香梅/長春市朝鮮族中学・高等部(中国吉林省)
Xiangmei/Changchun Korean Secondary School(Jilin, China)
香梅/长春市朝鲜族中学(中国吉林省)
|
本人が書いた文/Original
text/本人原文/본인이
쓴 글 |
|
|
このタイトルを見てびっくりしたでしょう? 金や銀、真珠などはだれもが宝物だと思うでしょう。でも、なぜ男子生徒が宝物なのでしょう?「物はまれなるをもって貴しとす(少ないものは貴重である)」というとおり、数が少ないものはなんでも貴重です。わたしたちのクラスは男子がたった10人しかいません。なぜこんなタイトルをつけたか、わかったでしょう!
まえは、高校2年のときに文系クラスと理系クラスに分かれていました。でも、わたしの学年は特別で、高校1年のときから文系と理系のクラスに分かれました。さらに、特別クラス(進学クラス)と普通クラスに分かれたのですが、そのとき男子生徒と女子生徒の人数に明らかな差がありました。わたしのクラスは文系の特別クラスで、男子生徒の人数はちょうどサッカーチームと同じ。しかも交代要員が1人もいません。実は、こんなことがありました。クラス分けしたばかりのころ、男子が9
人しかいなくて、1人足りないからサッカーチームができないとみんなで心配していたら、担任の先生がわたしたちに、「なんとかして、サッカーチームを1つはつくらないとね。だいじょうぶ!先生が理系クラスから男子を1人つれてくるから」と言ったのです。そのときは、わたしたちは先生の言葉を信じていなかったのですが、なんと何日か後に、男子生徒が1人わたしたちのクラスに移ってきたのです。「やっとサッカーチームが1つできた!」 私たちは大喜びしました。その男子は、いま、わたしのとなりの席にすわっています。
わぁ、勝った!
「うちのクラスの男子は、みーんなパンダ!」 わたしたち女子はよくこう言って男子をばかにします。でも、からかわれた男子は自分たちだけでは女子にかなわないとわかっているので、時間があると教室の後ろの方に集まって会議を開きます。かれらはクラスの少数民族ですが、わたしたち女子は、民主主義を尊重し、かれらに対して高圧的な政策はとらず、言論の自由をあたえています。担任の先生は、「休み時間に、女子はバレーボールばかり、男子はサッカーばかりやっているけど、これではクラスのまとまりに影響がでる」
と言って、ある思いきった提案をしました。それは、毎週火曜日の体育の授業で、いままでやったことのない男女混合チームをつくってバレーボールの試合をしようというものでした。そのとき、わたしは両手を上げて賛成したりはしませんでしたが、実はとってもうれしくて、こんないいチャンスを逃してはいけないと思いました。正式な試合ではありませんが、体育委員は私たちを各チームに分けて、そのうえ応援団までつくりました。わたしは自分のチームに、「ドリームチーム」という名前までつけました。自分のチームが負けないように、わたしはすべての力を出してがんばりました。
試合が始まるまえから、女子が「きゃあきゃあ」さわぎだしたので、男子はみんな大笑いしていました。わたしもいっしょうけんめいがんばって、何回もボールをレシーブしました。ときどき応援団から「香梅、がんばれ!ナイスファイト、香梅!」という声が聞こえてきました。
そのとき、こういう応援を聞いて男子がどんなにうれしいかよくわかりました。授業の終わりのベルが鳴っても、私たちはその場を離れたくありませんでした。周りに、たくさんの観客がいたからです。「ふん、よーく見てなよ。手で鶏をしばる力もないほど弱い女の子ばかりじゃないんだよ!」
結果は、3対1でわたしたちの勝ちでした。
大そうじ
男子生徒がとても少ないので、クラスで何か力仕事があると、男子はみんな逃げられません。「希少動物だよね!」わたしたち女子は男子のことをそう思っています。でも、ふだんは男子に仕事をさせることは少ないのです。かれらは女子生徒の手からバケツを受け取るとき、きっと自分のことを偉大だと思ってるにちがいありません。
はっは~
「男子が少ないので、席をどうするかよく考えなくてはいけません」 先生はそう言って、数少ない男子を教室のあちこちに分けて座らせました。実は、先生は彼らがおしゃべりするのをやめさせたいのです。「特別クラスの子はみんな本の虫なんでしょ!」
ほかのクラスの生徒はこう思うかもしれませんが、私たちはいつでも何かしら楽しんでいます。うちのクラスには、しょっちゅうやっかいなことをしでかす、いたずらな男の子がひとりいますが、かれはいつもわたしを楽しませてくれます。まえに、かれがいちばん前の席でじょうだんを言って、かれの席のまわりのみんなを大笑いさせたことがあります。そしたら、どこか違うところから笑い声が聞こえてきて、みんな笑うのをやめました。なんと後ろの方の席の女子生徒が、そのじょうだんを聞きつけて笑っていたのです。これがわたしのクラスです。楽しみはみんなで分かち合うのです。
担任の先生とわたしたち
わたしたちの担任の先生は朝鮮語の先生です。わたしたちと年はずっと離れていますが、先生にも中学3年生の娘さんがひとりいるので、教室の空気をつかむのが上手で、ときどきおもしろい話をしてくれます。そういうところが、すごいなと思っています。
うちのクラスは、芽が出たばかりの小さな木のようなものです。これからの3年間で、男子も女子も、みんな自分の青空を手にするんだと思います! |
|
看到题目吓了一跳吧,把金、银、珍珠等当做是宝贝是众所周知。但为什么把男生当成宝贝呢? “物以稀为贵”,稀有的都是好的,在我们班男生才有10名,这下你知道为什么了吧!
以前,文科和理科都是高二才分,但我们这届都特殊,高一就分文、理班,再加上实验班与普通班分男生与女生人数的比率有明显的差距,我的班级是文科实验班,男生的人数正好是一个足球队,而且一个替补队员都没有。我想告诉你们的是,刚分班的时候,才只有9名,正好差一名,正当我们都担心足球问题的时候,班主任在全班同学面前说:“再怎么样,至少也得有一个足球队呀! 放心,我会从理科班挖来一名男生的。”当时我们还不相信,没想到过几天,果真转来了一名男生。“总算是凑足了一个足球队呀!”我们感叹道。而那个转来的的男生现在是我的同桌。
哇,赢啦!
“我们班的男生都是大熊猫哇!” 我们女同胞常常奚落男生,而被嘲笑的男生自知力量单薄,便有时间就聚在后排召开会议,虽然他们都是少数民族,但我们女同胞主张民主制度,没有对他们实行高压政策,给他们一些言论自由。班主任以“休息时间,女生只顾着打排球,男生只会踢足球,这样会影响团结”为由,提了一个大胆的建议―在周二的体活课上举行一场别开生面的男女混合排球赛。虽然当时我没有举去双手来赞成, 但别提我多高兴了.心想, 绝不能放过这个好机会.虽然不是正式的比赛, 但体育委员还是给我们分了组,还有拉拉队呢! 我还特意给我们队起了个名字,叫 “梦之队”。 为了不让我们队输球,我使出了全身的法术。
比赛还没有正式开始,女生们就尖叫起来。看到这种情景,男生们各个都捧腹大笑, 我也毫不吝啬地使出了全身的招数, 抢救了几个球,时不时拉拉队里传来 “香梅, 加油! 香梅,好棒!” 的呐喊声。那时,我真切地体会到男生们要是听到喝彩时是多么高兴。下课铃响了,但我们舍不得离去。因为是男女混合排球赛,周围有很多观看的人。我心里想:“哼,好好看看。女学生也不都是手无缚鸡之力之辈!”
结果我们队以3:1 领先。
大扫除
因为男生太少了,班里有什么重活,哪个男生都逃不掉。“是稀有动物嘛!”这就是我们给他们的评价,平时我们也很少让他们干活,我想,他们从女生手里接过水桶时一定感到很伟大吧!
哈~~~
哈~~~
“男生少,所以必须得慎重考虑座位的问题”,老师以此为由。把仅有的男生都塞到各地。其实老师是为了防止他们说话。“实验班都是书呆子吧!”别的班的同学也许会这么想。但我们无时无刻都在享受着欢乐。我们班有一个男生,平时总惹祸,是个淘气包。但他总能给我带来欢乐。记得有一次,他在最前排讲笑话,让他们仰脸大笑。但不知哪来的笑声,他们都停住了。原来是后排的女生听到笑话笑出来的。这就是我们班,欢乐大家一起分享。
班主任和我们
我们的班主任是位朝语老师,虽然与我们的年龄差很大,但老师也有一个上初三的女儿,所以她总能熟练地掌握教室里的气氛,还不时地讲一些有趣的故事,这让我很敬佩。
我想,现在我们的班级就象刚发芽的小树。在这三年里,无论男生,还是女生,都会拥有一片属于自己的蓝天!
|
|
|