くりっくにっぽん活用術


私もデコ(キャラ)弁作ります!

執筆:仁川大学 東アジア国際通商学部日本通商学部招聘教授 岩間晶子

話題/目標:他教科とつながる、文化を捉える視点を身につける、日常生活、気持ちや考えを伝えあう、自分と身近な人々、自分・自文化と比べる、食

2015.02

キーワード:・話し合い・キャラクター弁当作り・初級~
1)テーマ「キャラクター弁当」に関わる言葉の意味などを確認する
2)キャラクター弁当についての記事を資料に、キャラクター弁当について話し合い、理解を深める。
3)グループでキャラクター弁当を企画し、作る。

目 標

1.日本のさまざまなお弁当文化について考えることができる。
(以下2時間構成の場合)
2.動詞の「ます形」を自由に作ることができる。
3.与えられた単語を使って、料理に関する色々な動詞を使い
こなすことができるようになる。
【応用】「辞書形+ことができます・できません」、「〜が必要です」、「〜ます」を使って、自分の思いを伝えることができる。

対 象 初級レベルの中高大学生
日本語レベル (動詞の辞書形とます形の学習時のレベル)
準備するもの

手順

1. 教科書に基づいて動詞の「ます形」の導入および「じしょ形」の確認を行う。また、日本のお弁当文化についてのコーナーを読み、地方の特色を生かした様々な駅弁があることを知る。

2. くりっくにっぽんの各種資料(「父、キャラ弁をつくる」「お弁当―食べる楽しみ、伝わる温もり―」)を用いて、デコ弁やそれを作る人の気持ちを理解する。また、日本では学校や職場など、日常生活の中にお弁当文化が溶け込んでいることを知る。

3. お弁当の長所や短所について自由に話し合う。
【応用】︎「じしょ形+ことができます・できません」を用いてお弁当の長所や短所について話し合う。(この際辞書を使って単語を自由に調べる。)

4. 日本のお弁当文化について紹介をする。
・日本のお弁当が冷たいままでも食べられていること、そのために味付けを工夫していること
・職場でも一人で食事をとる環境があること
・韓国の方がより自由な外食文化が発達している点(日本でお弁当が発達した背景)など
・日本で「弁当男子」「おひとりさまのお弁当」など、対象や用途に合わせてたくさんのジャンルがあることを、ブログを通して紹介する。(資料「お弁当のサイト」および下記リンク参照のこと)

5. (グループあるいは個人で活動し、ハンドアウト1に記入する)デコ弁を誰かのために作ってみることを提案し、理想のキャラ弁のアイディアを作ってみる。デコ弁を考える過程で、お弁当作りにどんな配慮や気遣い、想いが込められているかを実感する。

【留意点】グループで行う場合は、みんなが活動できるよう、「ごはん」「たまごやき」「ブロッコリー」など、具材を指定して、それぞれの生徒や学生が一つずつキャラ弁のアイディアを提供できるよう工夫する。

6. 作りたいデコ弁についてグループあるいは個人で発表する。
例)︎「わたし(たち)のデコ弁です。材料は〜と〜......です。」

7. (2時間構成の場合)お弁当作りの実習を行う。
ハンドアウト2を使っていろいろな動詞を紹介する。

【備考】材料は加熱したニンジンやブロッコリー、ゆで卵とごはん、パンなど火を使わないものを用いると、教室内で行えます。その際、海苔やハサミも準備すると、よりバラエティあふれるお弁当作りができます。

【参考ウェブサイト】

デコ弁
- いっちい先生のデコ弁:http://d.hatena.ne.jp/dekoben/
- おとなのデコ弁:http://kkawana1.blog.fc2.com/
- 幼稚園児のママによるお弁当:http://cooking567.exblog.jp/

旦那さんのためのお弁当
- 少食の旦那さんのためのお弁当:http://youkoppehappy.blog136.fc2.com/

弁当男子のお弁当
- 一人暮らしのお弁当:http://www.zennichi.net/b/st/index.asp
- 単身赴任中のお父さんによるお弁当:http://plaza.rakuten.co.jp/mitarashianko/

おひとりさまのお弁当
- 会社員女性のお弁当:http://masakichi3.exblog.jp/
- 懐かしくなるお弁当:http://syouwabenn.exblog.jp/

その他
- 広島県竹原市のサイト:http://www.city.takehara.lg.jp/
http://www.city.takehara.lg.jp/data/open/cnt/3/2807/1/pointo.P1-3.pdf


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