北陸先端科学技術大学院大学で日本語を教える本田弘之さんの「Oh My Gochi」は!?

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●【募集開始】世界の言語と文化を知ろう!(第4回)「落語×中国語=グローバル時代の人へのものの伝えかた!」〔日時:11/25【土曜日】/15:00~17:00、会場:東京都立杉並総合高等学校視聴覚室(東京都杉並区)、対象:高校生、高校生の保護者、高校の先生〕
https://www.tjf.or.jp/jp/information/2017/inf2017_8.html

●【まだまだ募集中―1日参加でもOK!】高校生のための韓国語講座~K-POPろう!〔日時:10/14(終了)、10/21、10/28、11/4、11/18、11/25、12/2、12/9、12/16【土曜日】/15:00~16:30、会場:韓国中央会館別館3階セミナー室(港区南麻布)ほか、対象:高校生〕
http://sfml.jp/?c=4900252&o=0031000000df7JwAAI&v=3b0c3d18

●【まだまだ募集中―1日参加でもOK!】高校生のためのドイツ語講座~ドイツのテーブルゲームTIPP-KICKしよう!〔日時:10/15(終了)、10/22、10/29【日曜日】/14:00~16:00、会場:東京ドイツ文化センター横浜校(パシフィコ横浜)、対象:高校生〕
http://sfml.jp/?c=4900253&o=0031000000df7JwAAI&v=bbfc2a07

●【残席僅か/先着順】第4回小中高校の先生向けCMづくりワークショップ~伝わるってどういうこと? CMづくりを通して、いっしょに考えてみませんか?〔日時:11/5、11/12【日曜日】10:00~17:00、会場:TJF〕
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 わやわや 2017年10月18日

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◆◆ Oh My Gochi
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現在、北陸先端科学技術大学院大学で日本語を教える本田弘之さん。実は、大学時代の専攻は、日本語ではなくて、地理学・文化人類学でした。世界中を旅して、いろいろなものを見て、さまざまなものを食べてきた、という本田さんのGochiは......。

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 料理で「異文化理解を理解」した瞬間
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「日本語教員」(正確にいうと「自分の母語を外国人に教える教員」ですね)という仕事のおもしろさの一つは、世界のいろいろなところで仕事ができることだと思う。同じ「外国語教員」といっても、(日本人の)英語教員は、基本的に英語圏の地域にしか行く必要がないから「海外経験はイギリスとアメリカ合衆国だけ」なんていう人がめずらしくない。それに比べると(日本人)日本語教員の活動範囲はとても広い。

わたしも、立て続けにモンゴル、新疆ウイグル自治区、キルギスという3つの場所で仕事をするチャンスにめぐまれたことがある。この3つの場所は、ユーラシア北部に広がる大草原地帯にあって、モンゴル語やテュルク(トルコ)語を話す人たちが暮らしている。彼らは13世紀(中国では「元」の時代)に、ユーラシアの3/4を支配下においた遊牧騎馬民族の子孫にあたる人たちだ。

遊牧民族の「ごちそう」は、羊と決まっている。どこでも日本から来た日本語の先生をもてなすために、盛大に羊料理がふるまわれた。日本人は、あまり羊肉に慣れていないので敬遠する人も多いようだが、わたしは北海道出身なのでソウルフードはジンギスカン。だから、羊料理は大歓迎だ。

ただ、羊が大好きというわたしも、ちょっと苦手なのが羊の頭。羊の調理法は、テュルク系は焼肉、モンゴル系は塩ゆで肉が基本なのだが、どちらも大皿の中心に必ず恨めしそうに眼を閉じた羊の頭が載せられてくる。しかも、この頭が接客に重要な役割を果たす。

キルギスでは、主客と主人が片目ずつを分けあって食べることによって友情を確認するのだ、といわれ羊の眼球を一個食べるはめに......。という話をウイグルでしたら「ウイグルでは耳です!」と告げられ片耳を。さらにその二つの話をしたモンゴルのゲルでは「そうですか! モンゴルでは鼻です!」といわれて消しゴムみたいな食感の鼻を食べるはめに(もしかすると冗談だったのかも......。)

羊はおいしいんだけど、腿肉とスペアリブだけ持ってきてほしい。頭なんかつけてくるなよなー、と思いながら日本に帰ってきたある日、当時(1995年ごろです)、活躍しはじめたモンゴル人力士へのインタビュー記事が目に入った。
「日本料理で苦手なものはなんですか?」
「魚の頭です。目がこわいです」

彼らには、尾頭付きのタイのお造り(についてくる頭)がものすごく気持ち悪く、来日当初はそれが許せなかったらしい。

タイの頭をとってしまうと、せっかくのおもてなしの価値がなくなってしまうという日本人の感覚と、「羊の頭を見せないとおもてなしにならない!」と考えるモンゴル人(遊牧民)の感覚が見事にシンクロしていることを知り「異文化理解とはこういうことか!」と体得した瞬間でありました。



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◆◆ スタッフのつぶやき
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こんにちは、室中です。
ずいぶん涼しくなってきました。秋の夜長、みなさんいかがお過ごしですか。

わたしのこの秋の夜のテーマは「闘い」。毎夜、あるものと闘っています。
夏にしばらく留守にしている間に我が家に出入りするようになったネズミです。
最初はベランダや天井裏を移動するひかえめな足音が時々するくらいでした。
そのうち慣れてきたのか、寝ている間に台所に出没して米やラーメンの袋などをかじるようになり、あげくの果て、青汁のスティック粉末のパッケージを食い破り、緑の粉を床にまき散らす始末(苦くなかったのでしょうか)。

それでも、最初は「平和的解決」をめざしていました。
ネズミの気配がすると、「ネズミー、あっちいけ」と声を出したり、足音をさせたりして、「人がいるんだぞー。気付いてるんだぞー。だから今のうちに出ていってー」というメッセージを送りました。
それでも効かないと、足音を追っかけながら木刀で天井をこづいたり、ネズミの嫌う超音波を発するという機器を設置してみたりしました。

残念ながらほぼ効果はなく、こちらの腰が引けているのを見透かしたかのように、ネズミはどんどん行動をエスカレートさせていきました。天井裏だけでなく、壁のなかを伝って2階へ1階へ、縦横無尽に走り回ります。
さらには、なにやらかみ応えのありそうなものを「ガシ、ガシ、ガーーーーッ」とかじり続ける音が響くようになりました。柱をかじっているのではないかと不安です(ネズミは一生歯が伸び続けるので硬いものをかじって歯を削っていると聞きましたが本当でしょうか)。

ここ1週間ほどは、日が暮れてから空が白むまで一晩中ドタバタ、ガシガシ、キィーキィーやられるので、たまったものではありません。睡眠不足でイラッとして「えーい、捕まえてやる!」と攻撃的な気持ちが芽生え、それまで捕まえたあとを想像して避けていた生け捕りシートを躊躇なく買ってきて設置しました。
今のところ成果はありません......。

そして昨晩、ベッドに敷いてあったシーツが食い破られているのを発見!
「コルァ、ネズミ。なめとんのかーっっ!  許すかああーーーっ」と、一気に闘争心マックスに。
速攻、ネットで業務用の強力捕獲シートやらくん蒸剤やらを注文しました。
この週末、一気に反撃に出たいと思います。
早く、静かな夜を取り戻したい。

くだらない話にお付き合いいただき、ありがとうございました。
みなさま、楽しい秋の夜をお過ごしくださいませ!



===〔お役立ち情報〕=====

他団体が主催する、参加者募集中のイベントをご紹介します。
詳細は、各団体にお問い合わせください。

● 【参加者募集中】2017年度 JACTFL 講演会「節英から多言語へ」〔日時:11/19(土)15:00~17:30、無料、会場:慶應義塾大学日吉キャンパス〕
http://www.jactfl.or.jp/




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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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