みんなのフォトエッセイ

ぼくの趣味はたくさんありますが、とくに水泳・ビリヤード・卓球が得意で好きです。相撲が日本の国技なのと同じように、卓球は中国を代表する球技です。卓球は以前、中国の外交でも重要な役割を果たしたし、オリンピックでも中国が金メダルをとれる大事な種目です。中国人であるぼくは、もちろん卓球が大好きです。ものすごくうまいっていうほどでもありませんが、学校では上位に入る選手です。
   ビリヤードは外国から輸入されたもので、上手ではありませんがとても好きです。楽しさだけではなく、いろんな角度からものを考えることができるようになるからです。球を絶対入れられるときは、球を入れたあとにどうやったら続けて別の球を入れられるかを考えなければいけないからです。球を入れられそうにないときは、どうすれば相手の邪魔をできるかも考えなければなりません。だから、ビリヤードはとてもむずかしいです。
   水泳は毎週必ず一回はする運動です。いろんな趣味のなかでいちばん好きです。泳ぎかたは4種類あります。平泳ぎ、クロール、背泳ぎ、バタフライ。平泳ぎ（中国語でカエル泳ぎ）は最初に習う泳ぎかたです。「カエル泳ぎ（平泳ぎ）」は、フォームが蛙の泳いでいるところににているのでそう呼ばれます。みっともないし、スピードを出すことができないので、ぼくはあまりカエル泳ぎ（平泳ぎ）はしません。背泳ぎは、その名前のとおり、あお向けで泳ぎます。フォームは美しいのですが、スピードが出ないので背泳ぎもあまりしません。クロールはいちばん気に入っています。フォームがかっこいいだけでなく、いちばんスピードが出せるからです。基本的なフォームは、片方の腕を空中に持ちあげておろすのと同時に、もう片方の腕を水面下でぐいっとかき、足はももから下を上下に動かして水面を打つようにします。注意しなくてはいけないのは、水しぶきをあまりあげないようにすることと、息つぎのときに口が水面と平行になるようにすることです。最後は、4種類のなかでいちばん疲れてむずかしいけれど、いちばんかっこいいバタフライです。バタフライは、だれでもできるものではありません。力と根性がなければマスターできないのです。
   サッカーも趣味のひとつです。ぼくはフォワードで、ゼッケンは7番。ぼくのラッキーナンバーが7だからです。
   ほかには音楽も好きです。好きなのは、おもにポップス、Ｒ&Ｂ、ヒップホップ、ロック、それからジャズです。好きな芸能人は、日本の浜崎あゆみ、松島菜々子、韓国のseven、BoAなどです。新しいMDプレイヤーで浜崎あゆみやsevenの歌をきけたら楽しいでしょうね。でも、中国で売っているMDはあんまりよくないし、値段も高いので、本物のMade in JapanのMDプレイヤーがほしいと思っています。
   以前、日本の高校生の中国訪問の記事に、「中国では70パーセント以上の若ものが日本人に友好的でない態度をとっている」と書いてあるのを読みました。70パーセントという数字は、ぼくもこの記事を読んではじめて知ったのですが、その原因は、第二次世界大戦のときに日本の軍国主義が中国を侵略して犯した罪のせいだと思います。でも、この犯罪は、ぼくたちより前の世代のものです。今の日本人、とくに学生にはなにも関係ありません。だから、ぼくは日本に行くことができたら、日本の生活を体験する中国の高校生としてだけではなく、できれば中国の多くの高校生を代表する「友好大使」として、日本の高校生と文化的な交流をし、両国の関係をさらに深めたいと思います。