川柳を作ってみよう(協力:JTA)
2017.07
目 標 | ・くりっくにっぽん活用術「グローバルイシューを通してことばの力を考える」を参考に、ひらがな、カタカナを利用し川柳をつくって発表することができる(創意創作活動) |
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対 象 | 中級レベルの日本語学習者 |
日本語レベル | 新JLPT4~3級 |
準備するもの
手順
5分
1. 学習目標紹介
(1)日本の俳句と川柳の意味を学習者に聞きながら、学習者の注意をひく。
(2)学習者に質問しながら、学習目標を紹介する。
・俳句、川柳という言葉を聞いたことがありますか。
・俳句、川柳とはなんでしょう。
10分
2. 動機付け
(1)くりっくにっぽん活用術「グローバルイシューを通してことばの力を考える」の日本の生徒が作った詩の動画をみせながら、韓国の詩と日本の詩をくらべて話しあう。
(2)動画と韓国の詩と日本の詩の違いについて次の質問を中心に話しあってみる。(質問は黒板かパワーポイントで提示する。)
・川柳と俳句は何がどう違うでしょう。
・韓国にも似たようなものがありますか。日本の人にどういうふうに紹介しますか。
(3)学習者に質問しながら動機を高める。
10分
3. 川柳と俳句の意味確認と作品紹介(ワークシート1使用)
(1)俳句と川柳を意味を確認する。(教師の質問に学習者同士で自由に話してみる。)
・韓国にも俳句と川柳のようなものがありますか。
・俳句と川柳はどう違いますか。
(2)俳句と川柳の作品を紹介する。(作品の意味と特徴を説明する。)
・俳句と川柳の形の違いと意味の違いを考えてみましょう。
15分
4. 川柳をつくってみる
(1)最初からつくることが難しい学習者のため、最初は穴埋め式のワークシート2を準備し、空欄に自由にことばを入れることで川柳を完成することからはじめる。
(2)あたえられた題材で川柳を作らせる。
友達のこと、授業や試験のこと、母親や父親のこと、先生のこと等の中から、最近感じたことがないか問いかけてみる。
(3)川柳をつくる時の注意点を説明する。
川柳では「字足らず」や「字余り」になる場合もあるので、完璧に考えず、一度自由に書いてみることを勧める。
7分
5. 発表の時間
(1)川柳を完成した学習者から3人ぐらい代表で発表させる。
発表された川柳を黒板に書いてクラスのみんなと読みながら意味を考えてみる。
(2)字数が合わない場合
「たのしい」など4文字だったら「たのしいな」、「伝わらない」など6文字だったら「つたわらぬ」など、字を足したり、「ない」を「ぬ」に置き換えたりして、字数をそろえてあげる、などもう一度川柳の作り方を確かめてみる。
3分
6. 全体のまとめ
(1)どんな川柳が印象的だったか、おもしろかったか話し合ってみる。
(2)川柳と俳句の意味を確認し、日本文化の特徴について考えてみる。
生徒の作品
さむい冬 あなたが来たよ あつい冬
二年生 天真爛漫 うらやましいな
学校で 最後の春は 模擬テスト
期待して 空を見たのに きいろいな
スパイクだ いくら飛んでも とどかない
マイ未来 現在のオレ 次第です
あキャラメル ぼくにとっては 夜空星
きみの心 ぬすんだひとは ぼくだぼく