(※ このオンライン講座の趣旨はコチラをご覧ください。)
2021.6/6 テンダーさんの「その辺のもので生きる」オンライン講座 第4回
「雨水タンクを作って、水を自給自足しよう」 ですること
日本は水に恵まれている場所なので、どこでも家の屋根に降る雨を溜めるだけで、水利用の大半をまかなうことができる。アパートでも貸家でも始められる、日本で一番簡単な雨水利用の決定版講座。
今回作るシステムは、「ファーストフラッシュ」という仕組みを使い、電気やセンサーを使わずに大気中や屋根面の汚れを伴った初期雨水をカットすることができる優れもの。
水や重力・浮力と仲良くなれば、機械の仕組みを雨で再現することだってできる。そのやり方や考え方もこの講座で扱う。
当日は、雨や水の安全性についての解説を交えながら、配管のやり方、水密(水を漏らさない構造)の作り方、市販品によるシンデレラフィットの組み合わせなどを学びます。講座終了後には、各自が自宅で使える雨水システム(20Lタンクバージョン)が完成する・・・はず!
講座のねらい
実は地球上で私たちが利用できる水は、驚くほどごくわずかの量しかありません。このごくわずかの量を、全ての生き物で分かち合っています。日本は恵まれたことに雨がたくさん降る地域なので、何も遠い山からパイプラインを引いて水道をつなげなくても、屋根に降ってきた雨を貯めるだけで、暮らしに必要な大半の水を自給できます。そして雨水は自然の蒸留水なので井戸水よりもよほどきれい。きちんと理解すれば当然・・・飲めます!
キーワード
雨水、水道民営化、消毒、濾過(ろか)、菌類、環境ホルモン、衛生、酸性雨、非電化、フィルター、自給自足
危険度
★★☆☆☆
合わせての参加をおすすめする講座
- 8/1「システム思考を学んで「しょうがない」を乗り越えよう」(※ 詳細準備中)
- 12/26「プラゴミを溶かして固めて、プラ製品を作ろう」(※ 詳細準備中)
- 2022.4/3「コンポストトイレを作って、水と栄養の冒険に出かけよう」(※ 詳細準備中)
本講座のチラシ
学校等での配布、掲示用にチラシを作成しました。多くの中高生の方達にご案内いただければ幸いです。
ダウンロードしてご利用ください。
講師:テンダーさん
鹿児島にて、生態系の再生と廃材利用のための市民工房「ダイナミックラボ」を運営。
システム思考、fab、非暴力コミュニケーション、
先住民技術、適正技術等の人類の叡智を核に、考え、実践・実現し、伝えることを繰り返しています。
著書に「わがや電力 12歳からとりかかる太陽光発電の入門書」(ヨホホ研究所)。
講座に参加するための準備A(雨水タンク回)
必要な材料費など
・必要な材料 / 20Lタンクシステム (材料費全てで 5000円前後)
・必要な道具 / その辺のもので生きる講座基本セット、段ボール箱(各辺が30cm以上のもの)、ノコギリ、パイプバリ取り機、シリコンスプレー、止水テープ、自己融着テープなど(基本セット以外の道具は、全てあわせて3000円程度)
※ご参加お申し込み後、ご用意いただく部品・道具類の詳細を記載した一覧表をお送りします。
主催者からお送りする道具・材料
・中高生の参加者は、材料のほとんど(水タンク、講座基本セット、ノコギリなど一部をのぞく)を国際文化フォーラムから発送し、費用を負担します(国内参加者限定)
・参加者の所属を問わず、材料のうち小売・切り売りがない部品のみ主催者から送付します。(申込後にお届けする部品表一覧に詳細があります)
雨水システムを作るための事前の準備
- ご自宅の屋根か物置など、雨を集める場所の投影面積を大まかに計算する(=ご自宅の最大雨収集能力)
- タンクを置きたい場所の諸条件を考える
- タンクは北側の、日照の当たらず温度の上がらない場所を推奨。配管をクリアできるなら物置の中でもOK
- ちょうどいい場所に雨樋・立樋が来ているか?
- 集合住宅のベランダの場合、重さに耐えるか?(20Lタンクは水が入れば20kg)と、避難経路の問題をクリアできるかを調べる
- ただし、現実的に毎日使える場所にタンクがないと使わなくなるので、諸々のバランスで置く場所を決める
- もし必要があれば、家の管理者に「立樋(たてどい)を切っても良いか」の確認を取る。(雨樋は、継手という部品でつないですぐに直せるものなので、切ってもすぐに復旧できる → 参考記事)
- ホームセンターに行って、部品表の材料を購入する (売り場をじっくり眺めて部品の名前や種類を学ぶことを強くお勧めします!)
講座に参加するための準備B(全回共通)
オンライン参加に必要な環境と準備
- ZOOMに安定的に接続できること (※進行上、諸々の障壁となるため、2アカウントでの入室は禁止とします)
本講座ではZOOMアプリの利用のほか、いくつか準備をお願いしたいことがあります。事前に「本講座でのZOOMの使いかた」をご一読ください。 - 当講座は、スマートフォンやコンピューター単独での受講を不可としています。その理由と必要な機材については「受配信のための機材準備」をご一読ください。
- また、この講座は、講師から参加者への一方的なオンライン講座ではありません。講座は危険のある内容を含み、双方向に情報をやり取りする必要があるため、必ず「その辺のもので生きるオンライン講座 受講の前に – 受配信について」をご一読ください。
講座で使用する言語
・日本語
(*日本以外の国に在住の方もぜひご参加ください。講座の内容を理解する日本語力が必要です。)
講座の開催にあたって
国際文化フォーラム(TJF)は、多様な価値に寛容な社会で人びとが人生の選択肢を増やし可能性を広げるような文化をつくり、次の世代に渡していくことをめざして事業を行っています。
この講座をなぜ開催するのかについては、「テンダーさんのその辺のもので生きるオンライン講座の開催にあたって」にまとめましたので、お読みいただければ幸いです。
2021. 6/6 「雨水タンクを作って、水を自給自足しよう」講座概要
2021年6月6日(日)
12:45 ZOOMに入室(全員)
12:45-13:00 接続確認・グループ分けなど
13:00-13:30 休けい・接続トラブル対応
13:30-17:00 講座(多少延長になる可能性があります)
オンライン(ZOOMを利用)
●参加者用コミュニティについて
discordを利用した参加者限定のオンラインコミュニティにご参加いただく可能性があります。
中高生 5人(または5チーム)
大人 5人(または5チーム) *プログラムの趣旨にご賛同いただける大学生以上の方
【自宅に雨水タンクを設置できない場合】
ご自宅でのタンクの設置が難しい場合のみ、本講座に限ってチームでのご参加を受け付けます。
・ご自宅にタンクの設置が可能な友人・知人の方とチームでご参加ください。
・チームの人数は、最大3名までとします。
・チーム参加の場合は、申込みフォームにてお知らせください。
・チームは、中高生は中高生どうし、大人は大人どうしで組んでください。
・当日のZOOMは、1チームにつき1アカウントでご参加いただきます。
・新型コロナウィルスへの感染予防対策を十分にとってご参加ください。
●海外在住の方のご参加について
国によって部品の規格が違うため、中高生、大人に限らず、すべての材料をご自分でそろえていただく必要があります。
中高生 無料
大学生 1000円(1人につき) *海外在住の方は無料
社会人 2000円(1人につき) *海外在住の方は無料
○ チームでご参加の場合も、参加費はお一人ずつお支払いをお願いいたします。
○ 大学生・社会人のチームは、メンバー全員に主催者が用意する材料を1セットずつお送りします(中高生チームは1チームでにつき1セット)。
○ 原則として返金はできませんので、あらかじめご了承のほどお願い申し上げます。
○ 社会人大学生の方は「社会人」枠でのお申込みをお願いします。
公益財団法人国際文化フォーラム(TJF)の事業は基本的に出捐(しゅつえん)企業と賛助会員の寄付金によって運営されています。寄付金は、多様な価値が尊重される社会を築いて若い人たちに渡していくという活動趣旨に賛同した方たちからTJFに託されたお金です。この講座も運営のほとんどが寄付金によって成り立っているため、参加費が低くおさえられています。本事業の趣旨の詳細は、「テンダーさんのその辺のもので生きるオンライン講座の開催にあたって」をご覧ください。
以下の申込みフォームよりお申込みください。
*チームでのご参加の場合は、代表者の方がお申し込みください。
代表者以外のメンバーの方にはTJFより参加費等のご連絡をいたします。
●【日本在住】中高生用申込みフォーム
●【海外在住】中高生用申込みフォーム
●【日本在住】大学生・社会人用申込みフォーム
●【海外在住】大学生・社会人用申込みフォーム
2021年5月23日(日)【日本時間】
*定員に達した時点で締切ります。
お申し込み後、返信メールにて振込先をご案内いたします。
お申し込み後(クレジットカード支払いの方はpaypalの請求書をお受け取り後)、4営業日をめどに、参加費をお支払いください。
*クレジットカード以外は請求書は発行いたしませんのでご注意ください。
*期日までにお振込の確認ができず、かつ、ご連絡がない場合は、お申込みをキャンセルさせていただくことがあります。
【重要】お申込みの前に必ずお読みください。
中高生のみなさんは、保護者の方にもお読みいただき、同意を得てから申し込んでください。
1) ご自身の安全の確保と免責について
さまざまな技術を体験する過程では事故や怪我などが発生する可能性があります。
オンライン講座なので、講師やスタッフが直接サポートすることはできません。
ご自身の安全を十分に確保してください。
なお、講座参加中および講座終了後の事故、トラブルについて、TJFおよび講師は一切の責任を負いません。
*保険についてはこちらをお読みください。
2) 録画・撮影について
講座の様子および参加者が制作した成果物等を、写真・動画・音声で記録させていただきます。
・録画は、復習用として、参加者のみなさんと3ヶ月間限定で共有いたします。
・記録した写真・動画・音声は、本プログラムの報告および広報活動(*)に使用することがあります。報告および広報での使用にあたっては、個人名が特定されないよう配慮いたします。本名や学校名・所属先を掲載する場合は、あらかじめご本人、保護者の方の了承を得るものといたします。
*本講座の報告および広報活動のおもなメディア
TJFの公式ウェブサイト http://www.tjf.or.jp/
同 公式Facebook https://www.facebook.com/TheJapanForum/
同インスタグラム https://www.instagram.com/thejapanforum_tjf/
同 事業報告書(ウェブおよび印刷物) http://www.tjf.or.jp/publication/coreca/
3) 日程の変更について
インターネット接続のトラブルなど不測の事態が発生した場合、講座の日程を変更することがあります。
中高生に限り、道具・材料をそろえるにあたって金額面で問題がある場合、講座で学んだことを行動に移していただくことを条件(*)に、国際文化フォーラムがご本人とご相談のうえ、道具・材料、受配信環境等をととのえるために必要なサポートをいたします。
ご希望の方は、申込みフォームの「コメント欄」でご連絡ください。
*たとえば、 講座終了後、雨水タンクを必要としている知り合いを手伝い、いっしょに設置するなど。「その辺のもので生きる」、「オルタナティブもできる」の第一歩を踏み出す他の行動をご提案いただいてもかまいません。(講座全体の趣旨のページをご参照ください)
公益財団法人国際文化フォーラム(TJF)
担当:室中
japanforum@tjf.or.jp
tel. 03-5981-8652 または 03-5981-5226
(日本時間 月-金9:30-17:30、 【休業日】土日祝日および12/29-1/4)
*上記時間帯であっても電話に出られない場合があります。
お急ぎでない場合は、メールにてご連絡ください。