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日本情報発信サイト くりっくにっぽん My Way Your Way
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わやわや 2016年1月20日
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◆◆ おいしい話あります!
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旬の食材や年中行事でおなじみの料理、その食材や料理が作られている地域と日本の関係、ルーツなどを紹介する「おいしい話あります!」が始まります。エッセイとオリジナルレシピを書いてくれるのは、世界の料理情報サイトe-food.jpを運営している各国郷土料理研究家の青木ゆり子さんです。青木さんは「食は人と人との距離を縮める」をモットーに活動しています。
また、メルマガのエッセイと並行して、インターネットラジオで新番組「ごちそうリミックス」の配信を開始しました。
ふだん何気なく食べているものでも、目線を変えると発見があったり、新しい食べもので世界が広がったり、そんな食にまつわる「おいしい話」を繰り広げ、毎日の食卓をめぐるコミュニケーションを楽しくしていこう! という趣旨の番組です。青木さんには毎回いろいろなエピソードを話していただきます。
メルマガとあわせて、ラジオでも皆さまと「おいしい話」で盛り上がっていきたいと思っています。ぜひラジオもお聴きください。
▼ インターネットラジオ「ごちそうリミックス」
https://www.tjf.or.jp/gr/
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◎お正月には、カラフルで縁起のいい魚料理を
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「めでたい」にちなんだ鯛、子宝と子孫繁栄を願った数の子、曲がった腰が長寿を想起させる海老など、日本ではお正月に願いを込めた縁起のいい食べものを食べる習わしがありますが、海外の国々ではどうなのでしょうか。
おせち料理の起源は、日本人が米作りを始めた弥生時代にさかのぼります。その後奈良時代には、中国大陸・朝鮮半島からの渡来文化に影響を受けて、宮中で邪気払いや不老長寿の祈願を行うようになり、おせち料理が発展したといわれています。しかし実は、世界各地にも新しい年のお祝いに「ラッキーフード」を食べる習慣があるのです。
中国では旧正月に、長寿を願う長い麺や、金、幸運を連想させるオレンジやポンカンを食べます。また、中国で「余」といえば「お金が余るほど豊か」であることを意味しますが、「余」の発音に似ている「魚」も縁起物として食べられています。
さて欧米では、こんな食べものがラッキーだとされています。たとえばお金に似ている豆(特にレンズ豆や白黒豆)や、子孫繁栄が願えそうなぶどう、ざくろ、円満を連想させる円形のケーキ、そしてスイスイと泳ぐところが豊富なアイデアを生み出せそうな魚......。またユダヤ教では、お正月に甘い(sweet=すてきな)年になるようにと、蜂蜜をかけたりんごや、その年の「かしら」になれるようにと魚の頭を食べます。
こうして見ていくとおもしろいことに、文化や宗教は違っても、日本を含めて「魚」を縁起のいい食べものだと考えている文化圏が多いことがわかりますね。確かに、まるごと1匹の魚料理が並ぶだけで新年の食卓が華やかになり、何かいいことが起こりそうです。
そこで今回は、カラフルなカリビアンスタイルでグリルした鯛のレシピをご紹介します。カリブ海ではフエダイの仲間のRed Snapperがよく獲れ、日常的に食べられています。日本の鯛料理もいいけれど、おせちに飽きたらちょっとトロピカルな味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。
■鯛のグリル カリビアンスタイル
【材料】4~5人前
鯛...尾頭付きで1尾(ワタを抜いて鱗を取り、よく洗ってからペーパータオルで水分を拭き取り、両面に包丁で3ヵ所ほど飾り包丁を入れておく)
たまねぎ...中1個(みじん切り)
タイム...生の葉(4~5本)が好ましいが、なければ粉状のものをひとつまみ
パプリカ粉...小さじ2
ビール...100ml(魚の臭み消し用。苦みの少ないものがよい。飲み残しでよい)
レモン...1個(輪切り)
塩(あれば岩塩)...適量(魚の大きさによる。魚の表面、内側にすりこむ)
イタリアンパセリ...少々(飾り用)
レタス...5~6枚(飾り用)
トマト...1個(飾り用。くし切りにしておく)
ピーマン...1個(薄い輪切り)
【作り方】
1. 鯛の表面、内側に岩塩をすりこむ。
2. ビール、たまねぎみじん切り、タイム、パプリカ粉をボウルの中に入れて混ぜる。
3. 鯛をバット(または耐熱皿)に入れ、2をまんべんなく全体にかけてマリネする。輪切りにしたレモン1個分の半分を鯛の表面の切れ目や中に入れる。
4. 3にラップをかけて冷蔵庫に入れ、1時間ほど寝かせる。
5. オーブンを180度に予熱し、4にアルミホイルをかけて30~45分ほど焼く(焼き時間は魚の大きさによって加減してください)。
6. 5をオーブンから取り出し、レタスを敷いたお皿の上に移す。鯛の上にマリネ液を少しかける。
7.6の鯛と鯛のまわりに残りのレモンと、トマト、ピーマン、イタリアンパセリを飾って. できあがり。
▼ インターネットラジオ「ごちそうリミックス」
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◆◆ んじゃめな!
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中国の中学生向け日本語教材『好朋友』全5巻が完成した2010年に、神奈川県内の中学生を公募し、7人を「好朋友特使」として大連に派遣しました。それから5年あまり。特使のメンバーのひとり、根岸諒多さんは現在、大学生。昨年秋には、「好朋友」プロジェクト開始10周年記念として、再び根岸さんを大連に派遣しました。どんどん世界が広がっていく根岸さんの「んじゃめな!」。
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◎ひとつのきっかけから広がる世界
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中学3年生のとき、中国の同年齢の子のことを知りたかったのと中華料理に興味があったのとで「好朋友特使」に応募しました。以前、父の仕事の関係でフランスに3週間滞在したときに、ことばは通じないのに、父の友人の子どもと楽しく過ごしたことが強く記憶に残っていて、中国の同世代と交流してみたかったんです。
中学3年生の3月、「好朋友特使」として大連を訪れました。ぼくにとっては初めての中国。飛行機の窓の下に見えてきたのは、自分が想像していたよりもずっときれいな町並みでした。
同世代の子の家にホームビジットしたとき、ベランダから窓にひょっこり顔を出していた猫の写真を撮って、その子に見せました。すると、「あ~」って顔がほころんだんです。ほかにも水族館に大連の中学生といっしょにいったときに、ちょっとつり目のリトルマーメイド、アリエルがいて、いっしょに笑ったりもしました。どちらも感覚は同じなんだなって実感しました。
このときの意思疎通の手段は少しの英語とジェスチャーでしたが、これをきっかけに中国語をやってみようかなという気持ちがわいてきました。
その年の夏、TJF主催のサマキャン(日中高校生サマーキャンプ)に参加しました。10日間、北京で中国語を学び、中国の高校生と交流するプログラムです。サマキャンに参加する前に、桜美林大学内の孔子学院が実施していた中国語春季講座に通ってもいたので、前回よりも中国語が使えます。いちばん印象に残っているのは、中国結びの飾りを何個かまとめ買いして値切ったこと。ひとつ10元だったのを2.5元にまで値切りました。でもあとで、中国の学生にいくらに見えるか聞いたら、「1元かな」といわれ、気が抜けましたけど......。
その後中国語にふれる機会がなかなかなかったのですが、昨年春から大学で初級中国語を履修しています。そして昨年秋、「好朋友」10周年記念で大連を再び訪れました。中国語力はまだまだなのですが、中国語のスピーチや会話を聞いて、知っている単語や話の流れから、話していることを推測できるようになったのは楽しかったです。来年度は中級中国語の授業をとりたいと思っています。
ぼくは第二外国語でフランス語をとっています。フランス語と中国語では全く違うと思っていたのですが、似ている音もあるんです。例えば、フランス語の「u」の音は少し独特で、口を「ウ」の形にしながら「イ」と発音するのですが、これが中国語の「u」とほとんど同じでなんです。「月」を中国語で「yue」、フランス語では「lune」といいますが、この「u」が似ています。気づいたときはおもしろいなと思いました。
ほかにアラビア語もとっています。ことばと文化を知って、メディアで報道されているニュースの見方が変わってきました。テロのことばかりが報道されるのでイスラム圏の人たちのイメージはよくなかったのですが、先生が実際に経験した話やイスラム圏の若者がターバンをおしゃれに巻いていることなどを知って、そのようなイメージはなくなりました。
いろいろな言語を知るのはおもしろいですね。ぼくは民話も好きで、特にロシア民話とグリム童話に興味があるので、これからロシア語やドイツ語も学べたらいいなあと思っています。
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◆◆ スタッフのつぶやき
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こんにちは、森です。
年末年始になると振り返ったり先を見てみたりと忙しいですが、区切りだからやっている「自分だけの行事」ってありませんか?
私の場合、年末恒例の行事といえば楽器の手入れです。初めて自分の稼ぎで手に入れた楽器がエレキベースなのですが、最近はろくに弾いてあげることもできず、1年で何回触ったかというような有様でした。
今年はもう少し音楽に近い生活を心がけようと思い、錆で曇った真鍮のパーツをピカールで磨き、ホコリも拭き上げ、弦も新しく張り替えました。
音楽をかけながら手入れをしていたのですが、不意に90年代の曲が流れ始めました。しばらくして、この楽器を手に入れて20年たったんだなあと気がついたと同時に、この20年の間に新しく好きになった音楽ってなんだっけ?と改めて考えてしまいました。そりゃまあ多少はありますけど、大枠としては70年?90年あたりの洋楽方面で時が止まっているんですね。
新しい音楽を仕入れるルートを開拓しようと、少し前から月定額で音楽が聴き放題になる大手サービスを使い始めたのですが、これがまたすこぶる楽しい。
好みに合わせてあちらから提案される曲も良いですし、音楽に夢中だった当時買ってなかったけど気になっていた音盤を改めて探してみたり、いろいろな再発見が楽しくなっています......って、あれ? 最近の音楽にはたどり着いてないんじゃないか?
結局、古き良き音楽の呪縛からは逃れられず、00年台のあたりまでしか時の流れを進めることはできていないようです。
今年はもう少し音楽方面でBack to the Futureしたいと思います。
あ、サンチュ森さんが出演しているラジオ「ごちそうリミックス」もよろしくお願いします。
⇒ https://www.tjf.or.jp/gr/
===〔お役立ち情報〕=====
他団体が主催する、参加者募集中のイベントをご紹介します。
詳細は、各団体にお問い合わせください。
●韓国語学習者の甲子園「話してみよう韓国語」の予選を見に行きませんか?
〔主催:「話してみよう韓国語」東京・中高生大会実行委員会、駐日韓国大使館 韓国文化院、 2/11(木)、駐日韓国大使館 韓国文化院〕
⇒ http://www.koreanculture.jp/korean_speaking_2015_tokyo_student.php
●第4回JACTFLシンポジウム参加申し込み受付中
テーマ「多様な外国語教育の価値を発見する」
〔主催:JACTFL、上智大学国際言語情報研究所 特別協力:TJFほか、 3/13(日)、上智大学四谷キャンハ?ス12号館〕
⇒ http://www.jactfl.or.jp
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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◆発行元:公益財団法人 国際文化フォーラム
◆発行責任者:水口景子
◆編集:千葉美由紀、森亮介、沈炫旼
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