公益財団法人国際文化フォーラム

くりっくにっぽん報告

釜山で生教材・ウェブリソースを活用した授業案を作成するワークショップを実施

秋季中等日本語教師職務研修(国際交流基金ソウル日本文化センターと釜山韓日文化交流協会主催、TJF協力)にTJFは金孝卿氏(大阪大学)を派遣し、11月22日に講義「教育実践と生教材・ウェブリソースをどう結びつけるか~日本語教育を通じた21世紀スキルの育成に向けて」とワークショップを実施しました。

講義では、オーストラリアや日本語の外国語教育を例に挙げた後、21世紀スキルを育てるために、どんなテーマをどのように扱えばいいのかが提示されました。現実の「やっかいな問題」、例えば、環境問題、食糧問題、アイデンティティなどの問題に対して、学習者は言語を道具として協働・主体的に向き合う必要があり、そのために「生教材・ウェブリソース」を考える入り口で活用できると金孝卿氏は話しました。そしてそれらの要素を取り入れた授業を約20人の参加者に体験してもらいました。

その後、くりっくにっぽん、クローズアップ現代などの生教材やウェブリソースを使った授業アイディアをグループで考えてもらいました。

4グループのうち、2グループがくりっくにっぽんの「My Way Your Way」の記事、「チャンスをいかす」「聞こえなくたって音楽は楽しめる!」を取り上げ、言語学習だけでなく、生徒たちに記事に書かれていることを自分と比較し、深く考えさせる活動案をつくりました。

 

「チャンスをいかす」
https://www.tjf.or.jp/clicknippon/ja/mywayyourway/05/post-12.php

「聞こえなくたって音楽は楽しめる!」
https://www.tjf.or.jp/clicknippon/ja/mywayyourway/05/post-14.php