2008年1月
擬音語・擬態語
擬音語・擬態語
日本語には多くの擬音語、擬態語があります。擬音語は音や声を表したもので、擬態語は、人や物の状態や様子を音を使って表したものです。どちらもカタカナで書くことが多いですが、ひらがなで書くこともあります。また、漫画では擬音語、擬態語が多用されます。
1.次の音は何を表していると思いますか。下の選択肢から選びましょう。- ワンワン
- ニャーニャー
- ザーザー
- ざわざわ
- ワーッ
【選択肢】
強い雨の音、 犬の鳴き声、 うるさい様子、 大勢の人の歓声、 猫の鳴き声
2.次の( )に入るものを、下の選択肢から選びましょう。
強い雨の音、 犬の鳴き声、 うるさい様子、 大勢の人の歓声、 猫の鳴き声
- 友だちが( )笑っている。
- ピアノの発表会では、緊張して胸が( )した。
- 朝ごはんを食べなかったので、おなかが( )だ。
- 突然、後ろから肩をたたかれて、( )とした。
【選択肢】
ぺこぺこ、 ドキッ、 にこにこ、 ドキドキ、 ぺらぺら
ぺこぺこ、 ドキッ、 にこにこ、 ドキドキ、 ぺらぺら
設問1.
- 犬の鳴き声
- 猫の鳴き声
- 強い雨の音
- うるさい様子
- 大勢の人の歓声
- にこにこ
- ドキドキ
- ぺこぺこ
- ドキッ
【補足】
問題2の選択肢にある「ぺらぺら」にはいろいろな意味があります。次の例文を見て、どんな意味があるか、考えてみてください。
- 趙さんは日本に5年住んでいたので、日本語がぺらぺらだ。
- 母は電話でぺらぺらと30分以上話している。
- お茶を飲みながら、雑誌をぺらぺらとめくる。
- ぺらぺらの紙ではなくて、もう少し厚い紙がほしい。
どうですか。意味が分かりましたか?
1. の「ぺらぺら」は外国語が流暢に話せる様子を表しています。
2. の「ぺらぺら」は長い時間ずっとおしゃべりしている様子を表します。また、本当は話してはいけないことを話してしまうという意味で使うこともあります。
3. の「ぺらぺら」は本や雑誌などのページをめくっている様子ですが、内容をしっかり読むのではなく、ただ眺めている様子を表すことが多いです。
4. の「ぺらぺら」は紙や布などが薄い様子を表します。
ほかにも、たくさんの擬音語、擬態語があります。どんどん使ってみてくださいね。