第3号 2000/4 日本からの手紙 |
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概要日本の高校生からの手紙を読み、自己紹介の手紙を書く。
目標情意目標日本の高校生の生活と自分の生活を比べる。
言動目標自己紹介ができるようになる。
手紙が書けるようになる。 学習文法・文型
・~といいます
・~は~ことです ・~ようになりました ・~(する)つもりです ・~たらと思う ・~する/のために ・~かもしれません ・~は~からです ・~たら嬉しいです 対象学習者高校1~3年
授業のヒント用意するもの事前準備-
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1. 素材文を読ませる前の導入例生徒が教材に関心を持つように導きましょう。 例えば「日本の文化国際高校の山本さんから手紙が届いています。今日は、皆さんと一緒に読んでみたいと思います。文化国際高校では、中国語の授業があるそうです。現在、日本で中国語の授業を行っている高校は380校あります」というふうに切り出します。 次に、生徒に質問をして、山本さんについて想像させます。まず「山本さんは、男性でしょうか。女性でしょうか」と聞きます。「男だと思う人? 女だと思う人?」と言って手を挙げさせてもいいでしょう。「山本さんの名前は、『和夫』です」とヒントを出したあと、「男性です」と答えを教えます。さらに、「山本和夫さんは学校で、あるスポーツ部に入っています。どんなスポーツだと思いますか」と質問して生徒の知っているスポーツの名前を挙げさせましょう。今度は答えを教えずに「答えは、この手紙に書いてあります。では、読んでみましょう」と言ったあとで、教材を読ませます。 |
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2. 素材文を読ませたあとの指導例素材文を読ませたあと、内容確認のために生徒に次のような質問をします。質問用紙を用意して、答えを書かせてから、口頭で発表させてもいいでしょう。 <発話例>
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3. 文化理解に導くための指導例次のような質問をして、まず生徒に考えさせます。そのあとで、随時「関連情報」を参考に、日本の高校生の進路や大学受験について解説してください。日本の事情を知識として伝えるだけでなく、予想させる、話し合わせる、感想や意見を発表させる、などの活動を通じて、中日の高校生活について考えさせ、理解を深めさせます。 <発話例>
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4. 手紙を書かせるための指導例話し合いや先生の説明を通じて、生徒が山本さんに対して親近感を感じているところで、手紙を書かせてみましょう。次のような質問をして、手紙を書くときに必要な内容について考えさせましょう。自己紹介は、家族、趣味、学校生活など自分のことを日本語で語るいい練習になります。 <発話例>
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