2011年1月9日、社団法人日本中国友好協会の主催による「第28回全日本中国語スピーチコンテスト全国大会」が行われた。TJFは本大会の後援団体として、毎回、高校生・一般部門に出場した高校生の優秀者に「国際文化フォーラム賞」を授与している。
今回の受賞者は埼玉県代表として出場した埼玉県立伊奈学園総合高校3年の吉野紗都さん、テーマは「倍儿好吃(すごくおいしい!)」。
吉野さんは、学校主催の中国研修で昨夏天津に行き、現地の方言である「倍儿好吃」(すごくおいしい)という表現を学び、早速その言葉を使って食堂や厨房のスタッフと交流をした時の感動を発表した。
教科書の知識に止まることなく、実際の交流の中で運用力を磨き、相手が使っている方言も取り入れてみることで、ぐーんと距離を縮めることができる、という感想を述べた。外国語学習の真髄を突く内容であった。
もともと中国語が好きな吉野さんは、中国研修に参加し、現地の人々との直接交流を通して、ますます中国語と中国が好きになったそうだ。今後もっと中国語を学んで、将来中国語を使った仕事をしたいと、受賞後熱く語っていた。ぜひその夢を実現してほしい。