日本の小学生生活
ぬいぐるみ交換交流プロジェクト - [オプション] IT活動 (授業でITを取り入れたい場合)
西川尚子 (オーストラリア・マロンビーナ小学校)

a) ウェブ会議
b) ビデオインタビューレター
c) フォトレター
a) ウェブ会議

webconference

オンラインで相手校とウェブ交流を行う。

<下記のような活動を交互に行う。>
  1. 日本語と母語による挨拶
  2. 学校の紹介
  3. クイズ:学校、国、食べ物などについて
  4. ゲーム:オンラインじゃんけん、フラッシュカードゲーム、質疑応答
  5. さようならの挨拶
  6. * 子どもたちをwebcamの前で話すのに慣れさせるため、交流の前に簡単なリハーサルをしておくとよい。子どもたちが日本語でも母語でも、できるだけたくさん話すように促す。

使うもの: * 交流の前かあとに、写真を見せてもよい。 (子どもたちは交流後にいろいろな質問をしてくるので。)
* ウェブ会議を行うには、事前にwebcamとウェブ会議用のソフトウェア (MSN、Yahoo、Skypeなど) をインストールしておく必要がある。当校では「V2 Conference」「Nice to meet you」を使用して相手校と交流した。これらは有料またはレンタルのソフトウェアだが、使いやすくウェブ会議に適している。Word、Excel、PowerPointなどの資料もウェブ会議のスクリーンで表示することができる。
* ソフトウェアのセットアップ、接続の設定などの面で、IT担当者に手伝ってもらうとよい。
b) ビデオインタビューレター
子どもたちが書いた日本語 (または母語) の自己紹介をMS Movie Maker (デジタルビデオを録画、編集するソフトウェア) を使い保存する。

  1. 子どもたちは写真教材「日本の小学生生活」のCDまたはホームページに収録されている日本の小学生の自己紹介を聞く。
    http://www.tjf.or.jp/shogakusei/index_j.htm (日)
    http://www.tjf.or.jp/shogakusei/index_e.htm (英)
  2. 子どもたちは日本語で自己紹介をする練習をする。 (名前、ニックネーム、年齢、好きなもの、など)
  3. MS Movie Maker (または同様のビデオ録画ソフトウェア) で子どもたちの自己紹介を録画する。
  4. 子どもたち全員の自己紹介をCDに保存する。
  5. 相手校にCDを送る。
    * 母語のメッセージ (翻訳つき) や歌を録画してもよい。

使うもの:
C) フォトレター
子どもたちや学校の写真をMS Photo Story (デジタル画像編集ソフトウェア) を使って本格的に編集する。

  1. 子どもたちにフォトレターのサンプルを見せる。  
    (サンプルの作り方)
    (1) 写真教材「日本の小学生生活」のCDまたはホームページから写真を保存する。
    (2) MS Photo Storyを使ってキャプションやナレーション、音楽をつける。 (キャプションは、子どもたちの日本語のレベルに応じて、母語でも日本語でもよい。)
  2. ビデオで繰り返し使われる言い方を挙げさせ、言ったり、書いたりして練習させる。
    (例) これは~です。 ~室 ~に~がいます。 ~に~があります。
  3. 子どもたちは、サンプルを参考に、紹介したいものの写真を撮る。
  4. 各写真にキャプションを書かせ、教師が手伝って日本語に翻訳させる。
  5. 写真とキャプションをMS Photo Story (または同様の画像編集ソフトウェア) を使って編集する。
  6. 各写真に音声とキャプションを添付し、音楽を挿入する。 (音声は日本語、キャプションは母語にしたり、その反対でもよい。)
  7. フォトレターの完成版をCDに保存し、相手校に送る。
  8. * 母語のメッセージ (翻訳つき) や歌を録画してもよい。

使うもの:
子どもたちが作った作品はこちら