2010年度 入賞・入選作品 / その他海外からの応募作品
「たった一人の友だち、私の世界」レイン・アナレイズ(フィリピン)
メッセージ
私たちの仲の良さを表現するために、どの写真も心を込めて撮った。いいものは時間をかけて作れって人は言うけれど、でも、素晴らしい出来事は一瞬で起きるから、夢中でシャッターを切った。 「友だちとはメロンのようなもの。美味しいものを見つけるには、百も食べねばならない。」(詩人、Mermet, Claudeの言葉) 友だちと過ごす時間はとても楽しくて、家族よりももっとお互いのことをよく知っている。私たちは若いし、どこにだって行ける。夜更かしだって徹夜だって寝坊だって、友だちと一緒ならなんだって出来る。一度にたくさんの友だちを作るのは簡単。逆に、たった一人の、大切な親友を見つけるほうが、とても難しいと思う。 ヴィーナのことは一年生の頃から知ってる。私がおしゃべりなのとは対照的に、とても物静かな子という第一印象だった。五年生ころの彼女は、メガネと歯の矯正器具で今とは全然違う印象だったと思う。もう八年の付き合いになるけど、それだけ長い間彼女といるってことはすごいことだよね。この先もずっと親友だよ。もしこの先つらいことがあっても、私たちは笑っていけるよね。なぜって?だって、苦しいことも一緒に乗り越えていけるって、悪いことじゃないから。人生のいい時も悪いときも、そして太ってもやせても、私たちはこの先もずっと親友だから。どして、どんな人だって、どんな出来事だって、私たちの仲を引き裂くことはできない。彼女は私の「歩く秘密箱」のようなもので、私の秘密を何でも知ってる。もちろん、私も同じ。 彼女は勇気とリーダーシップを兼ね備えていて、勉強も熱心。他の人への気遣いもちゃんとできるし、本当に大人っぽい。私のことも何も言わなくてもわかってくれる。私の弱さや強さも…。だけど一方で子どもっぽいところもあって、まるで小さい子どもみたいに、二人でじゃれあいながらおかしな話をすることもあったね。 友だちは、私の人生を明るく照らしてくれる光。そして、本当の友だちは見つけるのは大変だけど、でも私には彼女がいてくれる。そのことを心から感謝をしよう。
主人公について
ヴィーナは一年生の頃からの親友。出会ってからもう八年。彼女は私が落ち込んでいるときはいつも励ましてくれる大切な存在。彼女のような親友を出会えたことを神様に感謝したい。そして彼女にも、いつも私のそばにいてくれることを感謝したい。ヴィーナはそんな大切な親友。だから今回作品のモデルとして選んだ。