韓国語で鶴総紹介
近日中に韓国から来校予定の姉妹校の生徒が、期待と安心感をもって来校できるように、「マイスクールライフ」を伝えるスライドショーを韓国語で作成し事前に送る活動である。「身近な事柄」と「現実の文脈」を授業に持ち込むことで学習者の関心と意欲を引き出すが、それでも過重負担に注意が必要。
Category
- 言語
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- 韓国語
- 対象
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- 中高生
- 活動タイプ
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- プレゼンテーション
- 資料制作
- 資料調査
- アウトプット
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- スライド
- 動画作品
- 話題分野
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- 学校生活
- 自分と身近な人びと
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単元目標
近日中に韓国から来校予定の姉妹校の生徒が、期待をもって、かつ安心して来校できるように、鶴見総合高校での、「マイスクールライフ」を伝えるスライドショーを韓国語で作成し、事前に送る。
■この単元案のセールスポイント
・話題が、生徒が毎日時を過ごしている学校での生活ですから、正に「身近」で、語彙・文法(表現)もイメージしやすいです。
・伝える相手がまもなく会うはずの姉妹校生徒ということで、正に「現実の文脈」を授業に持ち込んでいます。
インタビュー
このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。
今まで行っていた内容を、バックワードデザインの手法に従って整理し、補充したものです。
どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。
「学習のめやす」策定に係わっていましたので、「めやす」と実践をつなぐ必要があると思ったからです。
実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。
動画撮影については、生徒は熱心に練習をし、活気をもって撮影に臨んでいました。
一方、動画の字幕入れについては、概して不評でした。
理由は、以下の2点が考えられます。
① 時間がかかりすぎる②PCの操作自体を不得意とする生徒が多い
そこで、編集作業は字幕入れのみとし、画像編集は教師が行うことにした。
それでも、完成品を見ると、十分に達成感を感じていたようです。
このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。
3能力観とバックワードデザインによる授業づくりは、生徒にとって魅力的なゴール設定を可能とし、結果、学習動機高揚に効果的であったと思います。
ただし、プロジェクト型学習はともすれば重量化、過大化し、学習動機の擦り切れを起こしやすいので、軽量化、コンパクト化を心がけるべきでしょう。
同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。
ひとつひとつの学習活動が、「わかる」「できる」「つながる」のどの能力を目的としたものか、常に問い続けることが大事だと思います。
執筆者
「外国語学習のめやす2012」作成プロジェクトメンバー。「めやす」マスター研修の修了者(2013)。参加当時、神奈川県立鶴見総合高等学校教諭(社会科/韓国語担当)。韓国語教育の推進に貢献した功績で、2013年10月9日「ハングルの日」記念式において「国務総理表彰」を受賞。「めやす」式授業実践の研究がきっかけで「外国語授業実践フォーラム設立メンバーの一人となる。 http://www.shikoku-np.co.jp/national/international/print.aspx?id=20131009000384