学校紹介PVを作ろう〜複眼的な視点をもって
中国ルーツの生徒と日本人生徒が共に学ぶ授業の一環として実施されたプロジェクト。来訪する中華圏の高校生に向け、日中の学校の異同にも着目できるような内容の「学校紹介 PV」を作成する活動である。情報機器が苦手な生徒も無理なく取り組むことができるように、簡単な機器(アプリ)から難しいものへと段階的に導入することがポイント。
Category
- 言語
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- 中国語
- 対象
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- 中高生
- 活動タイプ
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- プレゼンテーション
- 作品制作
- アウトプット
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- 動画作品
- 話題分野
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Download
単元目標
学習レベル 日本人生徒 1 中国人生徒 4
・中国語(日本語)の表現力の向上
・他文化の多様性への視点を養い、自文化をふりかえる力を身につける。
・情報機器の活用(活動の効率化、生徒のモチベーションの維持、協働学習の促進)
インタビュー
このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。
授業で実践したものです。
どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。
日中の生徒による協働学習が可能になること、そして実践によって得られる成果物が実際に交流の場で活用できることからプラン作成を思い立ちました。立案の際には2014、2015年度に参加した「めやす研修」の内容を参考にさせていただきました。
実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。
ディスカッションの場面では、やや消極的になる生徒もいましたが。全体的に真面目に取り組んでいました。
このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。
最終目標である成果物を何とか作成することができましたが、課題も残りました。めやす3×3+3の文化領域のうち、文化事象間の異同については理解してもらうことはできましたが、その事由や背景、価値観などの分析までは行うことができませんでした。「めやす」的授業は目標が明確で、ルーブリックなどを使用することもあり、生徒の主体的な学習を促す効果があると思います。高校の教育現場においては、こういったプロジェクト型学習を、4技能の育成が求められる教材を使った学習とどう有機的に結びつけていくかが課題となってくるのではないでしょうか。
同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。
実践にあたっては、時間配分がうまくいかず放課後も作成を行いました。また、情報機器の活用にあたっては、情報リテラシーに関する生徒を対象にしたレディネス調査、アプリの購入や校内での機器の予約、情報科教員との協力など予想以上に準備が大変でした。
執筆者
「外国語学習のめやす」マスター研修(2015)の修了者。参加当時は大阪府立門真なみはや高等学校教諭(中国語担当)。