「おこづかい」「お年玉」の金額
日本の高校生の「おこづかい」の平均額は、月に4,000円から5,000円です。また、「お年玉」の平均総額は、約40,000円です。
お駄賃
買い物や夕食の用意、風呂の準備などの家事の手伝いに対して、親が子供に与えるお金のことを「お駄賃」と言います。お駄賃は高額ではなく、100円から500円程度を渡すようです。自分でお金を稼ぐ苦労を味わわせるためにお駄賃を与えるのだと考える人もいれば、家の手伝いに対して報酬を与えるべきではないと考える人もいます。また、はじめから高額のお小遣いを与えるのではなく、お駄賃の形で適宜お金を与えたほうがいいと考える人もいます。
携帯電話
2000年3月末現在、携帯電話の加入者数は、5672万人。乳幼児を除いた国民の2人に1人が、携帯電話を使っていることになります。高校生で携帯電話を持っているのは、全体の約60%。そのうちの56%が、携帯電話を持つことで、「友人との仲が深まった」と答えています。一方、「必要のない電話をすることが増えた」と感じている高校生が37%いました。最近では、Eメールやインターネットの機能を持つ多機能携帯電話も普及し、友達との連絡やおしゃべりに欠かせないツール(道具)として定着しつつあります。多機能携帯電話を持っている女子高校生の約半数は、メールを一日に10通以上やりとりしています。月々の電話料金は、およそ4,000~7,000円で、「全額自分で出している」人が約3割、「自分と親で出し合っている」人が約2割、「全額親に出してもらっている」者が約3割、となっています。授業中に、私語の代わりにメールの送受信をする人が増えてきました。電車内で大声で話して周囲に迷惑をかけるなど、使用者のマナーの悪さが目につきます。
アルバイト
アルバイトは、ドイツ語「Arbeit〔労働〕」からきた言葉です。日本では、主に高校生や大学生が余暇を利用しておs金を得るために行う労働を指して言います。主に飲食店やコンビニエンスストア、ガソリンスタンドなどで、皿洗い、ウェイター、ウェイトレス、レジ係、販売員などをして働きます。学校の夏休みや冬休み、春休みなど長期の休みに働くことが多いようです。報酬は時給で支払われます。時給は、750円から1,000円程度です。公立学校では、原則としてアルバイトを禁止しているところが多いようですが、はっきりした理由を述べて申請すればよい、長期休暇中ならばよい、など例外を認めている学校もあります。
アルバイトでは、自由に使えるお金を得られるだけでなく、学校ではできない社会経験を積むことができます。また、自分の使うお金を自分で稼ぐことによって、金銭感覚を養い自立することができます。その一方で、アルバイトをするよりも、その時間を高校時代にしかできない勉強やクラブ活動に打ち込むべきだという考えもあるようです。
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