俊一さんのおじいさん(ぜんちゅうさん)、おばあさん(みつさん)/ご自宅
俊一さんのお父さんのご両親。おじいさんの家は、代々、土地の神さまを守る役目をしています。家の敷地内に、神さまが祭られています。
 
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代々守ってきた島の神様について

(この部屋の)奥に三つの石が置かれていますが、これはずっと昔からあって、火の神と呼ばれています。この家は、ずっと昔から伊是名の神を守る役で、この火の神も守ってきました。この家のうしろのほうにメンナー山がありますが、昔は3月の「やまなじ」という行事のときに、メンナー山で松を切ってその松で豚を料理しました。そして、それをこの火の神にお供えしてました。あの山で勝手に木を切ったりすると、神様の罰があたると言われています。伊是名の各地区にこういう土地の守り神がいます。

こちらには、門中(一族)の祖先の方たちを置いてあります。行事があるときに、一族がみんなきてお祈りします。毎日、お茶とお水をあげています。

Q 神様を守る役割では、具体的にどういうことをするんですか?
ここで、五穀豊穣のお願いをします。それから、村の人が、それぞれの健康を祈りにきたりします。「神主」みたいな役割です。
Q 昔は、そこで実際に炊いたりということもしてたんですね。
いや、ここではやってないですよ。家でつくってここにお供えしていました。
Q この灰は何ですか?
あ~、これは灰ですよ(一同、爆笑)。 線香をお供えしたあとの灰です。ふだんは3本たてるんですけど、願い事をするときには12本たてるんです。