中国人留学生に手作りの年賀状を送ろう
「めやす」マスター研修2014、事前課題として報告された実践プラン。日ごろの中国語学習を手伝ってもらっている同大学の中国人留学生に、感謝の気持ちを込めて年賀状を手作りし、実際に渡す活動である。聞く・話すだけでなく、書く・読むこともコミュニケーション。その道理を具現化している。
Category
- 言語
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- 中国語
- 対象
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- 大学生
- 活動タイプ
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- 交流
- 資料制作
- 資料調査
- アウトプット
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- メールや手紙
- 話題分野
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単元目標
<場面状況>
年末、K大学中国学科1年学生は、日ごろに中国語学習を手伝ってもらっている同大学の中国人留学生に感謝の気持ちを表すために、手作りの年賀状を送ることにした。いいプランを作るために、計画-実践-反省-改善を繰り返す!
インタビュー
このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。
6年前に実践しましたが、今回は、めやすを基準に元のプランを改善してみました。
どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。
コミュニケーションは聞いたり話したりすることだけでなく、書いたり読んだりすることも含まれています。その見解を形にしたくて、6年前にこのプランを考えました。
実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。
学生は大変興味を示してくれました。インターネットで中国式の年賀状の特徴を調べたり、クラスメイトの作品にコメントしたりと、積極的でした。
このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。
めやすにヒントを受け、今回は①つながる、②協働する要素を取り入れました。具体的には、①についての以前の設定では年賀状の作成、クラスでの発表、評価で終わっていましたが、今回は実際に留学生に渡し、フィードバックをもらうまで延長させました。②については年賀状の作成を個人からグループ作業に変えました。
同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。
“好文章不是写出来的,而是改出来的”(いい文章は書いて出来たのではなく、何回か書き直して出来たのだ)という中国語のことわざの言うように、良いプランを求めるため、計画-実践-反省-改善を繰り返すことを心がけています。
執筆者
「外国語学習のめやす」マスター研修の修了者(2014)。参加当時、北九州市立大学教授。