比叡山
ひえいざん
Hieizan (Mt.Hiei)
滋賀県・京都府にまたがり、四明ヶ岳（839ｍ）、大比叡（848ｍ）の2峰を中心に南北に連なる山系。山中の多くが延暦寺の寺域に属している。また、山下には延暦寺の鎮守社であった日吉神社がある。比叡山は延暦寺の修行道場として威厳に満ちた雰囲気が漂う。
延暦寺（えんりゃくじ）
天台宗の総本山寺院。788年に最澄が比叡山寺を開き、その後、延暦寺と改称された。天台宗は開立以来、空海の開いた高野山金剛峰寺とともに、約1200年もの間、日本の宗教界最高の地位に君臨した。また、延暦寺は、のちの日本仏教をささえた法然（浄土宗開祖、1133〜1212）、親鸞（浄土真宗開祖、1173〜1262）、一遍（時宗開祖、1239〜1289）、道元（臨済宗開祖、1200〜1253）、日蓮（日蓮宗開祖、1222〜1282）などを輩出した。境内には、根本中堂など国宝や重要文化財の指定をうけている建造物が多い。
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