ひろしまPCAMP2023 開催レポート
2023.10.20
- 対象
- 15歳~19歳の高校生年代
- 参加費
- 5千円(食費の一部として)
- 期間
- 2023年8月3日(木)~6日(日)
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TJFは昨年につづき、多言語・多文化交流「パフォーマンス合宿」地域版を8月3日~6日に広島県呉市で開催しました(ひろしまPCAMP2023)。広島県在住高校生14名(新規参加)、高校生サポーター3名(「ひろしまPCAMP2022」の参加経験者)、大学生サポーター1名(2019年合宿の参加経験者)が参加し、演劇やダンスを専門とするファシリテーターの伴走のもと、パフォーマンス作品づくりと発表を通じて多文化交流を深めました。
目的・ゴール・コンセプト
多言語・多文化交流「パフォーマンス合宿」(PCAMP)の実施目的は「一人ひとりの個性を尊重し、多様性に富み、創造性を育む社会環境の醸成」ですが、地域版PCAMPでは、それに加えて「多文化共生の地域づくりを担う次世代リーダーの育成」も目的としています。
PCAMPは「多文化×芸術」をコンセプトに掲げ、プログラムのゴールを次のように設定しています。
①ことばと身体で自分のアイデンティティを表現する
②多様な参加者と創造性を刺激しあい、自他理解を深める
③さまざまなバックグラウンドの違いを越えて対話し、協力・協働・共創を体験する
半年以上かけて準備
TJFは、「ひろしまPCAMP2022」(地域版初回)の実施後、運営の中心を担ってくれた共催や協力団体の代表者の方々と振り返りを行うと同時に、「ひろしまPCAMP2023」の方向性について協議を重ねました。そして、呉市を次の開催地と定め、新たに共催、協力してくれる団体の代表者や担当者が加わって「ひろしまPCAMP実行委員会」が立ち上がったのは2022年の12月。さっそく後援依頼、会場予約などの準備を開始。そして、TJF主催、呉市国際交流協会共催、呉市及び広島県教育委員会後援、広島県内のNPOや市民団体などの協力という体制で、5月末のプレイベント(多言語・多文化交流「パフォーマンス合宿」公開報告会及び体験ワークショップ)と8月のPCAMP本番を運営しました。
PCAMPのコアとなる芸術プログラムは、今回の舞台監督1名とファシリテーター4名からなるアーティストチームとTJFで企画しました。アーティストチームのメンバーは全員「ひろしまPCAMP2022」のファシリテーター経験者で、月2~3回のペースで開いたオンライン企画会合において、昨年のプログラムをベースに改善と充実を図りました。時に新しいアクティビティをメンバーで試したり、時にワークシートを使ってPCAMPの趣旨やゴール、参加者に接するときの方針や姿勢などについて言語化して確認し合ったり、細部にわたってプログラムを作り上げていきました。そして、5月末のプレイベントで一般参加者向け体験ワークショップにおいて夏本番プログラムの一部を試し、本番直前の7月末にはファシリテーション経験が長いチームメンバーが講師となり、まだ経験の浅いメンバーのために2日間の対面研修(レクチャーと演習)も行いました。このような入念な準備をして、8月のPCAMP本番に臨みました。
8月2日から会場入りし事前準備・打ち合わせをするファシリテーター
4日間のプログラム
PCAMPでは参加者一人ひとりが持つ言語、文化、経験、個性を尊重し合い、それらをありのままに自由に積極的に表現することを推奨し、またよりよく表現できるように、アーティストからなるファシリテーターチームを中心に、運営チーム全体が伴走しながら以下の活動を行いました。
① 言語ポートレート
事前課題として、参加者自身がふだん使用したり、学んだり、見聞きしたり、憧れたりすることばを、自分の身体の絵に書き込んで表現する「言語ポートレート」を作成してもらい、集合時に提出し会場に掲示して共有しました。発表会の日には来場者向けにも展示しました。
②「ひろしま」「好きなことば」「私について」
集合時のプレアクティビティとして、「ひろしま」「好きなことば」「私について(アイデンティティ)」という三つのテーマそれぞれから想起するワードやフレーズをポストイットに書き出しもらい、模造紙に貼って、活動会場に掲示して共有しました。最終日の発表会場にも展示し、来場者に同じ作業を楽しんでもらいました。
③さまざまなシアターゲーム
初日には、参加者がお互いを知り、コミュニケーションを図り、仲良くなるためのさまざまなシアターゲーム(身体やことば、あるいはそれらの組み合わせで表現)を中心に行いました。2日目と3日目にもウォーミングアップのためのシアターゲーム、発声練習ゲームを多く取り入れました。
④ チームで演劇ワーク、ダンスづくり
2日目以降は、参加者一人ひとりの経験や感性、アイデンティティを表現するための演劇ワーク(I am from)やダンスワークを中心に行いました。そして、参加者同士が関わり合い、話し合い、協力しながらチームごとにダンス(一人ひとりのポーズからつくるダンス)や「I am from」の作品を創作しました。また、チームダンス以外にも有志によるスペシャルチームダンスの創作や全体で踊るダンスの練習も行いました。
⑤ ひとつながりのパフォーマンス作品づくり
ファシリテーターの助けも借りて、4チームそれぞれがつくったチームダンス、「I am from」の作品、スペシャルチームによるダンス、全体ダンスを組み合わせ、ブリッジ(つなぐ表現)も入れて、ひとつながりのパフォーマンス作品に仕上げました。そして、最終日に約100人の観客を前に40分のステージ発表を行いました。
⑥ お楽しみ会
日中のプログラム以外に、初日の夜には花火大会、サポーターを囲んでお話を聴く会、2日目の夜には、発表会の舞台美術を参加者全員で作りました。3日目の夜は自主練習の時間やリラックスタイムを設けました。
コラム1:メインアクティビティ「I am from」
演劇作品のもととなる参加者一人ひとりの経験や感性、アイデンティティを引き出すために用意されたワークシートには、5つのキーワードが提示されました。
1. 小さい頃、あなたにとって特別な誰かがつくってくれた、大好きな食べ物(それを食べるとどんな気持ちになったか、その時の風景など)
2.好きな歌詞・歌手・曲のタイトル(その曲、歌詞を聞くとどんな気持ちになったか、その時の風景など)
3.生まれた場所、小さい頃住んでいた街の地名、住所など(その土地はあなたにとってどんな意味があるのか。その時の風景など)
4.勇気をもらった言葉(友だち、家族、先生、あなたの大切な人から)(その言葉を聞くとどんな気持ちになったか、その時の風景など)
5.アイデンティティ(わたしについて、これがわたし)
これらのキーワードから想起されるストーリーを単語からフレーズ、そして詳細へと一人ひとりが言語化し、それを参加メンバー間で共有して、自他理解を深めていきます。最初は口頭で少しやり方に慣れてもらい、そのあと個人作業で好きな言語でワークシートに書いてもらうのですが、書き出しには「I am from(アイアムフロム)」をつけることをグランドルールにしています。「I am from」はその人のルーツやルートを表すだけでなく、文頭につけることでリズムをもった詩になったり、演劇的になったり、セリフっぽくなる効果があるとされています。一連のアクティビティの名前も「I am from」。最終的にはこの詩をもとにパフォ―マンスを創っていきます。
一人ひとり、好きな場所と好きな姿勢で、「I am from」のワークシートに書きこむ
多くの来場者に感動を与えた発表会
PCAMP初日に中国新聞の取材があり、記事を掲載してもらったこともあって、最終日に行った発表会には、参加者のご家族、呉市長をはじめ呉市民の方々、広島県内、県外の方々計72名が来場し、ボランティアなど運営スタッフを含めると約100名が鑑賞しました。
来場者の半数以上がアンケートに回答してくれました。そこに書かれていたのは高校生たちのパフォーマンスは素晴らしかった、感動したという声でした。具体的にいくつかの感想をピックアップして紹介します。
「完成度が高くて見ごたえがあった」「人と人の心と動作がつながっていて、あるがままの自分を伝えることができる姿にとても感動した」「見ているだけで涙が出た」「全部感動で涙が止まらなかった」「高校生自身の心の叫びを表現したシーンが特に印象に残った」「一人ひとりが自分を見つめ精いっぱい表現し発表したところに感激した」「未来を担う若者が協力し何かを創造することはとても大切なこと。これからももっともっと表現してほしい」「原爆記念日に若人のパワーを感じてこれからの国の行く末を頼もしく思えた」「一人ひとりが大切にされていた」「最初から最後まで圧倒されっぱなしだった」「自分を知ることは大人も子どももとても大事なこと、今一度自分自身を見つめるきっかけになった」……など。
また、地域でこのような「多文化×芸術」をコンセプトとした活動を行う意味についての質問に対しては肯定的なコメントが多く寄せられ、「もっと多くの人に知ってほしい、見てほしい」「この活動を続けてほしい」「心の内面や感情は文化として表現されると思うけれど、今の子どもたちにそういう表現の場があまりないので、とても良いプログラムだと感じた。高校生までの経験はとても重要なので、応援したい」という励ましのことばが多くありました。
PCAMP参加者の声
すべてのプログラム終了後、数週間の間隔をおいてから参加者にアンケートを提出してもらいました。それらの回答を見ると、参加する前は緊張と不安、逃げ出したいなどの気持ちを抱いていた参加者が多かったようですが、それぞれ「殻を破りたい」「多文化交流をしたい」「人間関係の苦手を克服したい」「演劇表現を知りたい」「全力で楽しみたい」などを目標に臨んだことがわかりました。
目標達成度について尋ねた質問には、65%~200%達成とそれぞれ自己評価していました。その理由として「自分が受け入れられたと感じてうれしかった」「自分でも知らない才能が引き出されてびっくりした」「人と関わるのが好きになった」「もっと多様な言語や文化を知りたいと思った」「弱みが克服できた」「個性の大切さに気づいた」「励まされた」「意見が言えるようになった」「自信がついた」などの気づき、変化、学びがあったと振り返っています。
そして今回のPCAMPの経験を一人ひとりが以下の一言で表現してくれました(原文のまま)。
「大きな変化への第1歩」「自己肯定感」「尊敬」「仲間との協力」「得しかしない最高メンツ泊」「苦手なことも全力でやれば楽しい!」「仲間と共に自分を高められた」「温かい」「痺れる」「幸」「感謝」「温もり」「思い出」「多彩」
サポーターの成長
今回のPCAMPでは、「ひろしまPCAMP2022」の参加経験者を中心に高校生3名と大学生1名の計4名(うち海外ルーツ3名)がサポーターとして活躍しました。新しい参加者と運営スタッフをつなぐ存在としてサポートしてもらったことで、自信とリーダーシップが育まれたという印象を受けました。参加後アンケートでは、「去年より緊張感が少なくて先を予測して動けた」「サポーターとして手伝ったり助けたりしたいという思いが強かったし、実際に手伝えたと思う」「みんなが難しくて諦めそうになった時に、できることを考えようと勧めて、前向きになって進められた時はうれしかった」という感想がサポーターから寄せられました。
地域の方々に支えられて
PCAMP本番の運営には、実行委員会のメンバーをはじめ、スチール撮影、照明、舞台管理などの専門スタッフのほか、多くのボランティアスタッフが地元から加わり、PCAMPの運営を力強く支えました。宿泊係、救護係、清涼飲料運搬係、保冷剤準備係、お弁当の配膳、ゴミ回収、発表会の受付、おやつの差し入れなどなど、多寡を問わず関わった地元の方は19名。そのほか主催者の見えないところで協力してくれた現地協力団体のメンバーも多数いたと聞きました。発表会をたくさんの地元の方が見に来られたのもPCAMP参加者にとってなによりの励みになりました。
TJFが地域の多文化共生に寄り添おうと開催したPCAMPは、一方で地域の方々に支えられて実現しました。「ひろしまPCAMP2023」は、「将来ある子どもたちのために」という共通の思いから、TJFとアーティストチーム、地域の方々がともに作り上げたプログラムとなりました。
コラム2:PCAMP×呉氏くん記念バッジ
2月に実施された「第20回国際交流フェスタ in くれ」の会場には、呉市公式キャラクター「呉氏くん」のデザインと多言語文字が印刷された記念バッジを作る体験ブースがありました。それにヒントを得て、呉氏くんのデザインとPCAMPのロゴを組み合わせた「ひろしまPCAMP2023」のオリジナル記念バッジを作成できないかと提案したところ、呉市国際交流協会がさっそく呉市にデザインの使用許可申請を出し、呉市が快諾してくれました。
記念バッジの制作は、呉市国際交流協会が中心となって行いました。予め参加者用、運営スタッフ用、発表会来場者用にさまざまなデザインや色のパターンを提案してくれて、最終的に実行委員会のメンバーたちにアンケートを取って決めました。
呉市国際交流協会は、事前に作っておいた記念バッジを、PCAMP初日の受付時に参加者一人ひとりにプレゼントしてくれました。また、参加者と同じデザインの色違いのバッジを運営スタッフ全員が付けて、関係者の目印としました。さらに、発表会の来場者用に小さめのサイズで、参加者や運営スタッフと異なるデザインを16パターンも準備。来場者は好きなデザインや色を選び、その場で機械を操作して記念バッジ作りを楽しみました。
発表会の来場者が好きなデザインを選んでその場でバッジを作り、記念品として持ち帰った
コラム3:参加者全員で制作した舞台美術が美術展に!
発表会に用いる舞台美術について、アーティストチームとの企画会合で、「メインアクティビティの『I am from』に合わせて参加者一人ひとりの個性やアイデンティティ、彼らが生きてきた軌跡のようなものを表現する」という方向性が決まり、「いっそのこと、参加者たち自身がそれを表現できるように、身体表現の交流も兼ねて、手形や足形中心の不織布アートを作ってもらおう」ということになりました。
そして、本番2日めの夜を利用し、宿泊所の研修室の床にブルーシートを敷き、その上に幅1m×長さ8mの白い不織布を4本並べて、参加者が手や足に水性絵具をつけて不織布に自由に、クリエイティブに描いていきました。軍手や刷毛、ローラーも活用し、絵をぼかしたり、絵の具を飛ばしたりと楽しく制作しました。ファシリテーターとスタッフもそれをサポートしながら参加しました。床の養生から完成まで1時間半で完成した不織布アートは、そのまま1晩乾かし、本番3日めの夜に舞台にセットされました。発表会当日はライトを当てていっそう輝きを増した不織布アートをバックに、参加者による40分ほどのパフォーマンスが上演されました。
PCAMP終了後、4本の不織布アートを「ひろしまPCAMP2023」(国際文化フォーラム 多言語・多文化交流事業)の団体名で、イミグレーション・ミュージアム・東京(IMM東京)2023公募展に応募した結果、海外ルーツの高校生たちを含む「ひろしまPCAMP 2023」の参加者、ファシリテーター、スタッフ計28名の作品として、見事に採用されました。
応募に先立ち「どのような思いを表現したかったか」について参加高校生たちにアンケートを取ったところ、高校生一人ひとりからさまざまなキーワードが飛び出しました。原文のままの表記で紹介します。
<PCAMP参加者から出てきたキーワード>
「色んな色を使って映え~」「多様性」「自由、十人十色」「自由」「自分らしさ!」「自由、はっちゃけろ~」「解放」「自然体」「個性」「個性、絆」「個性の爆発」「混ざりあう個性」「自分らの強い絆、友情」「やっぱり爪痕残して自分だけの存在感示していこうぜチャレンジ」
こうした参加者たちのキーワードから「チャレンジ!存在を世界に伝えよう!私たちが生きる爪痕を残して!」という作品タイトルが生まれました。作品は2023年10月7日から11月5日まで、東京中心部の大丸有エリア(大手町、丸の内、有楽町)のオフィスビル(新東京ビル1Fエントランス)のショーウィンドウで展示されています。
◆IMM東京 公募展「It’s Not a Cultural Showcase, but a Window to the Soul」
事業データ
- 主催
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公益財団法人国際文化フォーラム(TJF)
- 共催
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呉市国際交流協会(KIEA)
- 後援
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呉市、広島県教育委員会
- 協力
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安芸高田市国際交流協会、こどものひろばヤッチャル(東広島市)、東広島市教育文化振興事業団、ひまわり21(呉市)、びんご日本語多言語サポートセンターびるど(福山市)、ワールド・キッズ・ネットワーク(呉市)、一般社団法人舞台芸術制作室無色透明(広島市)
- 協賛
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呉ロータリークラブ
- 現地運営
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ひろしまPCAMP実行委員会
- 期間
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2023年8月3日(木)~6日(日)
- 場所
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呉市広まちづくりセンター(活動会場)
グリーンヒル郷原(宿泊所)
- 参加者
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広島県在住高校生14名
- サポーター
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広島県在住高校生3名、大学生1名
- ファシリテーター
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江島慶俊(俳優、劇作家)
坂田光平(俳優・舞台美術)
田畑真希(振付家・ダンサー、東京より派遣)
森永明日夏(俳優・ティーチングアーティスト、ニューヨークより招聘)
- 芸術プログラムの企画
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リーダー:柏木俊彦(俳優、演出家)
メンバー:ファシリテーター全員
- 撮影・記録チーム
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リーダー&映像撮影全般:山泉貴弘(映像ディレクター)
スチール撮影全般:長尾剛明(カメラマン)
発表会映像撮影アシスト:佐々木あや
宿泊所写真撮影:岩﨑きえ、佐々木あや
- 発表会制作チーム
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舞台監督:柏木俊彦
照明全般:佐々木正和
照明アシスト:岩﨑きえ
映像:柏木俊彦
音響:田畑真希
舞台美術:参加者
他舞台技術支援:テイクアップ(ホール管理スタッフ)
- 運営チーム
-
①TJF:長江春子(総括)、千葉美由紀
②実行委員会
委員長:伊藤美智代(ひまわり21/ワールド・キッズ・ネットワーク代表)
副委員長:
岩﨑きえ(舞台芸術制作室無色透明代表)※事務局長兼任
宮野宏子(びんご日本語多言語サポートセンターびるど代表)
明木一悦(安芸高田市国際交流協会代表理事)
長江春子(TJF、ひろしまPCAMP総括)
監査担当:竹下麻子(呉市国際交流協会、共催担当)
会計担当:奥村玲子(こどものひろばヤッチャル副代表)
実行委員:間瀬尹久(こどものひろばヤッチャル代表)③本番スタッフ(部分参加及びボランティアを含む)
伊藤美智代*、岩﨑きえ*、江口修三、古賀アンドレア、竹内美雪、竹下麻子*、栗栖光恵、立間津多子、佐々木あや、佐々木晃代、鈴木律子(TJF)、中野敦(TJF)、長江春子(TJF)*、槇田彩花、宮野宏子*、明木一悦*、森内千晶、山田美恵子
*実行委員