みんなのフォトエッセイ

   わたしは中国の学生で、易軒といいます。現在、吉林省長春市の高校二年生です。わたしのクラスはみな日本語を学んでいます。もちろん、わたしもです。
   わたしは日本が大好きです。絵のように美しい富士山や桜があり、世界でもトップレベルの経済と科学技術をもっているからです。日本はアジアの経済をリードし、今でも成熟しています。
   わたしの家族を紹介しましょう。うちは母方の祖父母、母とわたしの4人家族です。小さいときから父がいない母子家庭だったので豊かな生活はできませんでしたが、おかげでお金やものを大切にするいい習慣が身につきました。わたしはわりと楽観的で、毎日元気いっぱい過ごしています。
    わたしの学校は長春市第十一高校で、一流の設備と一流の先生方のいらっしゃる、とてもいい学校です。校内には、音楽の流れる噴水が二つと三階建ての体育館、室内バスケットボール場、室内プールがあります。さらに、野外グランド四つと食堂が一つ、野外バスケットボール場が九つあります。わたしたちは毎日学校で勉強と課外活動をおこなっています。
   次に、わたしの勉強についてですが、小学校のときは中国画が得意で、全国レベルの中国画の大会で銀賞をとったことがあります。中学時代は学級委員長で、成績もよく、とくに数学が得意で、全国中学生教学コンテストで二等賞をとりました。高校生になって、勉強の大切さがよくわかり、今は、自分の目標の大学に入るためにがんばっています。
    中国と日本の教育には大きな違いがあります。とくに中国の高校では「素質教育（生徒の個性をのばす教育）」を強調していますが、実際には試験で点を取れる生徒の育成になっていて、1日24時間、食べるときと寝るとき以外はずっと勉強ばかりしています。授業のあとも、自分の趣味を楽しむ余裕はまったくないのです。だから、わたしはとても日本に行ってみたい、中国とは違った日本の高校生活を体験してみたいと思っています。日本の高校生と交流し、日本のとても進んだ科学技術を学びたい、中国の友好の使者の一人として日本を訪れたいと願っています。