くりっくにっぽん活用術


人間と動物のかかわり

執筆:西村パーク葉子

話題/目標:教室の外とつながる、日常生活、気持ちや考えを伝えあう、自分と身近な人々

2020.02

横浜国立大学の学生カラ・フレッチャーさんは、ときめき取材記のプロジェクトとして動物愛護センターの職員、佐藤さんにインタビューをしたが、今回はその感想を取り上げる。カラさんの記事を読み、動物が大好きな女の子が動物保護について考えるようになったきっかけを知る。

目 標

・ ペットを飼うことのメリット・デメリットについて話し合う。
・ ペットを飼うときの心構えや準備について考える。
・ ペットを数えたり、ペットの外見を言い表すことができる。

対 象 中学生から高校生
日本語レベル 初級から中級レベル
準備するもの

手順

1. 内容確認のための質問
a) カラさんは何才の時にねこがほしいと思いましたか。そして、何をしましたか。

b) その2年後、何がおこりましたか。

c) どうして「動物をかうのはやめよう」と思ったのですか。

d) 犬をかいたいと思ったのはいつですか。

e) 犬をかうために自分でどんなことをしましたか。やったこと、4つあげてください。

f) 日本に来て、イギリスとのどんなちがいに気がつきましたか。

g) どうして佐藤さんにインタビューしたのですか。

h) カラさんは、インタビューの後、どんなことを思いましたか。



2. ディスカッションポイント
i) カラさんは動物が好きだと言うことが記事のどこからわかりますか。

j) 動物をかうのに必要な心構えはどんなことでしょう。またどんな準備が必要でしょうか。話し合ってリストを作ってください。

k) ペットを飼うことのメリットとデメリットは何でしょうか。話し合ってください。(または、あなたはペットを飼っていますか。どんな時飼っていてよかったと思いますか。どんな時むずかしいと感じますか)



3. 表現活動のヒント
l) ペアワーク:あなたのペットをパートナーに説明しましょう。
例:わたしのペットはみみがながいです。あしがみじかいですetc
説明を聞いた人はそのペットの絵をかきましょう。その絵はペットに似ていますか。

m) ペアワーク:保護センターの人と、ペットがいなくなってさがしに来た人の会話を作りましょう。


【手順】
1. ペットの写真をクラスに持ち寄る。ペットのいない生徒も好きな動物の写真などを持ってくる。(ペットはいぬとねこに限ってもよい)

2. 生徒は性格を表す言葉のリストから自分のペットの性格を選んでカードに書く。
言葉のリストの例:かしこい(あたまがいい)、おとなしい、人が好き、あそびが好き、好奇心がつよい、つよい、あまえんぼう、やんちゃ、ゆうきがある、こわがり、飼い主にちゅうじつ、など。

3. 写真と性格カードをボードに提示する。この写真のコレクションを保護センターに保護されたペットとする。(ペットの数え方-匹-の練習もできる。例:しろいいぬは何匹いますか。3匹いますetc)

4. クラスをA(ペットをさがしている人)とB(保護センターの人)の2つのグループに分ける。AとBが一人ずつペアになる。Aは自分のペットの特徴をBに告げる。Bはボードからその特徴にあった写真をえらんで、Aにわたす。


【会話の例】
A: ちょっとすみません。私のペットがいなくなって、さがしています。

B: どんなペットですか。

A: 小さい犬です。いろはちゃいろと白です。みみが大きいです。あしがほそいです。しっぽがながいです。(みみが大きくて、あしがほそくて、しっぽがながいです。)

B: どんな性格ですか。

A: 人が好きです。そして、ちょっとあまえんぼうです。

B: ちょっと待ってください。その犬はチワワですか。

A: はい、そうです。

B: では、この犬ですか。(ボードの写真からを近いものをえらんでAに見せる。)

A: そうです。ありがとうございました。Or いいえ、ちがいます。もっと目が大きいですetc


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