くりっくにっぽん活用術


ラーメンから始まった町おこし ~日本の国民食から世界食へ~

執筆:西村パーク葉子

話題/目標:地域・世界とのつながりを認識する、地域社会と世界、教室の外とつながる、買い物、食

2019.08

ラーメン博物館に関するインタビュー記事を読み、日本の国民食ともいえるラーメンについて学ぶ。そして、新横浜の町おこしをめざして建てられたラーメン博物館のユニークなコンセプトと工夫について知る。また、昭和という時代をリサーチし、日本の歴史的知識を深める機会としても利用できる。

目 標

• ラーメン博物館について学ぶ。
• 昭和と言う元号についてリサーチし、自分の国の歴史を照らし合わせて見る。
• ラーメンを言葉で説明してみる。
• ラーメン博物館についての記事や推薦文を書く。

対 象 中学生・高校生レベル
日本語レベル 中級から上級レベル
準備するもの

手順

1. 内容確認のための質問
a) ラーメン博物館はどんな目的でたてられましたか。
b) 館内はどんなふんいきがありますか。それは、どうしてですか。
c) 今、どんな種類のラーメンの店がありますか。
d) ラーメン博物館でできることをリストにしてください。
e) 競争に勝つためにラーメン博物館はどんなことをやっていますか。
f) 一日、何人の人が来ますか。平日と休日とどのくらい違いますか。
g) ラーメン博物館の今後の目標を説明してください。

2. ディスカッションポイント
h) ラーメン博物館の目的は達成されたと思いますか。どうしてそう思いますか。
i) ラーメン博物館は、昭和33年(1958年)ごろのまちなみを再現しています。どうしてそのような昔のふんいきを演出したのですか。

3. リサーチと表現活動のヒント
j) 昭和という元号は、何年から何年か、どんなことがあった時代か、リサーチしましょう。そして、あなたの国では同じころどんなことがあったか、しらべて、チャートにして比べてみましょう。どんなことがわかりますか。また、今日本はなんという元号かしらべましょう。
k) ラーメンを知らない人に、どんな食べ物か、日本語で説明してください。
l) あなたの町にラーメン博物館の支店ができることになりました。あなたは、日本語のローカル紙に、ラーメン博物館の紹介する記事を書いてほしいと頼まれました。この記事を読んでわかったこと、ウェブサイトを見ておもしろいと思ったこと、などを参考に、300字ほどの記事を書いてください。http://www.raumen.co.jp/
m) 学校からの日本旅行で東京に行きます。あなたは、一日、ラーメン博物館に行くことを提案したいと思います。日本語の先生に、日本語で、ラーメン博物館のことを紹介して、ラーメン博物館で何ができるか、どうして行ったらいいと思うのか、説明してください。どこにあるか、東京からどうやって行けばいいか、などもウェブサイトでしらべて、書いてください。


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