来年入学してくる受験生に向けてランチの店を動画で紹介
2018年3月に行なわれた「めやす」合宿の参加者チーム「あ行」が作成した「ランチ紹介動画を作成する」学習プロジェクトのプランである。チームが挙げたセールスポイントとして、「確実につながれる」「初級でも自由度の高い活動ができる」「現実的にできそう」ということを前提に作成し、今回はつながる相手を「来年入学して来る受験生」としたが、「キャンパスの近くに住んでいる方々」でもいいし、「キャンパス内にある食堂」ではなく、「キャンパス近くにある店にインタビューする」でも「ランチマップを作成する」でもいいと思う、ことであった。
Category
- 言語
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- 日本語
- 対象
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- 大学生
- 活動タイプ
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- インタビュー
- 作品制作
- アウトプット
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- メールや手紙
- 動画作品
- 台本
- 話題分野
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- 学校生活
- 食
Download
単元目標
学習者レベル ( A )
来年入学してくる受験生に向けてランチの店を動画で案内できる。
話題分野:学校生活、食
コミュニケーション能力指標
学2-b簡単な概要を説明した資料を作ることができる。
食2-f料理の種類の好みについて、会話できる。
インタビュー
このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。
いいえ。実践してみようと思ったものです。
実現の可能性はクラスサイズや担当科目(個人で担当する科目かチームティームティーチングか)、所属の機関によるものだと思います。
どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。
WSの阪上彩子先生の例と、グループメンバーのこれまでの経験談、時間の制限内で完成できるものというのが発想の経緯です。
実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。
実践していない場合:
クラスの雰囲気によっては非常に活発な活動になると思います。自発的な日本語の語彙や表現の獲得につながることを期待しています。
このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。
(グループ内評価)限られた時間内で自由度が高く、かつ、計算された活動が考えられたと思います。考えられる課題:「具体的に指示を与えてほしい」と言われそうだと感じました。今回グループで考えている間も各々の考えがあったので、グループ内で意見を取りまとめることなど、教員のクラス運営に課題が残ることが予想されます。
考えられる効果:質問3の回答同様、自発的な日本語の語彙や表現の獲得につながると思います。
同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。
テーマを決め、大中小目標を作成するだけでもかなり時間がかかり、最初の方は個々のタスクや形成的評価を考えられるかどうか、心配になるほどでした。今回はグループで考えるという作業だったので、短時間でこれほどの成果物になったのだと思います。
個人で作成する場合は、最初は完璧を求めず、2、3回実践⇒改善⇒実践をくり返していこうという気持ちで進めたほうがいいと思います。
執筆者
2018年3月12日、13日に行なわれた「めやす」研修合宿の参加者チームである。メンバーは遠藤杏氏(清泉女子大学・スペイン語)、青島美紀氏(大阪国際大学・日本語)、梅田康子氏(愛知大学・日本語)、安達万里江氏(立命館大学・日本語)の4名。(所属は参加当時)