ファッションで自己表現
vol.2
高校生リアルトーク:おしゃれをすると気分が上がる!
優花(高2)、さち(高2)、楓(高3)、はなこ(高3)
2012.10
プロフィール 優花(高2) さち(高2) 楓(高3) はなこ(高3) |
東京都内の高校に通う4人。みんなそれぞれファッションには興味がある。毎月いくらぐらい使うのか、おしゃれに対してどんな考えをもっているのか、本音を聞いた。
Q:洋服は誰と、どこに買いに行くことが多い?
さち:友だちと原宿とか池袋に。お母さんは買い物が好きじゃないから、一緒には行かないですね。
優花:私は1人で行くか、友だちと2人で行くことが多いです。3人以上では行かない。自分の好きな店をじっくり見るのに、つれ回すと友だちに悪いから。でも、友だちがいると新しい洋服に挑戦できるからいいんです。渋谷や原宿、イオンのようなショッピングモールに行きます。
はなこ:私はお母さんと行くことが多いかな。友だちと行くこともあるけど、お母さんのほうが私のことをわかってるから、いろいろとアドバイスしてくれるので。
楓:最近は、ネットの通販で買うことが多いです。グレイル、ギャルスター、神戸レタス、ラズレナでよく買います。安いんです。
Q:毎月どれぐらい洋服にお金を使う? そのお金はお小遣い?
優花:中学生のときは、毎月ちょっとずつ買ってたんですけど、高校に入ってからは、2、3ヵ月に1回、4万とか5万とかまとめて買っちゃいます。バイト代で買います。ドーナッツ店で週に3回ぐらいバイトしていて、大体40,000円ぐらいになります。バイト代は、洋服だけじゃなくて、飲食と化粧品にも消えていきます。化粧品がすごくかかるんです。例えば、つけま(つけまつげ)に月5,000円ぐらい使ってます。
さち:私もバイトしてます。でも、洋服よりも、友だちと遊びに行ったり、学校帰りにファストフードを友だちと食べたりするのに使っちゃいます。バイト代は2万円ぐらい。お母さんからもお小遣いを1万円もらってます。
はなこ:私は洋服はそんなに買わないです。1点買って、それを着まわすことが多い。私もピザ屋さんでバイトしていて、多いときは週に5回ぐらいやってます。40,000~50,000円は入ってきます。洋服代よりも、ケータイ代を払ったり、遊びに行ったりして使います。
楓:私は月に10,000円ぐらい使うときもあれば使わないときもあるという感じです。私も洋服代もケータイ代も飲食代も全部バイト代で払います。
Q:おしゃれをするときに大事なこと、気をつけてることは何?
優花:お化粧。それと足が長く見えるように、スカートの長さに気をつけたり、ヒールが高い靴を履くようにしてます。
楓:似合うものを着ることと髪型や洋服の色のバランスをとること。スタイルをよく見せるようにするのが大きなポイントかな。
Q:おしゃれは何のため?
優花:おしゃれは大好き。自分の好きな格好をしていると、気分を上げられるから。道を歩いていてだらしない格好の人を見ると、ああいうふうに見られたくないなって思います。家にいるときも自分の好きな格好をして、好きなものに囲まれていたい。部屋の家具とかも好きなものを置きたい。そっちのほうが気分が上がるし、楽しいから。髪の毛を何色にしようかなって、色で悩んでいるときがいろいろなことを忘れられるからいちばん幸せ。
さち:私はおしゃれは好きだけど、ゆうちゃんみたいにすごく関心があるわけじゃないですね。でも、その服いいねとか言われるのはやっぱりうれしい。
はなこ:気に入っている洋服を着ているときと、そうじゃないときのテンションは違います。私もいいねって言われるとうれしい。おしゃれをするのは、自分の気持ちを高めるのと、少しでもかわいく見られたいから。おしゃれじゃない子を見ると、自分は磨かなきゃって思います。外見だけじゃなくて、内面にも気を配りたいって思ってます。けちけちしないとか、誰にでも優しくするとか、女子力を上げたいですね。
楓:何かのためにおしゃれをするというんじゃなくて、女の子はスカートもはけるし、化粧もできるし、髪の毛も結んだり好きにできるし、せっかくだからできることはやろうって思います。私は口が悪かったりするから、せめて見た目をよくしたいって思う。
Q:どういう人がおしゃれな人だと思う。それから、どんな人になりたい?
優花:家にいるときもおしゃれで、自分をもっていて、人にやさしくできる人になりたい。最近、スタイリストの風間ゆみえさんにすごく憧れてます。
さち:その洋服を着てて、自分が楽しくて、自信がもてるのがおしゃれだと思う。
はなこ:バランスがいい人。見ていて楽しそうな人。
楓:お母さんみたいな人になりたい。3歳のときに離婚して、一人で姉と私を育ててくれたから。多分自分のことを我慢したり、いろいろと努力してたと思う。そういうことを全部ひっくるめて、おしゃれなんだと思う。年をとってもおしゃれに女性らしく生きたいなって思う。
Q:ところで、学校には制服はある? なければどんな服で行ってる?
優花:私の学校には制服ではなくて標準服(制服ではないが行事などでは着用することになっている)があります。「なんちゃって制服」も持ってはいるけど、標準服のリボンが「なんちゃって」よりかわいいから、標準服で行ってます。標準服と「なんちゃって」を気分で変えて着る子や、私服の子もいます。
さち:私の高校には標準服もないです。私服で通ってもいいけど、何を着ていくのか考えるのが大変だから、私は「なんちゃって制服」で行ってます。でも、3年生になるとだんだん私服の子が増えてきますね。理由はわからないけど。
優花:毎日、私服で行くのは私もいやです。私服は、学校外で学校の友だちに会うときのためにとっておかないと。じゃないと、この間も着てたなとか思われるのいやじゃないですか(笑)。
楓:私の学校は制服です。メイクはOKだけど、私服はだめです。制服は気に入ってます。制服で学校を選んだようなものですからね。夏服のスカートが好きだから、冬でも夏のスカートをはいてます。
はなこ:私も学校の制服が好きです。
優花:高校を決めるときに、制服は大事。いやな制服の高校には行けないです。
さち:私は、志望校に制服がなかったから最初どうしようって思いました。でも、学校見学に行ったら、「なんちゃって制服」の人が多かったので安心しました。私服だと毎日何を着ていくかを考えるのが大変だから。
Q:制服のどんなところが好きなの? それはなぜ?
優花:私服だと、きっと疲れちゃって授業受けられない。制服は足が隠れるから、足のこと気にしなくていいし。
さち:私服だったら、何を着るのか、組み合わせとか考えなきゃいけない。朝はそんな時間はない!
優花:毎朝考えるの、面倒くさいよね。お化粧もしないといけないから、時間もないし。
全員:制服はいろんな意味で超楽!
優花:それに制服って誰にでも似合うのがすごいと思う。
さち:そうそう。制服を着ると、みんな超かっこいい!
優花:スカートの丈とか紺ソの長さに気をつけると足が長く見える。みんなすごく研究してて、自分にあった長さにしてるところがすごい。
Q:学校にはお化粧をして行く? 髪の毛は染めてるの?
さち:私はお化粧はしない。したいなあって思って、バイト代が入ったら化粧品を買おうと思うんだけど、友だちとどこかに食べに行っちゃう...。髪の毛は自分で染めてます。
優花:自分で? うまいね。
はなこ:私の学校は、髪の毛を染めるのは禁止。
優花:私の学校は髪を染めるのも、お化粧するのも大丈夫。
楓:私も私服で出かけるときのほうがメイクは濃いですね。
優花:そうそう、目のお化粧がいちばん違う。
いつも持ち歩いている化粧品。小さなポーチじゃ入らない。
多分少ないほうだと思う。