東京ガイド2020ドイツ語版を作ろう!
2020年の東京オリンピックで来日する観光客のために、半日でまわれる散策マップとナレーション付スライドショーを作成するプロジェクトのドイツ語授業版。「めやす」マスター研修2015で提出されたグループのプランをもとに、教室での実践につなげたものである。
Category
- 言語
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- ドイツ語
- 対象
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- 中高生
- 活動タイプ
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- プレゼンテーション
- 作品制作
- アウトプット
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- スライド
- パンフレット
- 話題分野
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- 交通と旅行
- 地域社会と世界
- 買い物
- 食
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単元目標
学習指標:2
東京の名所や食事スポットの案内をドイツ語で作成する。
実際にボランティアとしてドイツ人の観光案内を手伝うことを想定したプレゼンができる。
インタビュー
このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。
2年生(ドイツ語学習2年目)の2学期終わり~3学期に実施しました。
どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。
2020年に東京オリンピックを迎えるにあたり、英語以外の外国語の需要が増えると予測されること。実際に生徒の意見として、オリンピックの際にはドイツ語のボランティアをしたいという声も聞かれました。また、実際に作成したパンフレットがどこか公的な機関に配布できればと考えました。(実際にはそこまでの成果物にはできませんでした)
実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。
アンケートの結果、通常の授業に比べて有意義で魅力的と回答した生徒は83%、グループ学習が学びの助けになると回答した生徒は93%、グループの調和がとれていたと回答した生徒は90%、パンフレットおよびスライド制作は適切な課題だったと回答した生徒はそれぞれ 83%と 90%でした。プロジェクト学習や課題自体はおおむね好評だったと言えます。しかし、全体的な時間について十分だったと回答した生徒は40%、自分たちのパフォーマンスに満足していると回答した生徒は35%にとどまり、もう少し時間を作るべきだと反省しました。
このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。
アンケート結果からもわかるように、時間配分にもう少し配慮が必要でした。もっとも、1年の指導案も予め決まっていたことから、与えられた期間で行うにはそもそも時間が足りませんでしたが、もう少し簡潔なプログラムを考案すべきだったかもしれません。プロジェクト学習の効果については、やはりグループ学習を通じての学びの形成という点では、非常に有効的であったと感じます。また、自分たちで様々な情報を入手・伝達することで、文化の違いに気付いたり、当該言語の学習へのモチベーションも上がると考えられます。
同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。
実際にドイツ人にも見に来ていただき、評価してもらえたのは良かったと思います。
執筆者
「外国語学習のめやす」マスター研修(2015)の修了者。参加当時は独協医科大学専任講師(ドイツ語担当)。