第5号2000/10 ボランティア活動 |
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概要ボランティアについてのアンケートのグラフを見たり、資料を読んだりして、ボランティア活動について考える
目標情意目標ボランティア活動の具体的な内容を知る。
ボランティア活動の意義を考える。 心豊かな社会の実現に必要なことは何かを考える。 言動目標
グラフを読み取れるようになる。
学習文法・文型
・~そうだ
・~によって ・~に対する ・~のためになる 対象学習者高校1~3年
授業のヒント用意するもの事前準備-
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1. 素材文を読ませる前の導入例この教材のテーマである「ボランティア活動」について、関心を持たせるために次のような活動をしましょう。
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2. 素材文の内容を理解させる指導例「日本の高校生のボランティア活動に対するイメージを調査した結果です」と説明して図表を読ませます。「ボランティア活動は『とても勉強になる』と思っている日本の高校生はどのくらいいますか」「36.7%(パーセント)です」などの問答をしながら図表の情報を確認しましょう。1で聞いた意見と比較させるといいでしょう。 次に素材文を読ませます。そのあと、素材文の内容確認のために次のような質問をしましょう。 <発話例>
素材文は「である体」で書かれています。「である体」の部分を「です、ます体」に言い替えさせてみましょう。 <例>~のではないだろうか。→~のではないでしょうか |
3. 話し合ってみましょう素材文と関連情報を読んだあとで、次のことについてグループで話し合わせてみましょう。教師は適宜「関連情報」などから情報を提供します。
また、次に挙げる行為は、ボランティア活動かどうかについて聞いてみましょう。
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4. まとめ話し合いが終わったら、発表させたり、意見を書かせたりするといいでしょう。3で挙げた例はすべてボランティア活動ということができます。しかし、厳密に考えると違うものもあるかもしれません。「教室の掃除をしました」といっても、「先生に言われて仕方なく」「当番だから義務として」掃除をするのはボランティア活動とはいいにくいでしょう。その活動を自ら望んでするというボランティア精神の有無、心の持ち方が大切だという点に気付かせるようにしましょう。そのために、教師は適宜質問を投げかけて導きましょう。 ボランティア活動は、社会の人と人が交流をしながら、助け合う活動です。そこには多くの出会いと学びの機会があることをぜひ伝えたいものです。 |