りましょう（日本語で作るか英語で作るか、教師に尋ねましょう）。エココンでグランプリを受賞した団体の発表風景を見てみましょう。http://www.ecocon.info/application/finalist.html（写真をクリックすると発表風景が見られます）

下記の点について話し合いましょう。
• エココンで発表されたアイデアは、あなたのグループで話し合ったものと同じですか、違いますか。
• エココンで発表されたアイデアのうち、あなたの地域で取り入れたいものはどれですか。
• グループで作ったリストのうち、日本でも取り入れてもらいたいアイデアはどれですか。
2. グループ制作
1. グループが行っているユニークな環境活動を日本の人に紹介するポスターを作りましょう。できるかぎり日本語を使って作りましょう。
または
2. グループの活動をエココンで発表する寸劇を作りましょう。時間は5分以内です。
1. 環境のためのユニークな活動を紹介するストーリーを考えます。
2. 日本語で台本を書きます。
3. メンバーの役を決めます。
4. 何回か練習しましょう。
5. クラスで発表します。
オプション--発表をビデオに録画し、日本の姉妹校に送りましょう。

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解答

活動1-1	(1)-a,b (2)-c,d,e
活動1-3	(1)-4, (2)-1, (3)-3, (4)-1
活動3-1	(1)-d, (2)-a, (3)-j, (4)-h, (5)-b, (6)-c, (7)-f, (8)-I, (9)-c, (10)-g
活動3-3	(1)-b, (2)-c