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わやわや 2021年7月21日
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◆◆TJFからのお知らせ
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6日14日付で佐藤郡衛が理事長に就任しました。
▼新理事長ごあいさつ
長年にわたり当財団の理事長を務められた渡邊幸治氏の後任として理事長職を務めることになりました。当財団は創設以来、国内外の青少年を対象にしてさまざまな事業を展開してきました。ただ、いま社会は大きく変わりつつあり、組織のあり方も時代に即した変革が求められています。この重要な時期に大役を仰せつかり身が引き締まる思いです。
私と国際文化フォーラムとの初めての出会いは20年以上前のことです。その後も教材開発や研修などで継続的に関わってきました。そこで「人と人の出会いやつながり」を大事にするということを感じてきました。当財団では、多様な背景を持つ若い人たちが出会い、交流し、それをきっかけにしてつながっていけるような取り組みを行ない、各方面から一定の評価を得てきたと思います。
この「出会いとつながり」はこれからも重要なキーワードです。しかし、新型コロナ感染症のパンデミックの例を出すまでもなく、これからの社会は、予測不可能な未知の世界です。そうした社会にあって必要なことは、すでにある知を身につけることではなく、新たな知を生み出すための知を身につけることです。それは正解のない知で、新しい価値をつくっていくための知です。これは学校だけで修得できるものではありません。しかも、多様な背景を持った人同士の対立や葛藤を通して生み出されるものです。これまでも当財団ではこうした新しい知の創造の場をつくってきましたが、さらにこうした事業を展開していきたいと思っています。
予測不可能な未知の社会を生きていく若い人にとって重要なのは希望です。かつて玄田有史さんは「希望は持つものでも、与えられるものでもなく、つくるものだ」と指摘しました。若者が希望をつくるには、社会とかかわり、さまざまな課題を見出し、それらを解決しようという思いを共有し、解決策を探ること、そして解決のためのアクションを他者と共におこすことが重要です。そのことで若い人たちが希望を共有していくことができます。当財団では若い人たちが出会い、つながり、そして希望を共有できるような取り組みを行なっていきたいと思っています。
もちろんそのためには、私たちスタッフが希望をつくることも大切です。組織はいうまでもなく多様な背景や価値観を持った人たちからなっています。考え方が違ってもうまくやっていくには、個々のモチベーションやポテンシャルを引き出すことが必要です。しかも、個々の強みを生かしつつ、組織としての成長も目指していかなければいけません。組織としての成熟さは事業を展開していく上で重要な要因の1つです。このためには、当財団を支えていただいている多くのみなさまのお力添えが不可欠です。より一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。(理事長 佐藤郡衛)
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◆◆ 見学者募集
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▼ 互いのことばを学ぶ中高生交流プログラム2021「ソウルでダンスダンスダンスOnline」(オンライン第2回)発表会の見学者募集
2020年度につづき、オンライン2回目となる今年は、日本側参加者9名、韓国側参加者9名の計18名が参加することになりました。日韓の中高生が結成した4つのグループによるK-POPカバーダンス等の動画作品と、出演・制作に携わった日韓の中高生たちの生の声をWeb会議サービス「Zoom」でご視聴いただけます。また、見学者のみなさまには、投票で人気作品を選んでいただきます。
日時:8月15日(日)16:00~17:30(東京時間)
場所:オンライン上(ZOOM利用)※発表会の前日までに、ご参加に必要なZOOMのIDとパスワードをメールでお知らせいたします。ZOOMのご利用がはじめての方で、スマートフォンをご利用予定の方は、予めZOOMアプリのダウンロードが必要なので、ご準備をお願いいたします。詳しくは追ってお送りする資料をご参照ください。
定員:100名
申し込み締め切り:8月14日(土)12:00まで ※定員になり次第、締め切らせていただきます
申し込みフォーム
日本語 https://forms.gle/aLxovzstuh3x2jMj9
韓国語 https://forms.gle/aDsdaNTtEoAJEH7WA
DDD online 2021 プログラムの詳細はこちら
https://www.tjf.or.jp/dance3/
昨年のプログラムの様子はこちらから
https://www.tjf.or.jp/information/7383/
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◆◆ 事業の報告
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▼「日露交流学習プロジェクト」の報告書をウェブに掲載しました!
2018年度に一年間かけて、日本の高校とロシアの小中高校の教師9組が日露交流学習に取り組みました。これらの実践例と交流学習の成果などをまとめた報告書のPDF版をウェブサイト公開しました。2021年度に実施する日露教師、日露生徒の交流プログラムについてもふれています。ぜひご覧ください。(長江春子・千葉美由紀)
https://www.tjf.or.jp/information/9143/
▼ 探究し続けた3時間
「棒と板だけで火を起こそう」(その辺のもので生きるオンライン講座第2回)の実施レポートを掲載しました。
「体力は有限。体力を使いはたさずに火を起こすには、たくさん考える必要がある」
「単語でぱっと答えて正解を"当て"ようとするんじゃなくて、"考えて"ほしい」
今回の講座では、参加者のみなさんが、棒と板をつかって「もみぎり式火起こし」に取り組みました。テンダーさんは1分足らずでやすやすと火を起こすのですが、参加者のみなさんが試しても火が起きる気配がありません。
「なぜ、火が起きないのか? この状態からどうしたら火が起きるのか?」
そこを探りあてるために、講座全般にわたって、テンダーさんと参加者が丁々発止のやりとり(問答)を繰り返しました。冒頭のことばは、そのなかでテンダーさんが発したことばです。
「いま足りないものは何?」「どうしてそうわかるの?」「いましていることは何?」「どうやってしている?」「やってみて確かめよう」「そうするとどうなるの?」
火が起きる仕組みから身体の使い方まで、テンダーさんはことばで答えを伝えません。代わりに次々と問いを発します。参加者のみなさんは、その問いに入れ替わり立ち替わり答え、答えながら考えます。そして、仮説が立つとそれを実際に試してみて、視覚・嗅覚・触覚・聴覚をつかってフィードバックを得ます。そして、また問答をしながら考察を深め、次の仮説を立てて・・・が繰り返されます。まさに、探究を止めない3時間でした。
「その辺のもので生きる」講座では、プロセスを通して本質にたどりつくこと、知識と経験が融合された学びが起きることを重視しています。今回は、理科や化学の授業で習ったことのある「燃焼の三要素」「分子」「摩擦」「熱力学」などの断片的な知識が、"火起こし"を通して経験と結びついた網羅的な知識へと変わっていく時間となりました。
実際のテンダーさんと参加者のみなさんの探究の様子や、「文化としての火起こし」の話などをレポートにまとめました。ぜひご一読ください。
●「棒と板だけで火を起こそう」実施レポート
(テンダーさんのその辺のもので生きるオンライン講座第2回)
https://www.tjf.or.jp/information/8943/
(室中直美)
===〔お役立ち情報〕=====
他団体が主催する、参加者募集中のイベントをご紹介します。
詳細は、各団体にお問い合わせください。
●【8/1〆切_受講者募集】オンラインセミナー「ICTを活用した中国語授業」〔主催:科研基盤(C)「ICTを活用した中国語教育のための電子資料及び教案の開発」(代表者:清原文代)、期間:2021/8/1(日)14:00~17:00、場所:オンライン(ZOOM)、対象:外国語教員、または外国語教員を目指す方、定員:200名、受講料:無料、締切:8/1(日)9:00、締切前に定員に達した場合は、その時点で募集停止〕詳細および申し込みについては以下をご覧ください。
https://zh-ict-20210801.peatix.com
●【8/22〆切】韓日交流作文コンテスト2021作品募集中!
〔主催:駐日本国大韓民国大使館 韓国文化院、東京韓国教育院〕
https://www.koreanculture.jp/info_news_view.php?cate=12&page=&number=6780
●【9/3〆切】Panda杯 全日本青年作文コンクール2021作品募集中!
〔主催:人民中国雑誌社、中華人民共和国駐日本国大使館、公益財団法人日本科学協会〕
http://www.peoplechina.com.cn/tjk/panda/panda2021/
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◆発行元:公益財団法人 国際文化フォーラム
◆お問い合わせはこちら
メール: wayawaya@tjf.or.jp
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