第8号 2001/7 高校生のおこづかい帳 |
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概要日本の高校生のこづかい帳を見て、こづかいの使い方を考える。
目標情意目標こづかいの有意義な使い方について考える。
言動目標こづかい帳を読み取る。
学習文法・文型
・動詞の連体形+ことがある
・動詞の「た」形+ことがある ・~の足しにする ・~を大切にする 対象学習者高校1~3年
授業のヒント用意するもの事前準備-
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1. 素材文の内容を理解させる指導例まず、素材文を読ませる前に生徒に次の質問をして「おこづかい」について話させましょう。その際、必要な語彙を導入しておきます。 <発話例>
次に、素材文を読ませます。内容を理解したかどうか確認するために、今度は日本の高校生について上記の質問をします。「日本の高校生についての想像は当たっていましたか。どう思いましたか」と、感想も聞きましょう。適宜「関連情報」などから情報を提供します。 |
2. 意見の述べ方を練習させる指導例今回は、ディベートをしてみましょう(進め方は資料2参照)。素材文や資料などをよく読んで、論拠として利用するように指導します。「高校生のおこづかい帳」に関しては次のような論題が考えられます。 例1) 高校生が家で手伝いをした時にはお駄賃をもらうべきである。 論拠として利用できそうな資料を生徒自身に探させるのもいい学習になります。ここでは、資料1を使って行うディベート例を紹介します。すぐにディベートをさせるのが難しい場合は、語彙・表現の確認をしながら、この調査結果について感想を話させましょう。金額を適当な中国元に置き換えて生徒に考えさせてもいいでしょう。資料3に「立論」と「反論」の例を挙げたので参考にしてください。 何谓 "ディベート"[辩论] "辩论",是把参加人员分成立场对立的两组,即肯定派和否定派,按照一定的规则针对某论题进行辩论后决定胜负的活动。辩论的胜负由站在中立立场的第三者来判定。与"讨论"不同的是,辩论的参加者有时可能被分配到与自己的意见相反的一方,即使是这种场合也不能受自己的感情影响,而应找出能够说服对方的论点并根据充分的论据展开自己的论述。 这里举个例子。假设各位教师参加辩论,所处的立场是 "没有必要实施考试"这一论题的赞成派。这种场合即使你从来没有考虑过"考试制度的弊害"以及"如果废除考试会有什么利点"等方面的问题,你也必须抛开自己的意见,从完全不同的角度进行辩论。比如你可以通过"如果没有考试,就可以摆脱教科书的限制展开更加自由式的教学,这是废除考试的利点。例如……"的方式展开自己的论述。通过这个论述过程,可以改变至今为止只看到考试的片面性质的情况,使考试的本质更加鲜明地得以体现 这样既可以认识到考试的缺点,同时也可以发现考试的利点,从而运用到教学中。辩论产生的这些效果已引起各领域的注意,在教育领域也已作为能够深入考虑各种论题的方法之一,被广泛推广到实践教学中。 指导辩论时的注意事项指导学生进行辩论时必须留意的是,"让学生认识到进行论述要说服的不是与自己立场相反的对方,而是站在中立立场的裁判"。让学生不要忘记辩论不是只去反对对方的"吵架"。同时要明确说明一味地去中伤对方的情绪化的主张,只是为了击败对方的敌对行为,是在打分时应给予减分的要素,裁判也应该充分理解这一点。指导学生在辩论时要提示论据并展开周密的论述,在听对方发言的时候要把对方的论据及论述方式记录下来以备自己展开反论之用。 在日常的教学活动中,教师通常都是站在类似裁判的立场进行打分,但是在辩论式教学中,如何理解他人的主张并给予评价也是学习项目之一,所以也可以让学生去当裁判。实际上,让教师一人去判定学生展开激烈的辩论后的结果是相当棘手的工作,所以我们建议可以准备两个论题,把一个班级的学生分成四个小组,每个论题的辩论分别由一半学生进行裁判。教师可以作为裁判之一进行评论或担任主持、计时员等。 |