ぼくの生活(せいかつ)の中心(ちゅうしん)は音楽(おんがく)です。ギターや三線(さんしん)で曲(きょく)をつくって歌(うた)ったり、沖縄の古典(こてん)音楽を習ったり、太鼓(たいこ)を打(う)ったりしています。
音楽をやりたいと思ったきっかけは、中学2年のとき「伊是名尚円太鼓(いぜなしょうえんだいこ)」というグループに入って太鼓(たいこ)の練習(れんしゅう)を始(はじ)めたことです。南風原高校を選(えら)んだのは、「郷土(きょうど)文化コース」で沖縄の文化や歴史(れきし)を勉強すれば、将来自分の音楽をつくるのに役に立つと思ったからです。
ぼくは、明るくて活動的(かつどうてき)で、やりたいことはすぐに実行(じっこう)しますし、何でも一生懸命(いっしょうけんめい)やります。中学では、音楽だけでなく、サッカーにも熱中(ねっちゅう)していました。でも、小学校のころは、自分(じぶん)に自信(じしん)がなく、内気(うちき)で、消極的(しょうきょくてき)でした。そして、4年生のころから、仲間(なかま)とたばこを吸(す)ったり、店で万引(まんび)きをしたり、バイクや車を盗(ぬす)んだりするようになりました。悪(わる)いことをしてみたいという気持(きも)ちがあったし、仲間(なかま)からのプレッシャーも強くて、やめられませんでした。やめさせようとする母の言うことも聞かずに、口ごたえばかりしていました。でも、中学2年で音楽と出会(であ)ったころから、悪いことをするのがいやになって、すっかりやめました。
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