納豆
なっとう
낫토(納豆)


 納豆は、蒸した大豆を発酵させて作ったもの。納豆菌が大豆のたんぱく質を分解し、大豆をやわらかく、粘り気のあるものにする。たんぱく質やビタミンB2などを豊富に含む納豆は、江戸時代(1603~1867年)後期に最初に作られた。細かく刻んだねぎ、和辛子、生卵、しょうゆなどとあえて食べることが多い。
 納豆の生産量は年間22万トンに及ぶと言われている。これは、50グラム入りのパック、44億個分にあたる。納豆に含まれる成分が、骨粗鬆症や血栓の予防に有効であることが証明されてから、納豆の人気は高まり、消費量は年々伸びている。しかし、消費量には地域差があり、概して東日本に比べて西日本での消費量は少ない。納豆の独特の臭いとねばりが西日本ではなかなか受け入れられないようである。最近では、臭いをおさえた納豆が発売されたり、臭いが気にならないような料理が紹介されたりしている。




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