ちゃ
차(茶)


歴史
 お茶の起源は、インド北東部から中国雲南省にかけて広がる山間部にあると言われている。茶葉の製法の違いによって、緑茶やウーロン茶、紅茶など、さまざまな種類のお茶になる。
 お茶は、3世紀の中国の文学にはすでに登場している。お茶はもともと医療の目的で使われていたが、アルコールを禁止する仏教の教えとともに広がっていった。しかし、当初お茶は大変貴重なものだったので上流階級の間でしか飲まれていなかった。その後、7世紀頃には中流階級の間でも飲まれるようになった。
 16世紀のヨーロッパ人とキリスト教使節団の流入によって、お茶は、絹や陶器、調味料などと並んで主要な貿易品となった。そして17世紀初頭、オランダの東インド会社が世界にお茶を広めた。
 日本のお茶の歴史は、奈良時代(710~794年)にさかのぼる。当時、中国の唐(618~907年)で仏教を学んでいた僧侶と門弟が種を持ち帰り、寺で栽培を始めた。僧侶たちは仏教の教えを各地に広めると同時に、お茶も広めていった。そして、鎌倉時代(1185~1333年)には、お茶は全国で見られるようになり、江戸時代(1603~1867年)には日常の飲みものとなった。現在、日本の緑茶の半分以上は、静岡県で生産されるが、福島県や新潟県でも生産が行われている。

茶道
 茶道は、客をもてなす作法として発達した。茶道は千利休(1522~1591年)によって完成され、現在ではいくつかの宗派がある。茶室と茶道、生け花はともに影響を与え合いながら、現在にまで受け継がれている。茶道では、招いた主人がいかにお茶を準備し差し出すか、客はいかにそれを受けるかに重きがある。客は作法を守ることによって、お互いがわかりあえる。

日常飲むお茶
 茶道は、一般の人々が日常行っているものではないが、お茶の味や香りを楽しむことは日常生活に浸透している。6月になると、新茶が店頭に出回る。お茶には水がとても大切で、おいしいお茶を入れるにはいい水であることが大切だ。
 緑茶の品質は、収穫の時期や茶葉の割合、製法によって分けられる。緑茶で主要なものは、煎茶である。これは茶葉を蒸したあと乾燥させ、擦って作られる。番茶やほうじ茶は安くて人気のあるお茶だ。茶道で使われる抹茶は、茶葉を蒸し、乾かしたあと、粉にしたものだ。
 緑茶は、急須で入れて、湯飲みについで飲むのが一般的だ。砂糖やミルク、クリームなどは入れないで飲む。お茶を入れるということは、季節やお茶の種類、器、相手を気遣うということでもある。客に対しては、普段飲むものより高価なお茶を出す。夏は、見た目も涼しそうな器に冷たいお茶を入れて出す。
 品質の高いお茶ほどカフェインが多く含まれている。そのため、子どもには水で薄めたお茶やカフェインの少ないお茶を与える。
 紅茶やコーヒーも今ではお茶と同様よく飲まれている。また、スポーツ飲料や栄養ドリンクも若い人たちの間で人気がある。自動販売機ではさまざまな種類のお茶が売られているが、これは緑茶への根強い人気のしるしだろう。緑茶には、カフェインとビタミンCとビタミンB2が豊富に含まれている。バクテリアを抑制し、痛みを和らげ、熱を緩和し、消化を助けるなどの働きがあり、しかも低カロリーである。抹茶アイスクリームや抹茶ケーキ、またお茶の香りのする商品が売られている。




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