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【あの人は今】「白塗りはやめました」と言う津野氏。しかし、津野氏ワールド、全開!

2015.08.27

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「My Way Your Way」の初陣を飾った津野氏は当時(2012)、白塗りで原宿などを歩き、テレビや雑誌でも注目されていた。あれから3年近く経ち、彼女に会って話を聞いた。


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©北郷仁

インタビュー後も何回か白塗り集会をやっていたという津野氏。しかし、希望していた病院で看護師として働くことが決まり、大学卒業の3月に最後の集会を開いた。大阪で有名なクロさんといっしょに呼びかけると、各地から70人ぐらいが集まって過去最大の集会になったという。場所は、いつものように原宿のさくら亭。白塗りをした70人がまちまちのファッションに身を包んで集まった部屋はかなり異様だったと笑う。

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白塗りをなぜ辞めたのかを聞くと、「白塗り」のイメージが強くなりすぎてしまったからだという。大学生のときは、白塗りだけでなく独自のファッションとのトータルで自分の世界をつくりたいと思っていたけれど、注目されていたのは「白塗り」の部分だけだったことに気づいたのだ。
それからは白塗りとはきっぱり縁を切って、仕事をする傍ら、家で絵を描いたりしていた。そして昨年(2014年)ハロウィン前に、ある女優さんからウィッグをつくってほしいという依頼があった。睡眠時間を削って短期間で3つつくったところ、とても評判がよく、ほかの人からも注文がくるようになったという。こういうものをつくったり、絵を描いたりするのが好きなんだということを再認識した。そうなると、自分の好きなウィッグをつくって自分を演出したいと気持ちが強くなったのだという。クリスマス頃から、また独特のファッションをするようになった。

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©津野氏

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©津野氏

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©津野氏

勤務先では白塗りのことも、絵のことも、今回のようなファッションのことはおおっぴらにはしていない。大学生のときは「特別なことをやっている人」というイメージをもたれてある種ちやほやされていたところがあるけれど、今はただのデブでしかないと苦笑する。「辛いけれども、それを実感できるいい場所だと思ってる。それがないとおごってしまうから」と言う。
自分を出せないという点では、学校に居場所がなくて辛かった中学時代の一時期と似ている。でも、そのときと大きく違うことは、今は居場所があるということだとも言う。
看護師とアート、バランスをとりながら、でも少しずつアートの部分を増やしていきたいと目を輝かせる。今年は神戸で展覧会が開かれる予定だ。

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©津野氏

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©津野氏

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©津野氏

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©津野氏

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