わたしの学校生活は午前7時30分に始まります。わたしは高校3年生で受験の準備をしなくてはいけないので、7時40分から授業が始まります。だから、家を7時に出ます。1日のほとんどを学校ですごします。朝7時半から夜9時まで学校にいて、学校で昼食と夕食をとります。わたしたちの学校では昼食も夕食も給食が出ます。正規の授業は5時に終わるのですが、9時までは自律学習 (自習) をすることになっているのです。学校に長くいるとつらくて退屈なときもありますが、友だちといっしょなのでだいじょうぶです。ちょっと残念なのは、家にいる時間があまりにも短いことです (家では、ほんの少し勉強して寝て、そして朝ごはんを食べるだけの生活です) 。
  わたしは自然系クラスにいます。韓国の高校は自然系と人文系に分かれるのですが、自然系ではとくに数学と科学を重点的に勉強します。数学と科学は好きですが、1日に何時間も数学の授業ばかりあるときは本当につらいです。でも、毎日がそうではないので助かっています。わたしのクラスでは科学をたくさん勉強するので、他のクラスより実験が多いんですよ。実験では解剖がいちばんおもしろかったです。最初は気持ちがわるいしこわかったのですが、本で見るだけでなく自分の目で直接見ることができたのでとてもよかったです。女子高なので、気味がわるいといって見ない友だちもいたのですが、わたしには理解できません。わたしがあまりにも残忍なのかな (笑) 。
  いろんな科目の中でわたしがいちばん好きなのは舞踊です。もともと踊るのが好きだし、舞踊は毎日勉強ばかりの学校生活のなかでちょっとした息抜きのような科目だからです。舞踊の時間にはワルツ、現代舞踊、古典舞踊などいろいろ学びますが、「扇の舞」は2年の最後の発表会で踊ります。わたしも去年発表会で踊りました。「扇の舞」の発表会は学年全体で先生方を招待して開くのですが、いくつかのグループに別れてそれぞれが自分たちの振りつけをします。はじめは、めんどうくさかったし、振りつけを考えるのもたいへんでしたが、そのうち自分たちが創作したものを演じるのだと考えるとわくわくしてきました。発表会がすんだあとのあの感動は今でも忘れることができません。とくに、わたしは班長で、振りつけを考えてほかのメンバーに伝える立場だったので、なおさら胸が一杯になったのかもしれません。
  あと何ヵ月かしたら修学能力試験を受けるので、わたしも友だちもみんな緊張しているし大変ですが、おたがいに助けあいながら退屈なこともある学校生活を楽しむようにしています。どうなるかわからないけど、一生けんめい努力すれば結果はついてくると信じています。あと1年もするとこの思い出深い学校ともお別れ、卒業式が近づくとなぜか寂しい気がします。卒業する前にもう少しすてきな思い出をつくろうと思います。勉強も学校生活も全力で～。