教学設計
 
第22号 2005/1
概要
日本の漫画喫茶について知り、自分たちはどんな喫茶店を作りたいかをグループで考え、みんなに分かりやすく説明する。
目標
情意目標
○日本の漫画喫茶という大衆的な文化の背景知識を得る。
○共同学習を通じて、同級生との良好な関係を作り、助け合って課題を遂行する。
言動目標
自分が作りたい喫茶店について説明できるようになる。
学習文法・文型
・~があります
・~することができます(状況可能の用法)
・~ないでください
・~たいです
・~からです
対象学習者
中学2年
教科書との関連:『日語』8年級上第6課コラム「中学生与电视」、高中第1冊「ドラえもん」、第2冊コラム13「日本的漫画」、コラム16「电视时代的学生」
授業のヒント
用意するもの
  • カラー資料
    (マウスを右クリックして「印刷」を選び、印刷してください。A3サイズで印刷することをお勧めします。)
    (鼠标右点击,选择菜单中的 “印刷” 即可打印.打印时建议您使用A3纸。)
  • 画用紙
  • ペン
事前準備
授業を行う数日前にカラーの付録資料を教室に張る。次の授業までに、漫画喫茶とはどのような場所なのかよく見ておくように指示する。

教师先不要向学生介绍有关 “漫画咖啡” 的详细内容,重视学生的自主性,让学生自己去发现和领会。

1. 導入

(1) 漫画喫茶について分かったことをできるだけ日本語で説明させる。
分からないところは中国語でもいい。ただし、その場合は、教師が日本語での言い方を示す。生徒からなかなか発言が出ない時は、教師から次のような質問を投げかける。また、教師は補足説明をする(5頁の素材文、別紙参考資料参照)。

〈質問例〉
  1. ここはどこですか。
  2. ここに何がありますか。
  3. 何をすることができますか。
  4. 何を食べることができますか。
  5. いくらお金を払いますか。

在学生主动发言的时候,可以结合已学过的 等句型及词汇,适当地做一些复习或者练习。

(2) 漫画喫茶について感想を述べさせる。中国語でもいい。
〈例〉
「私は漫画喫茶に行って漫画が読みたいです」
「インターネットをすると目が悪くなると思います」

2. 教師が例を示す

〈例〉
これは、ひだまり社の喫茶店です。名前は、なかよし動物喫茶です。いろいろな動物と遊ぶことができます。料金は……。ぜひみなさん遊びに来てください(図は別紙参照)。

3. グループ作業

(1) 4~5人のグループに分ける。
グループで、どんな喫茶店を作りたいか話し合わせる。この時、喫茶店作りにあたって、次のような条件を出す。

(条件例)
  1. 健康的であること
  2. 中学生が楽しめるものであること

充分发挥学生的想象能力,哪怕其想象的事物在现实生活中并不存在。

(2) 作りたい喫茶店のイメージがわいたら、次のa.~f.の項目について話し合わせる。
決まったら各項目を画用紙に記入させる。できる限り既習文型・語彙を使用して日本語で記入させるようにする。部分的に中国語を使ってもいい。

  1. 喫茶店の名前
  2. キャッチフレーズ(吸引人注意的词句) 
  3. 概要図
  4. 特徴(表現:~があります、~することができます)
  5. 料金設定
  6. 禁止事項(表現:~ないでください)

指导学生首先确定每个人在小组中的角色(发言、画图、书写等),使其通过合作来展开本小组的选题。

(3) グループごとに発表させる。

4. 評価
(1)
教師は、各グループが作成した作品を黒板に張る。
(2)
どの喫茶店に行きたいか(自分のグループの喫茶店は除く)、その理由は何かを何人かの生徒に発言させる。
〈例〉私は(喫茶店の名前)に行きたいです。それは、(理由)からです。
(3)
喫茶店ごとに挙手させて、人気の順番を決める。
執筆:杉山充(青年海外協力隊員として、2001から2003年まで、大連市第一中学で日本語教師を務めた。現在、早稲田大学大学院在学中)