使うのは、立ち枯れしたセイタカアワダチソウなどでつくった火切り棒と、杉の板(火切り板)と麻ひもをほどいた火口(ほくち)。火切り棒を杉の板に押しつけ、手のひらで回転させて火を起こします。
火起こしをしながら、例えば、「いま火が起きないのは、小学校で習う『燃焼の三要素』の何が足りないからなのか?」といったことを観察、探究していきます。
この講座は、「燃焼」「熱」「摩擦」などの学校で習う知識を、「教科書に載っている覚えるべきこと」から「自分の生活に深く結びついている、かけがえのないもの」として学び直す時間でもあります。
「手と木の棒で火を起こす」ですること
・数万年伝わる摩擦発火という方法で、身近に手に入る木の棒から火を起こします。
・火起こしを通して、「燃焼」「熱」「摩擦」や身体の使い方を観察します。
持ちもの(当日持ってきてください)
・ ナイフ(小刀など刃渡の短いもの。カッターナイフは不可)
*ナイフのない方は貸し出しも可能です(申込フォームにご記入ください)。
ものづくり中のケガなど
道具を使い慣れていない場合、ちょっとした切り傷などのケガをする可能性があります。
参加者のみなさんには、これから先の人生で道具を使いこなし自分に必要なものを作っていくためにも、講師の説明に十分耳を傾け、自分の身の安全を自分で確保する感覚と術を養っていただければ幸いです。
国際文化フォーラムは、講座実施中のケガなどに備え、イベント保険に加入しています。詳細は、下記「実施概要」の「お申し込みにあたってご同意いただきたいこと」ー「2. ご自身の安全の確保と免責について」をお読みください。
講師: テンダーさん
鹿児島県日置市で、環境問題を解決するための工房「ダイナミックラボ」を運営。システム思考、オープンソース、非暴力コミュニケーション、先住民技術、適正技術等の人類の叡智を核に、考え、実践・実現し、伝えることを繰り返しています。
2021年2月〜2023年3月まで、「テンダーさんの『その辺のもので生きる』オンライン講座」(TJF主催)の企画・講師を担当。
著書に「わがや電力 12歳からとりかかる太陽光発電の入門書」(ヨホホ研究所)。
シリーズ 「モリトクラシト・メカニクス」 について
モリトクラシト・メカニクスは、裏山や川で手に入る草木や竹や石などの自然素材を、工具を使って加工し、新たな「道具」を作ることで算数や数学、理科や物理といった教科の内容を楽しい体験として習得するプログラムです。この一連を通して、暮らしに必要なものを自ら作り出せるタフなお子さんへの成長をお手伝いします。
実施概要ー手と木の棒で火を起こす
日にち 2024年9月28日(土)
時間 14:00-16:00(5分前までに受付をすませてください)
鹿児島県日置市吹上町中原2568番地
小学校1年生〜高校3年生 30人
無料
下記よりお申し込みください。
お申し込みはこちら
*申込フォームへの接続がうまくいかない場合は、japanforum@tjf.or.jpにご連絡ください。
2024年9月27日(金)
*定員に達した時点で締め切ります。
【重要】お申込みの前に必ず、保護者の方といっしょにお読みください。
1. 録画・撮影および画像・映像の利用について
国際文化フォーラム(TJF)は、活動の様子および参加者が制作した成果物等を、写真と動画で記録します。
・撮影した写真および動画は、本プログラムの報告およびTJF事業の広報活動(*)に使用することがあります。
・報告および広報での使用にあたっては、個人名が特定されないよう配慮いたします。
・本名や学校名・所属先を掲載する場合は、あらかじめご本人と保護者の方の了承を得ます。
*報告および広報活動のおもなメディア
TJFのウェブサイト http://www.tjf.or.jp/
同 Facebook https://www.facebook.com/TheJapanForum/
同 インスタグラム https://www.instagram.com/thejapanforum_tjf/
同 事業報告書(ウェブおよび印刷物) http://www.tjf.or.jp/publication/coreca/
2. ご自身の安全の確保と免責について
さまざまな技術を体験し身につける過程では事故やケガなどが発生する可能性があります。
講座中は、講師やTJFスタッフがお伝えする安全についての注意を守り、ご自身の安全を十分に確保してください。
*保険について
TJFは、講座参加中ケガなどに備えてイベント保険に加入しています。保険の詳細はこちらをお読みください。
なお、講座実施中および講座終了後の事故・トラブル(講座終了後にご自身で講座で制作したものを使用したり新たに制作したりする場合を含む)について、TJFおよび講師は一切の責任を負いません。
3. 日程の変更・中止について
下記の状況が発生した場合には、TJFの判断により、講座の日程を変更、または中止する可能性があります。
1) 病気、ケガ、事故およびその他のやむを得ない事情で講師が講座を行えない場合
2) 交通機関が大幅に運行遅延した場合、または交通手段が遮断された場合
3) 自然災害、悪天候などにより、講座の開催に支障が生じた場合
4) その他の重大な事故、及び事件などによりTJFが開催決行を不可能または困難と判断した場合
・水分補給のための飲み物をご用意ください。
・発熱など体調不良の場合は、来場をお控えください。
公益財団法人国際文化フォーラム(TJF)
担当:室中
japanforum@tjf.or.jp
日置市伊作地区公民館