ラジオドラマ製作
「めやす」マスター研修2014、事前課題として報告された実践プラン。ラジオドラマの台本作り、演技練習、録音、音声編集の一連の作業をメンバーが協力して行なう活動。教科書から離れ、韓国語を学生中心で学び、使うという経験ができるプロジェクト型学習である。教師も学びながらサポートしていく。
Category
- 言語
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- 韓国語
- 対象
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- 大学生
- 活動タイプ
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- 作品制作
- 鑑賞
- アウトプット
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- 台本
- 音声作品
- 話題分野
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Download
単元目標
<場面状況>
大学で韓国語を専攻する3・4年生は韓国語でオリジナルなラジオドラマを制作することにした。クラスのほとんどは1年単位の留学経験はないが,一部の4年生は1年の交換留学経験がある。また韓国からの交換留学生も1名いる。成績は学生同士の作品に対する相互評価の割合が大きいことを予め伝えてある。また,作品は後輩である,1・2年生に聞かせることも案内してある。
インタビュー
このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。
大学で韓国語を先行する主に3年生が受講する授業で実践しました。
どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。
学生の創造性を活かした授業がしたいということ、また話しことばに注目し分析し向き合ってほしいと思ったからです。以前、日本語教師をしていた時に勤務先で短期プログラムで行った際に手ごたえを感じました。今回は韓国語の授業で15週の長期プログラムに発展させてみました。
実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。
好評だったと思います。活動は大変だったようですが、作品鑑賞会はとても良いフィナーレになりました。台本作り、演技練習、録音、音声編集のすべての過程で、メンバーが協力して作業をする過程が学生の達成感につながったようです。
このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。
教科書から離れ、韓国語を学生中心で学び、使うという経験ができるプロジェクトだと感じています。学生の創造力やチームワークが発揮されたので予想した結果以上のものになったとは思います。ただ、プログラムを十分に指導するためにはシナリオ作成、音声編集について教員がしっかり勉強する必要があること、また録音室やグループワーク型PC室等の準備で課題がありました。教師がさまざまな部分を勉強しながら改善していく必要があると感じています。効果として、他者との協働に意識が向くことがあったと思います。他方で、文化やグローバル社会につなげることがなかなか容易でないように感じています。
同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。
プロジェクトはメンバーによって、課題によって、プログラムの流れも、結果も違ってくると思います。不安になる部分もあるのですが、他方でワクワク、ドキドキでもあります。予想外の楽しさと充実感があると感じています。
執筆者
「外国語学習のめやす」マスター研修の修了者(2014)。参加当時、福岡大学講師。2015「めやす」マスター研修のカリキュラム作成委員・コーディネーター。