11-001
東方/長春市第十一高等学校 (中国吉林省)
Donfang/Changchun No. 11 High School (Jilin, China)
东方长春市第十一高级中学 (中国吉林省)
本人が書いた文/Original text本人原文본인이 쓴 글
これは私が家族と一緒に青島の嶗山で撮った写真です。私達はいつも一緒に旅行しました。人が多くて、にぎやかです。嶗山は海拔1,133メートルで、とても美しいです。ここで山と海と空は一体を融合しています。
This is a picture I took with my family at Laoshan Mountain in Qingdao. We always travel together. There were a lot of people, and it was lively. Laoshan Mountain has a height of 1,133 meters, and is very beautiful. Here, the mountain, sea, and sky all combine as one.
这是我和家人一起在青岛崂山拍的照片。我们经常一起旅行。这里人很多,很热闹。崂山海拔1133米,非常壮观美丽。山、海和天空在这儿合为一体。
これは長白山です。この山は私の故郷の吉林省で一番高い山で、海拔1,000メートル以上。そして、長白山は中国と朝鮮の辺境にあります。私の後の湖は「天池」と言って、朝鮮族の聖地です。
This is Changbaishan Mountain. This mountain is the highest in my hometown Jilin Province, and is over 1,000 meters high. Also, this mountain is on the borders of China and Korea. The lake behind me is called Tianchi, and is the holy ground of Korean descendents.
这是长白山。这座山在我的家乡吉林省是最高的山,海拔1000多米。而且,长白山在中国和朝鲜的交界处。我身后的这个湖叫“天池”,是朝鲜族的圣地。
これは中国山東省の済南の趵突泉です。趵突泉は「天下第一泉」と言えます。泉水はとても澄み切っていて、底まで見えます。清の時代の乾隆皇帝はここが大好きです。私も大好きです。
This is Baotu Spring in Shandong Province’s Jinan city. Baotu Spring could also be called the “First Spring Under Heaven.” The spring is pure, and you can even see its bottom. The Qing Qianlong emperor loved this place. I love it too.
这是中国山东省济南的“豹突泉”。 豹突泉可以说是“天下第一泉”,泉水可清澈见底。清朝的乾隆皇帝非常喜欢这里,我也是。
この写真は「Hong Kong」の「Tsim Sha Tusi 」で撮っていました。私の後は「Hong Kong Island」で一番有名なところ「Central」です。
This picture is taken at Tsim Sha Tusi of Hong Kong. Behind me is the most famous place in Hong Kong island, Central.
这张照片是在香港的“Tsim Sha Tusi”(尖沙咀)拍的。我身后是香港岛有名的“Central”(中环)。
この塔は「崇駅寺三塔」と言います。中国雲南省の大理ペー族自治州に位置しています。大理古代文化のシンボルである。大塔はまたの名前を「千尋塔」と言い、方形密封式の石づくりの塔で高さは69.13メートル、合計16層の唐の時代の建物である。二つ小塔は後に建てられたものであり、それぞれ高さは43メートルである。三塔も三塔の影もとてもきれいです。
These towers are Three Pagodas of Chong Sheng Temple. It is located in China’s Dali Bai Autonomous Prefecture in Yunnan Province. It is the symbol of ancient Dali civilization. The main pagoda is known as Qianxun Pagoda, and this square-shaped enclosed stone tower has a height of 69.13 meters, with a total of 16 stories. It is a building from the Tang dynasty. The smaller towers were built afterwards, and their height reaches 43 meters. All three towers, as well as their shadows, are very pretty.
这是“崇圣寺三塔”,位于中国云南省的大理白族自治州。它是大理古代文化的象征,也被称为“千寻塔”。方形密封式的石塔,高度69.13米,总体16层的唐代建筑。两座小塔是后来建造的,高度均为43米。三座塔,其形其影都非常漂亮。
  自己紹介
日本の友達、こんにちは。僕は長春市十一高校二年の東方です。
   私が日本語の勉強は中学校からはじめました。今まで、五年になります。日本へ留学や旅行のために日本語を勉強しました。今は、日中友好交流のために勉強しています。
   私の趣味はF1(Formula one)です。フェラーリ(Ferrari)のミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)が一番好きです。日本の鈴鹿にレース場(suzuka circuit)があります。そこへ行って「Japanese Grand Prix」を見ることができたらと思います。そして、私は旅行も好きです。日本へ旅行に行って富士山が見たいと思います。中国のほとんどを旅行したことがあります。例えば、中国で三十四省があって、私はその中の二十五省へ行ったことがあります。
   今年の三月、日本の愛知県で「Expo2005」を行うことになります。その時、名古屋はとてもにぎやかになると思います。それに、次は中国の上海で「expo2010」を行います。
   Welcome to Expo2010 Shanghai China
   とにかく、世界友好と日中友好のために私にこのチャンスをくださいませんか。よろしく、お願いします。
   次は私が作った詩です。
富士山詠   

富士山顛白雲中
独歩雲間九六重
縦観山海江雲濶
東瀛攬勝第一峰

   「であい」をみて、ぼくはとても感動しました。ぼくたちと同じ16、17歳の若者が、自分の日常生活をありのままに見せていることにとても感心しました。
   日本の高校生の課外活動はたくさんあるし、余暇がとても充実していて、中国とは全然違います。ぼくたちの年ごろの中国の学生は、勉強がいちばん大変なときで、毎日の宿題もかなりあります。朝、太陽がのぼる前のまだ暗いなかを登校し、夜は太陽がしずんでまっ暗ななかを手さぐりで家に向かうのです(この表現はちょっと大げさですが)。本当に、「学問の道は遠くてつらいけれど、わたしはやめることなく模索していく(屈原)」です。学校では、先生が勉強、勉強と何度もくりかえし、家でも親が先生と同じような話をひっきりなしにし、プレッシャーをかけます。日本の高校生のように毎日自分の好きなことをする時間があるのは、ぼくたちにとっては夢のまた夢です。ああ、1日だけ夢でもいいからそういう生活を送ってみたい! だから、ぼくは日本の高校生がとてもうらやましいです。かれらのように、もっと自分の時間と空間があったらなあ。
   日中の同じ年ごろの高校生をくらべると、次のようなことに気づきます。日本の高校生は元気で、頭や体をよく使い、自分の余暇を豊かにすごすのが好きです。中国の高校生は、ほとんど毎日同じことのくり返しです。学校に行って、うちに帰ることが日常生活でいちばん大事な二つのことで、家と学校がいちばん大事な二つの場所です。中国の高校生の毎日は、前の日のコピーといってもいいでしょう。でも、だれのせいでもありません。日本と中国はいろいろな面で違いがあるのです。先進国である日本は、ゆとり教育を進めているので、日本の高校生は進学がものすごく大変ということはありません。一方で、人口13億をこえる発展途上国の中国は、全面的にゆとり教育(「素質教育」)をとりいれることはできないのです。だから、中国で人材の評価をする権威的な基準は、いまだに1000年以上前から続いている試験制度なのです。また、きちんとした統計ではありませんが、中国にはぼくたちと同じ年ごろの高校生が約2,000万人いるそうです。2,000万人の競争の激しさがものすごいものであることは、わかってもらえますよね。
   結局、今の中国の高校生が日本の高校生のように自分の生活を広く深く豊かにするのは無理です。でも、中国の高校生も、少しだけ課外活動の幅を広げたり、社会経験をつんだり、社会について調べてみたり、いろんなクラブ活動をして、自分の人生経験を豊かにすることはできるはずです。つまり、夢はけっして遠くにあるものではないのです! 夢はかなえられないものではないのです。わたしは、毛沢東のこのことばが好きです。「世の中に難しいことはない。こつこつやれば、かならずやりとげることができる」 このことばは、積極的に向上心をもって自分の人生をいきるということだけでなく、自分から勇気をもって進んでものごとをなしとげ、新しいものをつくりだし、時代のニーズにあわせて自分を高めていくよう、教えてくれます。りっぱな自分になることで、夢も実現するのです。
   違いがあるということを、こわがることはまったくありません。こわいのは、違いがあるというこにはっきり気づかないことです。違うといってもすべてがそうなのではなくて、結局すべての違いは一時的なものです。自分自身の時間と空間がたくさんある日本の高校生がうらやましいと思っても、がっかりしているわけではありません。中国の高校生にも、いつかそういう日がくることを信じています。日本と中国がますます友好関係を深め、いっしょに発展する未来が見えているからです。
   「であい」と財団法人国際文化フォーラムに心から感謝します。国際文化フォーラムが高校生の国際交流に力をつくしていることに感謝しています。どうもありがとうございます!
   この文章は、ただぼく個人の考えかたで、みんながそう考えているわけではないし、また政治的な意味をもつものでもありません。日本と中国の学生をくらべてみて、おたがいの違いに気づき、日本の高校生のいいところを学んで、自分をさらによくするためのものです。文中で使った「学生」は、日本と中国の16-18歳の同じ年ごろの高校生を意味しています(TJF注:日本文では、ほとんど「高校生」と訳した)。

   大きくはてしない東シナ海も、山よりも高く海よりも深い日本と中国の友情のじゃまをすることはできません。これから先ずっと、できるだけたくさんの日本の人たちが中国を理解し、中国を訪れ、なるべく多くの中国の人びとが日本を理解し、日本を訪れることを心から信じています。日がのぼる地の朝の光は、もうおんどりの上にふりそそぎ、おんどりのなき声も日がのぼる地にひびきわたっています。日本と中国の友情がいつまでも続きますように! あらためて国際文化フォーラムのあたたかいご支援に感謝します。

  Self-Introduction
To my friends in Japan, hi. I am junior in Changchun No.11 High School. My name is Donfang.
      I’ve been studying Japanese since middle school. It’s been 5 years now. I have been learning Japanese for my future overseas studies and travels to Japan. Now I am studying for friendship and cultural exchange between China and Japan.
      I am interested in F1 (Formula one). My most favorite is Michael Shumacher of Ferrari. In Japan, there is a race course called Suzuka circuit. I wish I can go to Suzuka circuit and watch the “Japanese Grand Prix.” Also, I like to travel. I wish to travel to Japan and see Mt. Fuji. I’ve traveled most of China.  There are 34 provinces in China, and I’ve been to 25 of them. “Expo 2005” is going to be held at Aichi Prefecture, Japan, in March this year. I think that Nagoya will be lively and full of people during the time being. Also, “Expo 2010” will be held in Shanghai, China.
      Welcome to Expo 2010 Shanghai, China
      Anyway, for world peace and friendship between China and Japan, would you please give me this chance? Thank you very much.
      Next is the poem I made.
富士山詠   

富士山顛白雲中
独歩雲間九六重
縦観山海江雲濶
東瀛攬勝第一峰
 自我介紹
    日本的朋友们,你们好。我是长春市十一高中二年级的学生东方。
我从初中开始学习日语,至今已经5年了。我开始学日语是为了将来去日本留学和旅行。
    现在为了中日友好交流学习日语。
    我对F1(Formala one)赛车很感兴趣,最喜欢法拉利(Ferrari)的Michael Schumacher车手。日本有个铃鹿赛车场(suzuka circuit),能去那里看日本大赛车(Japanese Grandprix)就好了。此外,我也很喜欢旅行,想去日本旅行看富士山。中国的旅游胜地基本上都去过了。比如说,中国的34个省中我已经去过25个省了。
    今年3月,将在日本爱知县举行“2005年世博会”。我想那时的名古屋一定很热闹。下届的“2010年世博会”将在中国的上海举行。
    Welcome to Expo2010 Shanghai China
    总之,请给我机会为世界友好和中日友谊出一份微薄之力。
    以下是我作的一首诗。
富士山詠   

富士山顛白雲中
独歩雲間九六重
縦観山海江雲濶
東瀛攬勝第一峰

梦想离我们并不遥远——由《であい》而想,有感于中日两国学生的差异
通过对《であい》的阅读,我的感触很深。书中的主人公都是与我们年龄相仿的16、17岁的青少年,他们能将自己日常生活中最真实的一面,全景化地展现在大家面前,令我十分敬佩。
    日本学生的课外活动很多,他们的业余生活也很充实,在中国却是与之大相径庭的。处于我们这个年龄段的中国学生,正处在学习生涯中的关键时期,每天课业负担很重。早晨在太阳出来之前就探索着道路,艰难地赶到学校;晚上等到太阳西归后,还要在漆黑的夜晚里摸索着回家(此二句感情色彩浓重,较为夸张)。真是路漫漫其修远兮,吾将上下而求索!在学校,老师不厌其烦地重复一个话题,那就是学习、学习、再学习;在家里,家长也给我们施加压力,(n+1)遍地重复着与老师所说的意思大同小异的话。而对于我们来说,能像日本学生那样,每天都能做自己喜欢的业余活动,那简直就是一个美丽而又不能实现的梦想。唉,多想好梦一日游啊!所以,我很羡慕日本的学生,希望能和他们一样,拥有更多自己的时间与空间。
    将中日两国的同龄学生作比较,我们不难发现,日本学生的活力是无处不在的,他们勤于动脑、动手,喜欢丰富自己的业余生活。而中国的学生,仿佛每一天都在重复中度过。上学——放学,是日常生活中最重要的两件事;家里——学校,是日常生活中最重要的两个场所。或许说,中国学生的每天都是前一天的翻版。但究其实质而言,我们不能怨天尤人,中日两国在很多方面是存在差距的。日本作为一个发达国家,有实力去推进全民化的素质教育,所以日本的学生不必为升学去过多地承担压力。而中国作为一个发展中国家,并且有着超过13亿的人口总量,因此国家无法推行全面彻底的素质教育。所以,在中国国内评定人才的权威标准,还停留在已经沿用一千多年的考试制度之上。另外,据不完全统计,在中国,相同年龄的学生大约在2000万人左右,那么2000万人的竞争,激烈程度是可想而知的。
    综上所述,我认为按当前的情况,中国的学生是不可能像日本学生那样,全方位、深层次、多角度地去丰富自己的生活。但中国学生可以小规模地去开展课外活动,进行社会实践、调查,或组织各种俱乐部活动,用来丰富自己的人生阅历。所以说,梦想离我们并不遥远!这同样表明,梦想也并不是不能实现的。我特别喜欢毛泽东的两句词:“世上无难事,只要肯登攀”,这表达了一种积极向上的人生态度,还告诫我们要勇于进取、开拓创新,迎合时代的步伐而去完善自我,而完善自我的同时梦想也就来到我们身边。

    题外话:可以说,差距的存在并不可怕,可怕的是我们不能认清差距的存在,差距的存在也不能说明一切,毕竟所谓的差距是暂时的。我虽然很羡慕拥有许多自己时间和空间的日本学生,但我并不沮丧。我相信,中国的学生也会有那样的一天,因为我看见中日两国日益亲密的友好合作,中日两国共同发展的美好前景!

    鸣谢:衷心感谢<であい>与<日本財団法人國際文化フォーラム(The Japan Forum)>,感谢贵财团致力于国际学生交流!どうも、ありがとうございます

    声明:本文观点纯属个人观点,并不带有普遍性,更不带有任何政治色彩。本文旨在通过对中日两国学生的比较,看到双方的差距,而学习日方好的一方面,用于完善自我。文中所说的“学生”,是普遍意义上两国16—18周岁的同龄学生。

    无垠的东海水,隔不断日中两国人民比山高、比海深的情谊!我坚信在以后漫长的岁月里,会有更多的日本友人认识中国、来到中国,也会有更多的中国同胞认识日本、来到日本。日出之地的曙光已经普照到雄鸡之上,雄鸡的吼声也已经响彻在日出之地。祝愿日中两国人民的友谊天长地久!再次感谢贵财团的大力支持!


コメント|Comment |评语|코멘트 2007/11/05
Title : もっと自立させてほしい!
Name : 滄海一栗 Age : 12 Country : 中国
  • (TJF翻訳)
    はじめまして。わたしは中国の中学生です。日本語はちょっと勉強しましたが、まだ自由には
    使いこなせません。わたしは、中国の広東省の仏山市に住む中学一年生です。まだ中学校
    に入ったばっかりです。クラスメートも知らない人ばかりで、何をどうしたらいいのかまだわからない状態ですが、みんなといっしょに勉強したり、遊んだり、寝食をともにするうちに、だんだんとなれてきたところです。

     日本の中高校生はとても自立していていいなあと思います。たぶん親が子ども溺愛したり、甘やかしすぎたりすることなく、子どもが自分で世の中を知っていくようにさせているからでしょう。わたしたち(中国の子ども)の多くは、日本の中高校生と違って、「温室の花」として育てられ、世の中の試練にさらされることもありません。中国では、学校で寮生活を体験することが、
    自立へのいちばんいい訓練かもしれません。でも、寮生活を体験できる生徒はとても少ないです。

      日本の中高校生は、よくみんなでキャンプに行ったり、山登りをしたり野外活動をしたりすると聞きました。でも、中国の中高校生は、ほとんどそういうことができません。いつも親が子どものことを心配するからです。いつかたえられなくなってしまいそうです。

     わたしは、中国の親たちに、「子どもに、もっと自分のことは自分でやらせるようにしてください。子どもたちどうしで、遠出をさせたり、キャンプをさせてあげてください!」と言いたいです。そうすれば、わたしたちももっと自立できるようになって、将来たくましく生きていけるようになるでしょう! 日本の中高校生だって最初は未経験だったんです。いろいろ経験してできるようになったんです。わたしたちには、やってみるチャンスすらほとんどありません。

     日本に行ってみたいと思いますが、そんな時間もチャンスもありません。いつか日本に遊びにいけるといいなと思っています。わたしは日本が好きです。ありがとうございました!

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