台湾人の友達に手紙をかこう
2018年9月16日に「Let'sめやす」が主催した「めやす実践報告会」で発表されたもの。実践者からは以下のセールスポイントが挙げられた。「『わかる、できる、つながる』の『つながる』が比較的簡単に実践できる点です。どちらかというと情報機器の活用に疎い私にとって『つながる』の実践が一番難しいと感じましたが、この方法なら紙と鉛筆と、あとは気合いだけで実践できました。」
Category
- 言語
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- 中国語
- 対象
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- 大学生
- 活動タイプ
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- ライティング
- リーディング
- 交流
- アウトプット
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- メールや手紙
- 話題分野
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- 人とのつきあい
- 自分と身近な人びと
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単元目標
学習者レベル:初級
中国語で自分のことを紹介できる。相手について尋ね、返事がもらえるような文章が書ける。
返信の内容を理解することができる。
インタビュー
このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。
はい、実践したものです。全五回(五週間)のスケジュールで実践しました。
どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。
2016年台北でめやすワークショップに参加したことと私が学習者の不熱心に悩んでいたことがきっかけで、このプランを考えました。発想の原点は、学習者が、中国語母語話者の友達がなかなかできないことに悩んでいる様子だったので、ライティング演習の授業を通して何か交流を持てる活動を…、と手紙のやりとりを通して交流させることを思いついたことが原点です。
実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。
反応はよかったです。中国語母語話者の台湾人学生に手紙をかく→読んでもらう→返事をもらうという一連の活動に達成感を感じたようです。最後に学習者と台湾人母語話者の双方を会わせる交流活動をしましたが、和気あいあいとやっていました。返事を書いたネイティブ台湾人学生側の反応も大方良かったです。
このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。
反応はよかったです。中国語母語話者の台湾人学生に手紙をかく→読んでもらう→返事をもらうという一連の活動に達成感を感じたようです。最後に学習者と台湾人母語話者の双方を会わせる交流活動をしましたが、和気あいあいとやっていました。返事を書いたネイティブ台湾人学生側の反応も大方良かったです。
同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。
ポイントとしては、返事をもらいやすくする工夫を学習者自身に考えさせることと、返事を書いてくれる母語話者を見つけることです。前者に関しては、台湾の文化的背景(流行している映画やアニメ、若者の趣味等)を調べそれに関する質問を手紙に書くように助言しました。後者に関しては、私は一般教養で別のクラスを教えていたので、そのクラスの台湾人学生にボランティアで書いてもらうことにしました。
執筆者
実践当時は台灣明新科技大學 助理教授。担当言語は日本語 と中国語