2002年1月号 語学研修で得たこと |
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語学研修では、地元の日本人や日本の学校の先生、生徒と接する機会を得ることができ、本当の意味での異文化というものを感じ取ることができました。見学した学校の先生達は、保護者と連絡を取り合い、生徒達の将来のために仕事をされていて、その強い責任感に感銘を受けました。和田山町で3ヵ月間暮らして、日本をより深く理解することができました。 語学研修では日本語以外にも多くのことを学ぶ機会に恵まれました。ホストファミリーからは、人の優しさや親切さを学びました。他人である私を家族の一員として迎えてくれ、親戚の会合、村の交流など、すべての行事に参加させていただきました。こうしたことは今回の研修で得ることができた大きな財産だと思います。研修中、日本人とばかり接して、日本語だけを使って過ごした日々は自分への大きな自信となったと同時に、コミュニケーションの手段は言語だけではないということを強く感じさせられました。日本語が通じない時は、身振りと笑顔と握手だけでも気持ちは通じることが分かりました。 中国と日本はどちらもアジアにありますが、言葉の表現の仕方、言い回し、習慣など、だいぶ違うように感じます。自分の価値観を見直す機会となった今回の研修は、私にとって大変貴重な経験であったと思います。この経験を生かして、今後はより広い視野で世界を見ていけたらと思っています。 甘旗卡第二高級中学
劉海峰 |