「日本のいろいろな地域のことを学ぼう」
2011.10
日本地図のパズルやご当地キューピーを楽しみながら、日本の地方や各都道府県の特産品について学ぶ。
目 標 | 1.日本の都道府県や地域について知る。 |
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対 象 | 小学生から高校生 |
日本語レベル | 初級 |
準備するもの
- 日本地図のパズル
- 日本地図を班に一つずつ
- "Go-Tochi Boom=We Love Local"(PDF形式) を班に一つずつ
- PC、プロジェクター、インターネットに接続できる環境
手順
- クラスをグループに分け、各グループに日本地図のパズルを渡して、パズルに挑戦させる。(教室に日本地図がないことを確認する。)
- グループで作ったパズルを比べる。日本地図を配って、正しいものを見せる。生徒が知っていること(島の名前、首都、県名、地域、南北の気候、姉妹校がある場所など)をできるだけ引き出す。日本語のレベルに応じて、場所を表す文章(「日本は長いです」「大きい島が4 つあります」などの簡単な文章)を使う。いくつ県があるかを押さえる。
- "Go-Tochi Boom=We Love Local"を各グループに配り、ご当地について説明している冒頭の部分をクラスで読む。なぜご当地ブームなのか、各地で何が地域の特徴とみなされるのかなどについて質問する。
- "Go-Tochi Boom=We Love Local"の2ページ目を開かせ、ご当地キューピーを見せる。いくつかのキューピーを取り上げて説明する。たとえば、「東京のご当地キューピーを探してください。何を表していると思いますか。東京はどこにありますか」と尋ねる。県の名前を教師のあとについて言わせ、地図で位置を確認させる。これを、5個から10個のキューピーで繰り返す。それぞれのご当地キューピーについて説明し、日本の各地域には特徴があること、それを「めいぶつ」と呼ぶことを紹介する。旅行先から家に持ち帰る記念品も、たいていは地域の名産品であることから、関連する概念として「おみやげ」についてもここで話し合うとよい。時間があれば、自分たちの国での慣習と比較する。
- 記事の「地域の文化、再発見」「ご当地グッズ」「食べもの」「ことば」の4つの部分を、各グループに割り当てる。生徒は、記事を読み、内容をまとめて発表する。もし生徒が発表のときに地図を使用しなければ、カップラーメン「どん兵衛」の東日本と西日本の市場の境界を地図で確認する。また、「とても」と「つかれた」の言い方がいくつあるか、どの言い方が好きかを尋ねる。時間があれば、地域を活性化するために日本で行われている方法が、自分たちの国でもうまくいくかどうか話し合う。
- ある地域が何で有名なのかをいう言い方「xxxはxxxが有名です」を教えながら、地元の文化に対する誇りについて再確認する。自分たちの住んでいる国や地域について話してから、日本の都道府県の話をしてもよいだろう。
- グループごとにコンピューターでウェブサイトに接続できるなら、クイズをしてもよい。(生徒のレベルに応じて、日本語で行うか英語で行うかを決める。)地図で都道府県の場所を示すことができればボーナスポイントを与えるようにして、難易度を上げることもできる。
ご当地キューピーは地域の特産品のうちの1つを表しているに過ぎず、各県にはほかにも有名なものがあることを忘れずに付け加える。
Q: xxxは何が有名ですか。
A: xxxが有名です。
例:
青森県-りんご娘
Q: あおもりけんは何が有名ですか。
A: りんごが有名です。
質問:
a. 青森県は何が有名ですか。
b. 牛タンはどこで食べますか。
c. 餃子が一番おいしい場所はどこですか。
d. みかんはどこで取れますか。みかんは何ですか。
e. たこ焼きはどこで食べられるものですか。
f. 京都は何が有名ですか。
g. 日本では、どこでうず潮を見ることができますか。
h. おいしいすいかが食べられるのはどこですか。
答え:
a. りんご
b. 宮城
c. 栃木
d. 静岡
e. 大阪
f. 舞子
g. 徳島
h. 熊本
キューピーのほかにも、地域の特産品を表すキャラクターはいろいろある。たとえば、ハローキティやワンピースなどの人気キャラクターも取り上げてこのアクティビティを行うことができる。