2013年度 入賞・入選作品 / その他海外からの応募作品
「The girl she is ありのままの彼女」
千住知葉
メッセージ
放課後、彼女はふらりとここを訪れる。 高子さんだけが知っている、とっておきの場所。 日々の喧騒を離れ、時がとまった街の中に、彼女が溶けこんでいく。 そこで見せた高子さんの素顔。生き生きとして無邪気な、少し背伸びした表情。 彼女の全ての振る舞いが、この街を愛していることの証明だった。 「嬉しい時、悲しい時、ありのままの全てをこの街は知ってる。素でいられるこの空間が、私は好きだ。」 見たこともない彼女が、そこにいた。
主人公について
中学の時から、どこか不思議な雰囲気を持った彼女の写真を撮ろうと思っていたから。