韓国オーダーメイドツアー作り
海外の日本語学習者が、日本語教員養成課程で学ぶ日本の大学生のために、実用的な「韓国ツアープラン」を作成し、パンフレットにまとめる学習活動を行なう。日本側の学生は日本語学習者と交流しつつ学習活動をサポートすることで、相互の学び合いが生まれる。ツアーを実施すれば直接交流につながる。
Category
- 言語
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- 日本語
- 対象
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- 大学生
- 活動タイプ
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- プレゼンテーション
- 交流
- 資料制作
- アウトプット
-
- パンフレット
- 記事
- 話題分野
-
- 交通と旅行
- 衣とファッション
- 買い物
- 食
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単元目標
日本に住む日本人大学生に向けておすすめの韓国ツアープランを作成し、パンフレットにまとめよう。
■この単元案のセールスポイント
海外の日本語学習者が日本の大学生(日本語教員養成課程の学生)と繋がり、学習者側は実際に活用してもらうためのパンフレット作成活動、日本側の学生は日本語学習者と交流しつつ学習活動をサポートする活動を行うことで相互に学び合い、学習効果が得られることが期待される。日本側の韓国研修旅行の企画とも連携し、作成したツアープランが実際に実現する可能性も非常に高いことから、活動参加への動機づけが高まるのではないかと思われる。韓国の学習者にとっては、ツアープランを考える過程において自分の住む地域について新たな発見をする機会にもなるだろう。
インタビュー
このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。
これから実践する計画のプランです。
どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。
私が担当しているクラスが日本語教員養成課程の学生向けなので、日本語学習者のクラスとのコラボレーションを考えました。まず実際に「つながってみて」、そこから相互に学べるものが多くあるだろうと考え、そうした大枠から具体的なプランを作成していきました。韓国研修旅行を計画しているので、旅行にも役立つパンフレットの作成を課題として設定しました。
実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。
数カ月間に渡って、継続的に交流しながら日本語学習者は日本語を学び、日本人学生は日本語サポートをしていくので、それぞれの学習効果も高いと思いますが、学生同士の良い関係構築も期待しています。
このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。
4月からの実施を計画しているプランなので、めやすの視点を取り入れながらも実現可能性を一番に考えました。
実際に実施してみないと自己評価はできませんが、日本語学習者、日本人学生の双方にメリットがある、学びが相乗的になる、わかりやすい計画ができたのではないかと思います。最初にルーブリックを提示し、評価基準が明確になることによって、学生たちの学習への取り組み方が変わってくるのではないか、より動機づけが高まるのではないかと期待しています。
同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。
海外の日本語学習者と国内の日本人学生が相互に学び合う学習モデルの事例を示すことができたらと思っています。このような実践に興味のある先生、既に実施しているという先生方とも情報交換をしてみたいです。
執筆者
「外国語学習のめやす」マスター研修の修了者(2013)。参加当時、宮城学院女子大学准教授。