第31回よみうり写真大賞高校生部門「フォト&エッセーの部」入賞作品
「瞬間を生きる!私の親友 パトリシア・ガルシア」 ステファニー・ワグナー (アメリカ)
メッセージ
私がパトリシアをモデルに選んだのは、彼女がいつも自然体だから。他の人ならカメラの前では構えてしまうけど、パトリシアはいつでも同じ。彼女の人生は、青春のエネルギーに満ち溢れている。彼女のそばにいると何でもできるような気持ちになる。すごくばかげたことでも何でもできるというオーラを彼女はまき散らしている。彼女と一緒だと、楽ちんな場所から一歩踏み出して、全く新しい方法で自分を表現できそうな気がする。公共の場で大声で叫ぶなんてことは、彼女にとってはとても普通のこと。私もつい、一緒になってやってしまう。写真を撮っている間、彼女の強い自立心に、ひそかに感動している自分に気づいた。私は彼女の大胆さを尊敬している。いつの日か彼女のように自信を持ちたい。
主人公について
パトリシアに出会ったのは5年生の時。そこから5年間ずっと同じクラスだったので、いつのまにか親友になっていった。私たちはふたりともストレスいっぱいの特別選抜クラスに在籍している。どんなに私が疲れていても、パトリシアはいつもエネルギー満タン。ずっと彼女と一緒にいるけど、退屈しているのを見たことがない。
この写真は、彼女が最も輝いている瞬間だと思う。いつかこの写真を一緒に見ながら、振り返って笑える日が来るんじゃないのかな。
彼女は、今の私にたくさんの影響を与えてくれている。この写真を見た人にも、「今この瞬間」を生きる彼女の情熱を伝えたい。そしてそこから何か感じてくれたらうれしい。