地域コラボとは
TJFは2022年より地方都市において地域版PCAMPを開催しています。地域版PCAMPは開催地と近隣地域から参加者を募集し、地域の一員としての意識形成や多文化共生の地域づくりに参画する若者の育成も目指しています。そのため、PCAMPの運営においても、開催地で多文化共生や芸術活動に取り組む諸団体、地域行政、地域の関係者との連携が要と考えています。また運営に必要な飲食、宿泊、資材等も可能な限り現地で調達したり、作品創りや発表会に地域の特色を織り込んだり、地域の経済と文化も大切にしています。
地域版PCAMPは2022年に広島から始まり、2024年から2地域目として富山が加わりました。今後他の地域にも広げていきます。そして、これらの地域でPCAMPの開催を重ねつつ、「多文化×芸術」をコンセプトとする取組みが、それぞれ小中高校生、教職員、市民、留学生向けの「体験ひろば」、TA(ティーチングアーティスト)研修などにも広がりつつあります。
広島での取り組み
富山での取り組み
東京での取り組み
「多文化×芸術」事業は、東京でのPCAMP開催からスタートしています。2018年と2019年に東京を会場に開催したPCAMPは日本全国から参加者を募集していました。コロナ禍の時期を挟んで2022年からは、地方都市に会場を移し、開催地とその近隣地域から参加者を募集する地域版PCAMP(ひろしまPCAMP、とやまPCAMP)を展開するなか、各地域のニーズや文化、特性を織り込んだPCAMPの良さを再発見。そして、東京も一つの地域であると捉え直し、地域版としての「とうきょうPCAMP」を実施することになりました。