24年間タイ料理の魅力を日本に伝え続ける

関西外国語大学

24年間タイ料理の魅力を日本に伝え続ける

PEOPLEこの人に取材しました!

プロンピン・ソンポンさん

タイ料理屋「熱帯食堂」のシェフ

24年前仕事のために日本に来て、色んな場所でタイ料理を作り続けているソンポンさん。現在、大阪府枚方市にあるタイ料理屋「熱帯食堂」で働いている。日本では、料理のレシピだけではなく、自分も日本について学んで合わせていく必要があるのか。ソンポンさんにお話をうかがった。

日本で働き始めた理由

Q:日本に来たきっかけは

仕事ですね。ここはタイよりお金もらえると思って来ましたけど、今は円が安いので多分タイとあんまり変わらないですね。前は九州と屋久島でも働いたことがあって、今は大阪の枚方市にある「熱帯食堂」で働いています。

Q:日本を選んだ理由はなんですか

友達の紹介で来ました。

Q:日本に来る前にタイでどんな仕事をされていましたか

タイの4ヵました。その12年間の経験がなかったら日本に来られないですね。

タイと日本での「働き方」の違い

Q:ソンポンさんにとって、日本で働くのはタイとどんな違いがありますか

言葉ですね。タイの言葉はわかるけど、日本の言葉はまだまだ頑張らないといけないです。日本語は特に勉強してないですけど、ただ一つ一つの言葉を覚えてしゃべってるので、しゃべることはできますけど、読むのと書くのはまだできないです。

Q:他に日本で働くために苦労したことは

どこで働いても厳しいところがあるのは変わらないですけど、日本で働くのは日本の伝統文化や日本人とタイ人の性格の違いがあるので、そこも学ばないといけないですね。でも、僕はそこも好きですね、だから24年間もここで働いてきました。

タイと日本での「タイ料理」の違い

Q:日本人にタイ料理を作るのは、いろいろ違う点がありますか

場所によって違いますね。例えば九州は辛いのはダメ、レモングラスや野菜を入れすぎない、屋久島はタイ料理食べたことがない人に作る感じで、味付けは80%くらいタイと同じ味付けをしていましたが。「熱帯食堂」は90%くらいタイと同じです。辛さとかはタイの半分くらいにしています。でも時々「めっちゃ辛い」のを食べたがる人もいます。

Q:「熱帯食堂」の魅力は?

ここはタイ料理だけでなく、インドネシア料理もあって、お客さんは両方頼んで合わせて食べるのが好きです。メニューが色々あってお客さんに人気です。

Q:おすすめのメニューはありますか

タイ料理の人気メニューはタイの焼きそば「パッタイ」ですね。インドネシア料理は「ミーゴレン」です。ちょっと辛いですね。でもタイ料理のパッタイはあんまり辛くないです。これが二つの大人気メニューです。あと「ナシゴレン」も人気です。私は好きですね、いつも食べてます。

 

今後の目標について

Q:今後の目標ややりたいことは

ずっと日本で頑張って働きましたので、そろそろタイに帰るかもしれないです。結構な歳になってるので、多分もうそんなに長く働かないと思います。

Q:日本で働きたいと思っている人へのメッセージはありますか

日本は文化や、人の性格の違いなど、色々厳しいので、日本で働きたい人は頑張らないといけないと思いますが、頑張ってください。

(インタビュー:2024年3月)

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